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キユーピー【JP:2809】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
キユーピーは、マヨネーズ・ドレッシングを中心とした食品製造販売を主力事業とする企業です。同社は卵を核とした食品事業を展開しており、マヨネーズの国内シェアでは圧倒的な地位を築いています。また、卵の有効活用から生まれたファインケミカル事業では、ヒアルロン酸などの機能性素材も手がけています。
同社の収益構造は、一般消費者向けの市販用事業と、外食・中食産業向けの業務用事業の二本柱で構成されています。市販用ではスーパーやコンビニなどの小売店を通じて商品を販売し、業務用ではレストランや弁当製造業者、食品メーカーなどに調味料や液卵、加工食品を供給しています。近年は海外展開も積極的に進めており、中国やタイ、フィリピンなどアジア各国で現地生産・販売を行っています。
事業セグメントは6つに分かれており、市販用ではマヨネーズ・ドレッシングに加え、サラダや惣菜なども展開しています。業務用では調味料のほか、キユーピータマゴが手がける液卵や鶏卵加工品、キユーピー醸造の食酢などが主力商品です。フルーツソリューション事業では子会社のアヲハタがジャムやフルーツ加工品を担当し、ファインケミカル事業では卵殻膜から抽出したヒアルロン酸を医薬品や化粧品向けに販売しています。
経営方針
キユーピーは2025年から2028年にかけての中期経営計画において「成熟市場での経営効率化と成長領域への投資加速」をテーマに掲げ、大胆な変革に挑んでいます。同社は経済価値の指標として資本効率を示すROE、国内事業の収益力向上を測る国内事業利益率、そして海外売上の年平均成長率を設定し、国内外での稼ぐ力の強化を目指しています。4年間の累積営業キャッシュフローは約1,700億円を見込み、これを原資として積極的な成長投資を展開する計画です。
重点投資分野では約1,000億円の設備投資を計画し、「国内事業の構造改革」と「グローバル展開の加速」を二本柱として推進します。国内では成熟市場における効率化を図りながら、マヨネーズやドレッシングで培った技術力を活かした差別化商品の開発に注力しています。海外展開では、同社独自の「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」という価値提案を武器に、アジア市場を中心とした現地生産・販売体制の拡充を進めています。
新市場開拓については、食と健康への貢献をキーワードに事業領域の拡大を図っています。従来の調味料事業に加え、サラダ文化の普及促進や、卵を核とした機能性素材事業の強化に取り組んでいます。同社は経営数値目標として「サラダ喫食数」を掲げており、単なる商品販売から食文化の提案へと事業モデルの転換を進めています。
技術革新では、創業以来蓄積してきた卵の処理・加工技術を基盤に、ファインケミカル事業での新素材開発に注力しています。卵殻膜から抽出したヒアルロン酸をはじめとする機能性素材の用途拡大を図り、医薬品や化粧品分野での新たな収益源の確立を目指しています。また、環境配慮の観点からプラスチック削減や食品ロス削減も技術革新の重要テーマとして位置づけ、持続可能な事業運営と社会価値創出の両立を追求しています。