大日光・エンジニアリングJP:6635

時価総額
¥38.2億
PER
電子部品実装、機構組立の受託加工、プリント基板製造、部品加工、人材派遣、業務請負、事務機器販売を展開。

沿革

1979年9月

電子機器用電子部品実装事業を目的として株式会社山口電装を設立。(今市市(現日光市)吉沢330番地5)

1981年12月

瀬尾工場完成。

1983年8月

株式会社大昌プレテツクに社名変更。本社を今市市(現日光市)瀬尾33番地5に移転。

1985年2月

根室工場建設に伴い、小ロット電子部品実装事業を目的として株式会社プレテックドウを設立。

1985年11月

今市市(現日光市)根室上の原697番地1に根室工場を新設。

1987年7月

OA機器の販売部門を新設し販売を開始。

1988年10月

株式会社プレテックドウに電子部品実装事業の小ロット部門を譲渡。

1989年8月

根室新工場(増設)が完成。

1991年8月

自動機による電子部品実装担当部門として株式会社プレテックロボテックサービスを設立。

1993年4月

ソフト開発及び電子部品実装を目的として、株式会社トロワ・エンジニアリング・プレテックを設立。

1994年3月

中国において委託加工による生産を開始するために現地法人TROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.(連結子会社)を香港に設立。

1995年3月

株式会社トロワ・エンジニアリング・プレテックを株式会社大日光・エンジニアリング(旧株式会社大日光・エンジニアリング)に社名変更。

1995年8月

株式会社大昌プレテツクより旧株式会社大日光・エンジニアリングに業務の一部(大ロット電子部品実装部門)を譲渡。

1999年4月

経営基盤の強化及び事業規模の拡大、併せて経営効率の向上を図るため、当社が存続会社となり、国内関係会社3社(旧株式会社大日光・エンジニアリング、株式会社プレテックドウ、株式会社プレテックロボテックサービス)と合併し、同日付で商号を株式会社大日光・エンジニアリングに変更。

2000年5月

TROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.の海外における部品調達拠点として台湾支店を開設。

2001年5月

TROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.の生産拠点として、中国深圳市福永に工場新設。

2001年6月

TROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.の部品調達センターとして、香港沙田事務所を開設。

2001年10月

中国華南地区での生産拡大を目的として、中国深圳市にTROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG
LTD.100%出資による子会社 NEW TROIS ELECTRONICS(SHENZHEN)LTD.(連結子会社)を設立。

2002年4月

2003年6月

2003年9月

NEW TROIS ELECTRONICS(SHENZHEN)LTD.が生産を開始。

NEW TROIS ELECTRONICS(SHENZHEN)LTD.においてISO9001取得。

NEW TROIS ELECTRONICS(SHENZHEN)LTD.においてISO14001取得。

2004年3月

中国華東地区での生産拠点設置のため、中国無錫市にTROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG
LTD.100%出資による子会社TROIS ELECTRONICS(WUXI)CO.,LTD.(連結子会社)を設立。

2004年7月

TROIS ELECTRONICS(WUXI)CO.,LTD.が生産を開始。

2005年2月

TROIS ELECTRONICS(WUXI)CO.,LTD.を株式会社大日光・エンジニアリング100%出資の子会社に変更。

2005年3月

TROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.の生産拠点としての中国深圳市福永工場をNEW
TROIS ELECTRONICS(SHENZHEN)LTD.に統合。

2005年10月

TROIS ELECTRONICS(WUXI)CO.,LTD.においてISO9001取得。

2005年12月

熟練工の派遣及び電子部品加工製造の業務請負を目的として、株式会社大日光・エンジニアリング100%出資による子会社として株式会社匠(2006年1月に株式会社ボン・アティソンに社名変更)(連結子会社)を設立。

2006年6月

当社根室工場においてISO9001取得。

2006年8月

TROIS ELECTRONICS(WUXI)CO.,LTD.においてISO14001取得。

2006年9月

当社根室工場においてISO14001取得。

2007年3月

ジャスダック証券取引所に上場。

2007年7月

当社瀬尾工場においてISO9001及びISO14001取得。

2008年5月

ベトナムにおける生産拠点を設置する目的で、ハノイ市近郊にTROIS ELECTRONICS (VIETNAM) CO.,LTD.を設立。

2010年1月

日光市塩野室に杉の郷工場を取得。

2010年4月

株式会社ジャスダック証券取引所と株式会社大阪証券取引所の合併に伴い、株式会社大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。

2010年10月

株式会社大阪証券取引所(JASDAQ市場)、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、株式会社大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2011年12月

日光市轟に轟工場を新設。

2012年5月

2013年6月

2013年7月

2013年12月

2014年4月

2019年2月

2020年5月

2020年5月

2020年7月

2020年12月

2021年8月

2021年12月

2022年5月

2022年11月

事務機器販売等を目的として、株式会社大日光・エンジニアリング60%及び株式会社ボン・アティソン40%出資による子会社として株式会社大日光商事(連結子会社)を設立

TROIS ELECTRONICS (VIETNAM) CO.,LTD.を清算。

株式会社東京証券取引所と株式会社大阪証券取引所の統合に伴い、株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

