エルテスJP:3967

時価総額
¥37.9億
PER
デジタルリスク事業では、SNSやブログからのリスク対策、インターナルリスク対策、AIセキュリティ事業ではデジタルとフィジカル警備の融合、DX推進事業では行政サービスのデジタル化支援を展開。

沿革

2004-04企業のインターネット上でのブランディング支援を目的として、東京都渋谷区に旧㈱エルテス設立
2005-05本社を東京都新宿区に移転
2007-03ソーシャルリスクコンサルティングサービスを提供開始
2009-07本社を東京都港区西新橋に移転
2011-03ソーシャルリスクモニタリングサービスを提供開始
2012-02大阪オフィスを大阪府大阪市北区に開設
2012-04Webのモニタリングシステムの開発、保守、運用業務の受託を目的として、東京都港区西新橋に当社設立
2012-09本社を東京都港区新橋に移転(旧㈱エルテス、当社)
2013-09ソーシャルリスクマネジメント・クラウドサービス「エルテスクラウド」をリリース(旧㈱エルテス)
2014-03㈱電通と資本業務提携
2015-10㈱産業革新機構(現 ㈱産業革新投資機構)等からの出資534百万円により資本増強
2016-02内部脅威検知サービスを提供開始
2016-03NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション㈱との協業によるソーシャルリスクモニタリングサービスを提供開始
2016-05SOMPOリスケアマネジメント㈱(現 SOMPOリスクマネジメント㈱)と協業し、食品業界向けに総合リスクコンサルティングサービスを提供開始
2016-11東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2016-12戦略的総合研究推進事業「CREST」の新規研究課題に採択
2017-02本社を東京都千代田区霞が関に移転
2017-08㈱AIK(現連結子会社)並びに㈱エルテスキャピタル(現連結子会社)を設立
2018-11エストニア Cybernetica社と連携し、分散型データベース技術および本人認証技術を用いたソリューションを提供開始
2019-09㈱エフエーアイ(現連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化
2020-12㈱JAPANDX(現連結子会社)を設立
2021-06本店を岩手県紫波町に移転
2022-03㈱AIKが、ISA㈱及びSSS㈱(いずれも現連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場に移行
2022-09㈱JAPANDXが、㈱メタウン(現連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化
2023-06㈱JAPANDXが、プレイネクストラボ㈱(現連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化
2023-12グループ組織再編実施

事業内容

エルテス株式会社とそのグループ企業は、デジタル社会の健全な発展を目指し、リスクに特化したビッグデータ解析技術を駆使して、企業や組織が直面する様々なリスクに対処するソリューションを提供しています。エルテスグループは、株式会社エルテスを含む子会社10社と関連会社1社から構成されており、デジタルリスク事業、AIセキュリティ事業、DX推進事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。

デジタルリスク事業では、SNSやブログ、インターネット掲示板などWeb上のソーシャルメディアに起因するリスク対策(ソーシャルリスク対策)と、社内に潜むリスクを検知するインターナルリスク対策を提供しています。これには、ネット炎上の未然防止や危機発生時の対応コンサルティング、レピュテーション回復サービスなどが含まれます。

AIセキュリティ事業は、警備業界にデジタル技術を融合させ、新たな警備サービスの創出とセキュリティDXを推進しています。主なデジタルプロダクトとしては、警備会社と顧客をつなぐプラットフォーム「AIK Order」があり、フィジカルな警備事業との連携を通じて、現場発のプロダクト創出・改善を図っています。

DX推進事業では、行政サービスのデジタル化支援やDX人材の派遣サービスを展開しており、デジタル・ガバメントの推進や地方経済の活性化に貢献しています。これには、民間企業と自治体のデータ連携技術や、行政組織間の安全かつ容易なデータ連携を可能にする「都市OS」の構築などが含まれます。

エルテスグループは、これらの事業を通じて、デジタル社会におけるリスク管理とDX推進に貢献し、デジタル社会の健全な発展を目指しています。

経営方針

エルテス株式会社は、デジタル社会の健全な発展を目指し、企業や組織が直面する様々なリスクに対処するソリューションを提供している企業です。同社は、デジタルリスク事業、AIセキュリティ事業、DX推進事業の3つの主要な事業セグメントを展開し、デジタル化によって起きるさまざまな社会課題に取り組んでいます。

中期経営計画「The Road to 2024」では、売上高とEBITDAを重要財務目標として掲げ、事業の継続的な拡大と企業価値の向上に努めています。デジタルリスク事業では、グループの収益基盤として、デジタルリスク領域No.1企業を目指し、売上高および収益面の伸長に取り組んでいます。AIセキュリティ事業では、警備業界の変革をリードする存在になることを目指し、警備事業の規模拡大とデジタル化を推進しています。DX推進事業では、「デジタル田園都市国家構想」などの社会トレンドを追い風に、地方自治体DX支援事業の垂直立ち上げを目指し、将来の中核事業とすべく基盤作りに取り組んでいます。

エルテスは、デジタルリスク事業における収益基盤の強化、AIセキュリティ事業の利益貢献、DX推進事業の新たな領域への事業展開など、複数の重点施策を通じて業績の向上に邁進しています。また、グループ経営管理の強化や優秀な人材の確保及び育成にも力を入れており、中長期的な企業価値向上を目指しています。これらの取り組みは、デジタル化が進む現代において、新たなリスクが生じる市場での拡大を背景に、エルテスグループが立脚する市場の拡大を見込んでいます。