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リケンテクノスJP:4220
沿革
1949年11月 |
東京工業大学において、塩化ビニル配合技術の基礎研究に着手、工業化の調査を開始 |
1951年3月 |
資本金200万円をもって当社を設立 |
6月 |
東京都大田区羽田にて、塩化ビニルコンパウンド製造を開始 |
1955年10月 |
東京都大田区蒲田にて工場を取得し、コンパウンド設備を移設・拡充 |
1956年12月 |
蒲田工場にカレンダーフイルム、押出フイルムの製造設備完成 |
1961年10月 |
東京証券取引所市場第2部に上場 |
1968年12月 |
岡部工場に押出フイルムの設備完成操業開始 |
1969年11月 |
岡部工場に塩化ビニルコンパウンド及びカレンダーフイルム製造設備を新設 |
1970年6月 |
名古屋証券取引所市場第2部に上場 |
1973年4月 |
大阪営業所開設(1982年4月 大阪支店に改組) |
12月 |
三重工場にコンパウンドの設備完成操業開始 |
1974年6月 |
東京・名古屋両証券取引所市場第1部に上場 |
1977年11月 |
進興電線株式会社株式(現・連結子会社リケンケーブルテクノロジー株式会社)を取得 |
1979年10月 |
名古屋営業所開設 |
1980年3月 |
福岡営業所開設(2007年12月 閉所) |
4月 |
岡部工場にカレンダーフイルム3次加工製造設備を新設 |
6月 |
三重工場に押出フイルム製造設備を新設 |
1984年4月 |
材料開発研究所、フイルム開発研究所設立 |
1987年3月 |
三重工場にファインコンパウンド製造設備を新設 |
1989年4月 |
タイ国に合弁会社、RIKEN(THAILAND)CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 |
1990年2月 |
米国に合弁会社、RIMTEC CORPORATION (現・連結子会社)を設立 |
12月 |
三重工場にカレンダーフイルム製造設備を新設 |
1994年6月 |
岡部工場にカレンダーフイルム3次加工製造設備を増設 |
1995年4月 |
インドネシア国に合弁会社、PT.RIKEN ASAHI PLASTICS INDONESIA(現・連結子会社PT.RIKEN INDONESIA)を設立 |
5月 |
米国にRIKEN U.S.A.CORPORATION(現・連結子会社)を設立 |
10月 |
蒲田工場の生産部門を岡部工場・三重工場へ集約 |
2001年8月 |
中国に合弁会社、上海理研塑料有限公司(現・連結子会社)を設立 |
10月 |
理研ビニル工業株式会社から、リケンテクノス株式会社へ社名変更 |
2003年5月 |
名古屋証券取引所市場第1部上場を廃止 |
8月 |
中国に合弁会社、理研食品包装(江蘇)有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2005年10月 |
群馬工場にフイルム設備完成操業開始 |
2006年1月 |
岡部工場より埼玉工場に名称変更 |
3月 |
株式会社協栄樹脂製作所株式(現・連結子会社)を取得 |
4月 |
材料開発研究所より材料開発センターに、フイルム開発研究所よりフイルム開発センターに名称変更 |
6月 |
米国に合弁会社、RIKEN ELASTOMERS CORPORATION(現・連結子会社)を設立 |
8月 |
カネコン商事株式会社株式(現・連結子会社リケンテクノスインターナショナル株式会社)を取得 |
2007年5月 |
エムアイ化成株式会社株式(現・連結子会社リケンケミカルプロダクツ株式会社)を取得 |
2009年4月 |
材料開発センター及びフイルム開発センターを統合し、研究開発センター(東京)・(埼玉)に名称変更 |
2010年4月 |
PT.RIKEN ASAHI PLASTICS INDONESIAの社名をPT.RIKEN INDONESIAに変更 |
9月 |
研究開発センター(東京)を新研究棟として隣接地に移転 |
2011年7月 |
タイ国にRIKEN ELASTOMERS (THAILAND) CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 |
