キユーピーJP:2809

時価総額
¥4529.4億
PER
29.2倍
キユーピーグループは、マヨネーズ・ドレッシング類、サラダ・惣菜、パッケージサラダ、液卵・鶏卵加工品、食酢、ジャム類・フルーツ加工品、ヒアルロン酸等のファインケミカル、食品製造機械の販売など、多岐にわたる事業を展開しています。

沿革

事業内容

キユーピーは、食品の製造販売を主たる業務とする企業グループです。主な事業セグメントは以下の通りです。

<市販用>

キユーピー株式会社、株式会社ケイパック、株式会社ディスペンパックジャパンなどが、マヨネーズ・ドレッシング類、サラダ・惣菜、パッケージサラダなどの製造販売を手がけています。

<業務用>

キユーピー株式会社がマヨネーズ・ドレッシング類を、キユーピータマゴ株式会社や株式会社全農・キユーピー・エッグステーションが液卵、鶏卵加工品などを、キユーピー醸造株式会社が食酢などを製造販売しています。

<海外>

キユーピー株式会社や杭州丘比食品有限公司、北京丘比食品有限公司、Q&B FOODS,INC.、KEWPIE(THAILAND)CO.,LTDなどが、マヨネーズ・ドレッシング類を海外で製造販売しています。

<フルーツ ソリューション>

アヲハタ株式会社がジャム類、フルーツ加工品などを製造販売しています。

<ファインケミカル>

キユーピー株式会社がヒアルロン酸などのファインケミカル製品を製造販売しています。

<共通>

株式会社芝製作所が食品製造機械の販売を行っています。

同社グループは、国内外で幅広い食品関連事業を展開しており、マヨネーズ・ドレッシング類、サラダ・惣菜、液卵・鶏卵加工品、ジャム類、ファインケミカル製品などの製造販売を手がけています。

経営方針

キユーピーは、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」をもって世界の食と健康に貢献することを目指す企業グループです。同社は、2021-2024年度の中期経営計画において、「持続的成長を実現する体質への転換」をテーマに、3つの重点方針に取り組んでいます。

まず、「利益体質の強化と新たな食生活創造」では、海外市場を成長ドライバーと位置づけ、中国・東南アジア・北米を中心に事業拡大を進めています。国内では、市場担当制への移行により、お客様視点に立った商品・サービスの提供に注力しています。また、D2Cサービス「Qummy®」の展開などデジタル活用にも力を入れています。

次に、「社会・地球環境への取り組みを強化」では、サステナビリティ基本方針に基づき、気候変動対策や食品ロス削減など、バリューチェーン全体で連携して取り組みを進めています。

最後に、「多様な人材が活躍できる仕組みづくり」では、グループ内での人材の流動性を高め、多様な視点を持った人材の育成に注力しています。

同社は、これらの取り組みを通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。経営指標としては、2024年11月期にROE8%以上、営業利益率7.5%、海外売上高伸長率(現地通貨ベース)年率10%以上を掲げています。