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トーカイJP:9729
事業内容
トーカイは、1955年の創業以来、人々の健康増進や福祉の向上、快適で衛生的な空間づくりを目指し、さまざまな事業を展開しています。2025年3月31日現在、トーカイとその子会社27社、関連会社2社で構成され、主に「健康生活サービス」「調剤サービス」「環境サービス」の3つの事業セグメントを展開しています。
「健康生活サービス」セグメントでは、医療や介護の現場、高齢者の自立した生活を支える事業を展開しています。具体的には、医療機関や介護福祉施設に対する寝具・リネン類のレンタル、介護用品のレンタル・販売、リハビリ特化型デイサービス施設「ミック健康の森」の運営、給食サービス、クリーニング設備の開発・製造、宅配水「アクアクララ」サービスなどがあります。
「調剤サービス」セグメントでは、地域の健康を支えるため、東海、北陸、関西、四国地区の基幹病院の門前を中心に調剤薬局「たんぽぽ薬局」を展開しています。また、関西地区ではドラッグストア「ドラッグミック」を運営し、地域住民の健康をサポートしています。
「環境サービス」セグメントでは、清潔な暮らしや空間づくりを支える事業を展開しています。「リースキン」ブランドのマット・モップなどの環境美化用品のレンタル・販売、医療機関や介護福祉施設を中心とした清掃・管理サービス、太陽光を活用した売電事業などを行っています。
その他の事業として、株式会社日本情報マートが経営情報の提供を行っています。トーカイはこれらの多岐にわたる事業を通じて、社会に貢献する企業を目指しています。
経営方針
トーカイは、持続可能な社会の実現を目指し、1955年の創業以来、レンタルビジネスを通じて廃棄物の削減に取り組んできました。医療や介護、高齢者の自立した生活、地域の健康、日々の清潔な暮らしを支える4つの分野で、社会課題の解決に貢献することを目指しています。
同社は、2024年に「パーパス・ミッション・ビジョン」を再整理し、長期ビジョン「Vision2035」を策定しました。これにより、清潔で健康な暮らしを支えるインフラ企業として、健康長寿社会の実現に貢献することを目指しています。
中期経営計画では、2026年から2028年までの3年間を「収益性向上と新たな価値創出に向けた種まき」のフェーズと位置付けています。利益最大化、新規事業の開発、グループシナジーの創出、人的資本への投資、バランスの取れた成長投資と株主還元を基本方針としています。
具体的には、各事業の事業構造改革や新規事業の開発を通じて、持続的な利益成長を目指します。また、在宅分野や予防・未病分野の需要拡大を見据え、保険外サービスの確立を目指しています。これにより、トーカイグループとしての価値最大化を図ります。
さらに、人的資本への投資を強化し、成長をけん引する人材の育成や働きがいを高める制度の見直しを行います。これにより、企業の持続的な成長を促進し、資本効率性を高めるための成長投資と株主還元を積極的に行う方針です。