2012年10月 |
三井化学ファブロ株式会社の全株式を取得し、同時にリケンファブロ株式会社に社名変更 |
2013年3月 |
エムアイ化成株式会社の社名をリケンケミカルプロダクツ株式会社に変更 |
7月 |
韓国にRIKEN TECHNOS INTERNATIONAL KOREA CORPORATION(現・連結子会社)を設立 |
2014年7月 |
カネコン商事株式会社の社名をリケンテクノスインターナショナル株式会社に変更 |
11月 |
ベトナム国にRIKEN VIETNAM CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立 |
2015年9月 |
本社を東京都千代田区に移転 |
2017年4月 |
米国子会社をRIKEN AMERICAS CORPORATION、RIMTEC CORPORATION、RIKEN ELASTOMERS CORPORATIONの3社に再編 |
2018年4月 |
進興電線株式会社の社名をリケンケーブルテクノロジー株式会社に変更 |
2018年10月 |
株式会社アイエムアイ(現・連結子会社)の株式を取得 |
2019年1月 |
インド国にRIKEN TECHNOS INDIA PVT. LTD.(現・連結子会社)を設立 |
2022年1月 |
リケンファブロ株式会社を吸収合併 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
事業内容
リケンテクノスは、合成樹脂加工の分野で事業を展開しており、コンパウンド、フィルム、食品包材の製造・販売を主軸に据えています。同社グループは、リケンテクノスを含む連結子会社17社で構成され、4つの市場別セグメントに分かれて事業を行っています。
トランスポーテーションセグメントでは、自動車、鉄道、船舶市場向けに、アジア・北米市場での存在感の確立を目指し、自動車分野の機能部品の販売強化に注力しています。主要製品としてコンパウンドとフィルムが挙げられます。
デイリーライフ&ヘルスケアセグメントでは、医療、生活資材、食品包材市場を対象に、高付加価値製品の拡充と新分野への挑戦を進めています。ここでもコンパウンド、フィルム、食品包材が主要製品です。
エレクトロニクスセグメントは、エネルギー、情報通信、IT機器市場等を対象に、電線分野での情報インフラへの貢献や光学分野でのオンリーワン製品の開発を目指しています。このセグメントでもコンパウンドとフィルムが中心となっています。
ビルディング&コンストラクションセグメントでは、住宅、ビル、建築資材、土木市場等を対象に、機能的で環境に優しく美しい空間部材の提供を行っています。主要製品はコンパウンドとフィルムです。
リケンテクノスは、これらのセグメントを通じて、多岐にわたる市場でのニーズに応える製品とサービスを提供しています。また、海外の拠点を含むグローバルな製造・販売ネットワークを構築し、国内外の顧客に対応しています。
経営方針
リケンテクノスは、合成樹脂加工の分野で事業を展開し、コンパウンド、フィルム、食品包材の製造・販売を主軸に据えています。同社は、現在「Challenge Now for Change New 2024 変革への挑戦」と題した3ヵ年中期経営計画を推進中で、全ての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指しています。この計画では、4つの戦略を掲げています。第一に、「グローバル経営の深化とシナジー」を通じて、ASEAN地域を重点地域とし、圧倒的なシェア獲得とトップシェア分野の拡大を目指します。第二に、「顧客の期待の先を行く」戦略では、迅速なソリューション提供を強化し、研究開発設備の増強やマテリアルズインフォマティクスの活用を進めます。第三に、「新規事業/新製品への挑戦」では、将来の収益の柱となる事業の構築に挑戦し、産学連携を含む新規事業開発に取り組みます。最後に、「環境/社会課題解決への貢献」を掲げ、サステナブルな社会の実現に貢献する製品開発と製造方法の改善に全力を挙げます。リケンテクノスは、これらの戦略を基に、グローバル市場での競争力強化と持続可能な成長を目指しています。