マックスJP:6454

時価総額
¥3034.2億
PER
22.4倍
ホッチキスやタイムレコーダなどのオフィス機器、釘打機やエアコンプレッサなどのインダストリアル機器、標準車いすや特殊車いすなどのHCR機器の製造販売。

事業内容

マックスは、オフィス機器、インダストリアル機器、HCR機器の3つの主要な事業セグメントを持っています。オフィス機器では、ホッチキスやタイムレコーダ、文字表示機器、オートステープラなどを製造販売しています。これらの製品は、マックス自身やタイのMAX(THAILAND)CO.,LTD.、マレーシアのMAXFASTENERS(M)SDN.BHD.、中国の美克司電子機械(深圳)有限公司などで製造されています。

インダストリアル機器セグメントでは、釘打機、エアコンプレッサ、鉄筋結束機、充電工具、浴室暖房換気乾燥機、全館24時間換気システムなどを取り扱っています。これらの製品は、マックス常磐株式会社やマックス高崎株式会社、タイのMAX(THAILAND)CO.,LTD.、中国の美克司電子機械(蘇州)有限公司などで製造されています。

HCR機器セグメントでは、標準車いすや特殊車いすを中心に製造販売しています。これらの製品は、主に株式会社カワムラサイクルで製造されています。マックスは、これらの製品を国内外で販売し、物流やアフターサービスも提供しています。国内販売はマックス販売株式会社が、海外販売はMAX USA CORP.などの海外子会社が担当しています。製品の保管や荷役はマックス物流倉庫株式会社が、アフターサービスや修理はマックスエンジニアリングサービス株式会社が行っています。

経営方針

マックスは、2030年度に向けた成長戦略を掲げ、売上高110,000百万円超、営業利益20,000百万円超を目指しています。この目標達成に向け、2025~2027年の中期経営計画を策定し、3つの主要戦略を推進しています。これにより、企業価値の向上と持続可能な成長を実現しようとしています。

まず、事業戦略として、海外事業の拡大を重視しています。特に、鉄筋結束機事業において、通信・GPS機能を搭載した新製品の投入を通じて競争力を強化し、欧米市場での販路拡大を図ります。また、オセアニアや韓国での普及拡大、ASEAN・中東での新規市場開拓を進めています。

国内事業の強化も重要な柱です。住環境機器事業のストックビジネス拡大や、オフィス事業の文字表示機器の拡販を推進し、ビジネスモデルの変革を図ります。さらに、HCR事業では新製品投入による売上拡大と生産性改善を目指し、安定した黒字化を実現します。

新規事業の創出も積極的に進めています。開発・営業本部内の新技術・新規事業を企画する部門を中心に、外部企業との協業を通じて新たな収益源を模索し、将来のマックスを担う新規事業の事業化に挑戦しています。

経営基盤強化戦略では、サステナビリティ経営を推進し、CO₂排出量削減や環境配慮型製品の開発を進めています。また、DX推進により、製品・サービスのデジタル化や生産性向上を図り、競争優位性を確立します。設備投資を通じて生産規模の拡大や自動化を進め、製造基盤を強化しています。

成長投資戦略として、海外市場拡大を中心にM&Aを含めた投資を積極的に検討し、事業拡大を図ります。また、新技術・新製品の研究開発投資を進め、持続的な成長の基盤を築きます。これにより、顧客に新しい価値を提供し続けることを目指しています。