- 日本企業
- トーカイ
トーカイJP:9729
沿革
1955年7月 |
寝具のレンタルを目的とする東海綿業㈱(現・当社)を設立。 |
1962年9月 |
岐阜県羽島市に羽島工場を建設し、寝具の作業設備を増強するとともに、病院用寝具のレンタル事業に進出。 |
1967年1月 |
病院用ベッド、マット及び医療消耗品等の販売及びレンタルを開始。 |
1968年2月 |
ダストコントロール商品のレンタル及び販売並びに損害保険代理業を目的とする東海リース㈱を設立。 |
1968年5月 |
ダストコントロール商品の販売を目的とする日本リースキン㈱を設立するとともに、フランチャイズシステムに基づくリースキン・エンタープライズ・チェーンを組織し、全国展開を開始。 |
1968年7月 |
神奈川県横浜市緑区で横浜工場の操業を開始。 |
1975年10月 |
岐阜県羽島市に事務所を建設し、本社機能を移転。 |
1975年10月 |
商号を㈱トーカイに変更。 |
1986年4月 |
東海リース㈱、日本リースキン㈱を含む4社を吸収合併。 |
1987年7月 |
病院給食事業を開始。 |
1988年12月 |
名古屋証券取引所市場第二部へ上場。 |
1989年2月 |
岐阜市に新本社ビル(一部テナント)完成、本社事務所として本社機能を移転。 |
1989年4月 |
本店登記を岐阜市金園町から同市若宮町へ移転。 |
1990年9月 |
トーカイパーキング㈱を完全子会社化し、翌月に商号をトーカイフーズ㈱(現・連結子会社)に変更。 |
1991年7月 |
ビジネス情報の提供を目的とする㈱日本情報マート(現・連結子会社)を設立。 |
1993年5月 |
寝具類の製造、加工を目的とする㈱サン・シング東海(現・連結子会社)を設立。 |
1994年4月 |
日本綜合化学㈱を完全子会社化し、商号をトーカイ管財㈱(現・㈱ティ・アシスト)(現・連結子会社)に変更。 |
1995年10月 |
調剤薬局事業を目的とするたんぽぽ薬局㈱(現・連結子会社)を設立。 |
2002年10月 |
ダストコントロール商品の交換、配送事業を目的とする㈱リースキンサポート(現・連結子会社)を設立。 |
2005年6月 |
大豊商事㈱の株式を取得し、その子会社4社(㈱トーカイ(四国)(現・連結子会社)、㈱プレックス(現・連結子会社)、西日本たんぽぽ薬局㈱、㈲玉藻リネンサービス)と共に当社グループ加入。 |
2006年10月 |
当社を完全親会社とし、たんぽぽ薬局㈱を完全子会社とする株式交換を実施。 |
2007年6月 |
大豊商事㈱を完全子会社とする株式取得を実施。 |
2007年8月 |
㈱トーカイ(四国)が、大豊商事㈱を吸収合併。 |
2010年3月 |
東京証券取引所市場第二部へ上場。 |
2010年3月 |
大和メンテナンス㈱(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2010年6月 |
たんぽぽ薬局㈱が㈲レベルアップ(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2011年3月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
2011年5月 |
名古屋証券取引所の上場を廃止。 |
2012年4月 |
㈱トーカイ(四国)の介護用品レンタル事業を会社分割により当社が承継。 |
2013年4月 |
㈱ティ・アシストが、㈱ビルメン(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2013年4月 |
㈱サカタ(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2014年3月 |
九州メガソーラー㈱(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2016年3月 |
京都府八幡市で関西メンテナンス工場の操業を開始。 |
2017年8月 |
岐阜県羽島市の羽島本部内でネクサージ専用工場の操業を開始。 |
2017年12月 |
㈱同仁社(現・連結子会社)の株式を追加取得。 |
2018年6月 |
ゆうえる㈱(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2021年7月 |
