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昭和産業JP:2004
事業内容
昭和産業は、食品事業、飼料事業、その他の事業セグメントを持っています。食品事業では、小麦粉やプレミックスの製造販売を行い、関連会社を通じてパン類の製造販売も手がけています。製油カテゴリでは、植物油の製造販売を行い、冷凍食品の製造販売も行っています。
糖質カテゴリでは、糖化製品やコーンスターチの製造販売を行い、関連会社を通じて食品用酵素の製造販売も行っています。飼料事業では、配合飼料の生産を委託し、販売を行っています。また、関連会社を通じて鶏卵の洗卵・選別販売も行っています。
その他の事業では、穀物の荷役・保管や冷凍食品の保管、建物の賃貸事業を行っています。これらの事業を通じて、昭和産業は多角的なビジネスを展開し、食品や飼料の分野で幅広いサービスを提供しています。
経営方針
昭和産業は、「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」ことを経営理念に掲げ、1936年の設立以来、穀物を中心とした食品加工を通じて社会に貢献してきました。2025年度の創立90周年に向けて「SHOWA Next Stage for 2025」という長期ビジョンを策定し、3段階の中期経営計画を展開しています。
1st Stageの「中期経営計画17-19」では、収益基盤の強化を図り、2nd Stageの「中期経営計画20-22」では「SHOWA New Value Creation」を掲げ、新しい価値の創造とESG経営を推進しました。2023年からの3rd Stage「中期経営計画23-25」では、厳しい事業環境に対応しつつ、持続的成長の基盤作りに取り組んでいます。
「SHOWA Next Stage for 2025」では、全てのステークホルダーに満足を提供する「穀物ソリューション・カンパニー」としての進化を目指しています。昭和産業は、複合系シナジーソリューションの進化とESG視点での取り組みを強化し、企業価値の向上を図ります。
「中期経営計画23-25」では、5つの基本戦略を掲げています。基盤事業の強化、事業領域の拡大、環境負荷の低減、プラットフォームの再構築、ステークホルダーエンゲージメントの強化です。これらを通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。
昭和産業は、2025年度までに連結経常利益を130億円に倍増させる計画です。また、ROICを4.0%以上に引き上げ、キャッシュ・コンバージョン・サイクルを16日短縮することを目指しています。これにより、財務の健全性と効率性を高めます。
非財務目標として、CO2排出量や食品ロスの削減、水使用量の削減、プラスチック使用量の削減を掲げています。また、女性管理職比率の向上やリスキル投資の増加を通じて、人的資本経営を推進しています。これにより、持続可能な成長を支える基盤を強化します。