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エルテスJP:3967
事業内容
エルテスは、デジタル社会の安全を確保し、日本の進化を支えることをミッションとしています。同社は、デジタルリスク事業、AIセキュリティ事業、DX推進事業、スマートシティ事業の4つの事業セグメントを展開しています。
デジタルリスク事業では、SNSやブログなどのソーシャルメディアに関連するリスクを管理し、企業内部の情報漏洩リスクを検知するサービスを提供しています。SNS炎上の防止や危機対応のコンサルティング、レピュテーション回復のためのサービスをワンストップで提供しています。
AIセキュリティ事業は、警備業界のデジタル化を推進し、AIやデータを活用した警備DXプロダクトを開発しています。警備依頼プラットフォーム「AIK order」や警備管制業務のデジタル化を支援する「AIK assign」を提供し、業務効率の向上を図っています。
DX推進事業では、自治体や企業のデジタル化を支援しています。住民サービスのデジタル窓口アプリ「DX-Pand」や、LINEを活用したスマート公共ラボを提供し、140以上の自治体にサービスを展開しています。また、音声生成AIを活用したAIチャットボットサービスの立ち上げにも取り組んでいます。
スマートシティ事業は、プロパティ・マネジメントのデジタル化を通じて、スマートな街づくりを推進しています。地方創生を目指し、地方企業や自治体のマーケティング支援サービスも展開しています。
経営方針
エルテスは、「安全なデジタル社会をつくり、日本を前進させ続ける」というビジョンを掲げています。同社は、デジタル化による新たなリスクの解決と、社会へのデジタル化の実装支援に注力しています。
中期経営計画では、2022年から2024年にかけて非連続なトップラインの成長を目指し、2025年以降は収益基盤の強化を最優先としています。営業利益を最重要指標とし、デジタルリスク事業、AIセキュリティ事業、DX推進事業、スマートシティ事業の4つの重点施策を推進しています。
デジタルリスク事業では、ソーシャルリスクと内部脅威検知サービスを強化し、AI活用とビジネスプロセスの見直しで生産性向上を図ります。AIセキュリティ事業では、警備DXの黒字化を目指し、警備会社ネットワークへのDXプロダクト展開を進めます。
DX推進事業では、自治体DXサービスの拡大と企業向けDX支援を行い、生成AI領域の取り組みも推進しています。スマートシティ事業では、プロパティ・マネジメントのデジタル化を進め、収益性の改善を図ります。
エルテスは、2026年から2028年にかけて時価総額200億円を目指す経営計画を策定し、企業価値の向上を目指しています。経営管理の強化とともに、各事業の収益基盤を確立し、持続的な成長を追求しています。