㈱ニッショウホールディングスの全株式を取得し、その子会社㈱ニッショウ(現・非連結子会社)と共に当社グループに加入。(2022年2月に㈱ニッショウを存続会社とした吸収合併を実施。) |
2021年10月 |
㈱レンテックス(現・非連結子会社)の株式を取得し子会社化。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。 |
2022年10月 |
㈱日晴リネンサプライ(現・非連結子会社)の株式を追加取得。 |
事業内容
トーカイは、1955年の創業以来、人々の健康増進や福祉の向上、快適で衛生的な空間づくりに貢献する多様な事業を展開しています。2023年3月31日現在、トーカイ及び子会社21社、関連会社2社で構成され、主に「健康生活サービス」「調剤サービス」「環境サービス」「その他」の4つのセグメントで事業を行っています。
「健康生活サービス」セグメントでは、医療機関や介護福祉施設などに対し、寝具・リネン類のレンタル、医療関連商品の販売・レンタル、看護補助業務の受託運営などを提供しています。また、給食事業では、これら施設の給食の受託運営を行い、シルバー事業では、介護用品・機器の販売・レンタルや関連サービスを提供しています。寝具・リネンサプライ事業では、ホテルやリゾート施設に対する寝具・リネン類の販売・レンタルを手がけており、クリーニング設備製造事業では、クリーニング設備の製造、販売、保守を行っています。
「調剤サービス」セグメントでは、たんぽぽ薬局株式会社を通じて、主に東海、北陸、関西、四国地区の基幹病院の門前で調剤薬局を経営しています。
「環境サービス」セグメントでは、リースキンブランドの環境美化用品のレンタルや販売、医療機関や介護福祉施設を対象とした建物の清掃・管理、太陽光を活用した売電事業などを展開しています。このセグメントは、フランチャイズ網を活用し、使用済みマットやモップの回収・洗濯加工を行うなど、環境美化に貢献しています。
「その他」セグメントでは、株式会社日本情報マートが経営情報の提供などを行っています。
これらの事業を通じて、トーカイは医療・福祉施設から一般家庭まで、幅広いニーズに応えるサービスを提供し、社会に貢献しています。
経営方針
トーカイは、1955年の創業以来、レンタルビジネスを核として、医療、介護、環境という3つの分野で社会課題の解決に貢献してきました。同社は、「清潔と健康」をテーマに、事業の選択と集中を継続的に実施し、持続可能な社会の実現を目指しています。2020年からは、「トーカイグループ 3つの宣言」を掲げ、循環型社会の実現、超高齢社会における医療介護の健全な発展への貢献、そして全従業員が笑顔で働く会社を目指しています。
中期経営計画「Challenge for the new stage!」では、2025年3月期を最終年度とし、持続的な成長を目指しています。この計画には、「続ける」「変える」「創る」という3つの基本方針があり、それぞれの方針に沿った施策を実行しています。具体的には、循環型社会に資するレンタル事業モデルの継続、医療及び介護の社会インフラを支えるサービスの安定供給、既存のコア事業の強化、ニューノーマル時代における新しい働き方の整備、DXの推進による業務効率化、経営人材育成と若い世代の積極登用、多様性を重視した経営などが挙げられます。
事業戦略としては、「健康生活サービス」「調剤サービス」「環境サービス」の3つのセグメントに焦点を当てています。健康生活サービスでは、医療機関・介護福祉施設との信頼関係を深耕し、高付加価値化や新たな基幹アイテムの創出、デジタル化による業務改善に取り組んでいます。調剤サービスでは、たんぽぽ薬局を通じて、地域で一番のかかりつけ薬局を目指し、在宅を中心とした地域医療・福祉との連携を強化しています。環境サービスでは、リースキン事業において、衛生管理ニーズに応える新たな商品分野の開発や、清掃事業における質の高い院内感染対策の提案などを通じて、中期的な成長を目指しています。
以上のように、トーカイは、社会の要請やお客様のニーズに応えるための事業の継続、経営環境の変化に対応した成長の実現、そして次世代につながる新たな価値の創出に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、同社は持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。