安田倉庫JP:9324

時価総額
¥468.2億
PER
20.2倍
物流事業では倉庫荷役、陸運業、国際貨物取扱業、物流管理サービス業、人材派遣業・業務請負業、自動車整備業、不動産事業では倉庫施設及び賃貸ビルの管理業を展開。

沿革

事業内容

安田倉庫とそのグループ企業は、物流事業と不動産事業を中心に展開しています。物流事業では、株式会社ヤスダワークスが倉庫荷役業を、北海安田倉庫株式会社が北海道での倉庫業を、安田運輸株式会社が陸運業を担っています。また、芙蓉エアカーゴ株式会社は国際貨物取扱業、日本ビジネスロジスティクス株式会社は物流管理サービス業を提供しており、安田メディカルロジスティクス株式会社は倉庫荷役・保管管理業に特化しています。

人材派遣業・業務請負業では、株式会社ワイズ・プラスワンがサービスを提供。その他、大西運輸株式会社、南信貨物自動車株式会社、株式会社パワード・エル・コム、城南運送株式会社が陸運業を、オオニシ機工株式会社が一般建設業を、ルピナ車輌サービス株式会社が自動車整備業を手掛けています。さらに、エーザイ物流株式会社は医薬品物流業、安田中倉国際貨運代理(上海)有限公司と安田物流(上海)有限公司は中国での国際貨物取扱業と倉庫業を、YASUDA LOGISTICS(VIETNAM)CO.,LTD.とPT. YASUDA LOGISTICS INDONESIAはそれぞれベトナム、インドネシアで国際貨物取扱業を展開しています。PT. JAYA YASUDA INDONESIAはインドネシアでの倉庫業も手がけています。

不動産事業においては、株式会社安田エステートサービスが倉庫施設及び賃貸ビルの管理業を行っており、これらの事業を通じて安田倉庫グループは幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

安田倉庫とそのグループ企業は、物流と不動産を核とした事業展開を行っており、その成長戦略として「長期ビジョン2030」と中期経営計画「変わらず、変える。YASDA Next Challenge 2024」を推進しています。同社は、労働力不足や新技術の活用進展、新型コロナウイルス感染症の流行によるワークスタイル・ライフスタイルの変化など、外部環境の変化に対応しつつ、付加価値の高いサービスの持続的提供を目指しています。

具体的には、最先端テクノロジーと人間力を融合した「YASDA Value」を基本方針に掲げ、物流事業ではお客様のビジネス環境に合わせた最適なサービス提供と新サービスの創造を目指しています。不動産事業では、保有不動産の再開発を通じて収益基盤の強化を図ります。また、経営インフラの強化を通じて、社会環境の変化に柔軟に対応できるサステナビリティ経営基盤の構築と、現場力・人間力の確立を目指しています。

中期経営計画では、2024年度に営業収益650億円、営業利益40億円、経常利益48億円、営業利益率6%の達成を業績目標として掲げており、物流事業、不動産事業、DXおよびシステムへの合計360億円の投資を計画しています。これらの戦略を通じて、安田倉庫は物流業界の大きな変化の中で成長を目指し、世界に誇れる企業グループを目指します。