安田倉庫JP:9324

時価総額
¥671.9億
PER
19.4倍
物流事業と不動産事業を展開し、倉庫荷役や陸運、国際貨物取扱、倉庫施設管理など多岐にわたるサービスを提供。

事業内容

安田倉庫は、物流事業と不動産事業を中心に展開しています。物流事業では、株式会社ヤスダワークスが倉庫荷役業を行い、北海安田倉庫株式会社が北海道での倉庫業を担当しています。また、安田運輸株式会社や大西運輸株式会社などが陸運業を手がけています。

国際貨物取扱業では、芙蓉エアカーゴ株式会社や安田中倉国際貨運代理(上海)有限公司が活躍しています。さらに、日本ビジネス ロジスティクス株式会社は物流管理サービスを提供し、安田メディカルロジスティクス株式会社は医薬品物流業を展開しています。

不動産事業では、株式会社安田エステートサービスが倉庫施設や賃貸ビルの管理を行っています。後藤建築事務所株式会社はファシリティマネジメント業を手がけ、施設の効率的な運営をサポートしています。

安田倉庫は、これらの事業を通じて多様なニーズに応えるサービスを提供しています。国内外での物流ネットワークを活用し、効率的な物流ソリューションを実現しています。

経営方針

安田倉庫は、2030年を見据えた「長期ビジョン2030」を掲げ、革新的テクノロジーとYASDAブランドの融合を目指しています。このビジョンの下、同社は物流事業と不動産事業の収益力強化を図り、サステナビリティ経営を推進しています。特に、物流事業ではネットワークの拡充と高付加価値物流の提供を重視し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に進めています。

中期経営計画「強くなる、ひとつになる YASDA GROUP CHALLENGE 2027」では、最先端テクノロジーと多様な人材を活用し、社会と顧客の期待を超える「YASDA Value」の提供を目指しています。物流事業では、国内外での物流拠点の新設やネットワーク拡大を推進し、効率化と合理化を図っています。不動産事業では、保有不動産の価値向上と専門性を活かしたソリューション提供を進めています。

また、安田倉庫は経営インフラの強化にも注力しています。生産性向上やガバナンス体制の強化を図り、サステナビリティ経営を通じて持続可能な社会の構築に貢献しています。さらに、財務健全性を維持しつつ、政策保有株式の縮減や資産の入替えを通じて、将来の成長を支える投資を継続しています。2027年度には営業収益820億円、営業利益45億円、ROE5.5%以上の達成を目指しています。