タイにおける生産拠点を設置する目的で、TROIS TAKAYA ELECTRONICS (THAILAND) CO.,LTD.の株式を50%取得(持分法適用関連会社)。

タイにおいて委託加工による生産を開始するために、現地法人TROIS (THAILAND) CO.,LTD.(連結子会社)をタイ王国チョンブリ県に設立。

プリント基板製造事業を行っていた栃木電子工業株式会社が民事再生法の適用を申請したことに伴い、事業譲渡契約を締結のうえ新会社を設立し事業を譲受。

部品加工事業を行う株式会社NCネットワークファクトリーが実施した第三者割当増資の引受け及び株式取得により、同社株式を60%取得し子会社化。

中国華東地区における車載向け案件を中心とした受注拡大を目的として、中国無錫市に合弁会社Sumitorinics Manufacturing (Wuxi) Co.,Ltd.(住友電子(上海)有限公司86%、連結子会社であるTROIS ELECTRONICS (WUXI)CO.,LTD.14%出資)の設立を伴う住友電子(上海)有限公司との業務提携

契約を締結。

中国華南地区における車載向け案件を中心とした受注拡大を目的として、中国恵州市に合弁会社Huizhou Trois Caihuang Electronics Co.,Ltd.(深圳市彩煌英昌科技有限公司60%出資、連結子会社であるTROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.40%出資)の設立を伴う深圳市彩煌英昌科技有限

公司との業務提携契約を締結。

栃木県那須烏山市野上に烏山工場を取得。

ベトナムにおいて委託加工による生産を開始するために、現地法人TROIS VIETNAM CO.,LTD.をベトナム国ハノイ市に設立。

中国恵州市における持分法適用会社Huizhou Trois Caihuang Electronics Co.,LTD.の増資(3百万人民元)を引き受け子会社化。(連結子会社であるTROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.77.5%出資、深圳市彩煌英昌科技有限公司22.5%出資に変更)

NEW TROIS ELECTRONICS (SHENZHEN) LTD.における生産を、中国恵州子会社であるHuizhou Trois Caihuang Electronics Co.,LTD.へ移管し、NEW TROISは生産を終了。

中国における自動車ビジネス拡大と顧客多層化のため無錫栄志電子有限公司(中国無錫市)の議決権58%を取得し子会社化

事業内容

大日光・エンジニアリングは、幅広い事業セグメントを持つ企業グループです。主に、電子機器メーカーを顧客として、車載機器、医療機器、産業機器、オフィス機器、社会生活機器、その他機器用のプリント配線基板への電子部品実装と、これらの機構組立の受託加工事業を展開しています。同社の国内子会社は、人材派遣業、業務請負業、事務機器等の販売業、プリント基板製造業、部品加工業を手がけています。

同社の中核事業は、電子部品の受託加工であり、プリント基板への電子部品実装と機構組立が主要な業務です。海外子会社を含む同社グループは、中国、香港、タイ、ベトナムに拠点を持ち、オフィス機器や車載機器を中心に電子部品実装を行っています。特に、TROIS ENGINEERING PRETEC HONG KONG LTD.やその子会社では、中国内での電子部品実装を、TROIS ELECTRONICS(WUXI)CO.,LTD.は車載機器向けの実装を、TROIS (THAILAND) CO.,LTD.は車載機器及び社会生活用機器向けの実装をそれぞれ担当しています。

同社グループは、「ものづくり」のノウハウを活かし、顧客の製品設計段階から関与し、最適な回路設計の提案、部品調達、試作品製造から、電子部品実装、機構組立、製品物流までを一貫して提供しています。これにより、自動車、医療機器、産業機器など幅広い分野での受託加工業務を展開し、新規顧客開拓に努めています。また、小ロットの高付加価値製品は国内で、大ロットの量産品は海外子会社で生産する分業体制を採用し、最適な生産体制を整えています。

経営方針

大日光・エンジニアリングは、2030年度までの中長期ビジョン「DNE WAY」を策定し、技術とアイデアで社会に貢献する企業集団を目指しています。2021年からの3年間をPhase1と位置付け、「収益力向上による経営基盤の強化」と「従業員一人一人が『挑戦』できる環境の整備」を事業方針として掲げています。2023年度の経営方針では、利益率の向上、生産体制の強化と生産性向上、健康経営の推進と人材育成、SDGs、ESG推進の4つの重点施策を掲げています。

同社グループは、電子部品実装と機構組立の受託加工事業を中心に展開しており、EMS業界において、新しい電子機器の誕生と大手セットメーカーの開発設計部門への特化傾向により、需要が年々増加しています。しかし、経営環境は、インフレ抑制のための金融引き締め、ウクライナ情勢の長期化によるロシア制裁継続などにより、不確実性が高まっています。

中期経営計画に基づき、経営基盤の強化、事業領域の拡充、人材育成に対する取り組み強化、SDGs/ESG経営の推進を優先的に対処しています。具体的には、生産効率の向上、購買部門強化と在庫管理の徹底、海外子会社の効率化、自己資本の充実、品質向上・環境対応への取り組み、顧客の多層化、開発製造型EMS機能の拡充、アライアンスの推進、人事制度再構築、健康経営への取り組み、教育・研修プログラムの拡充など、幅広い施策を推進しています。

これらの取り組みを通じて、大日光・エンジニアリングは、持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。