コロワイドJP:7616

時価総額
¥1493億
PER
80倍
外食事業を中心に、日本、北米、アジアで飲食店チェーン「ステーキ宮」「にぎりの徳兵衛」「寧々家」「牛角」「温野菜」「かっぱ寿司」「大戸屋ごはん処」等の運営、フランチャイズ事業、商品企画販売、食材供給を展開。

沿革

1963-04飲食店及び軽飲食店の営業を目的として神奈川県逗子市逗子312番地に会社設立
1968-05本社を神奈川県逗子市逗子一丁目7番1号に移転
1977-09飲食店「甘太郎食堂」を「手作り居酒屋 甘太郎」として業態変更を行い、同地に創業店となる逗子店を開店
1981-11「手作り居酒屋 甘太郎」大船1号店を開店し、直営のみによる多店舗展開を開始
1986-06町田1号店を開店し、東京都に進出
1986-11本社を神奈川県藤沢市南藤沢二丁目8番2号に移転。神奈川県逗子市に逗子工場を設置
1987-10新業態「日本料理 三間堂」(串焼きと釜飯)を神奈川県海老名市に開店
1988-11「手作り居酒屋 甘太郎」大和店を移転し、当社として最大級の店舗(358席)を開店
1992-11新業態「ダイニングカラオケ デイ・トリッパー」を横浜市戸塚区に開店
1993-11「手作り居酒屋 甘太郎」海老名2号店開店。全席に無煙ロースターを設置し、メニューに焼肉を取入れ
1994-04「手作り居酒屋 甘太郎」蒲田1号店、「ダイニングカラオケ デイ・トリッパー」蒲田店同時開店し、本格的な東京進出の方向性の打ち出し
1994-09株式会社コロワイド(英訳名COLOWIDE CO.,LTD.(「勇気」(Courage)、「愛」(Love)、「知恵」(Wisdom)、「決断」(Decision)の造語))への社名変更
1994-10逗子工場を閉鎖し、セントラルキッチンの本格稼働と物流の強化を目指し、神奈川県鎌倉市に鎌倉キッチン配送センターを設置
1994-12川崎駅前タワーリバーク21階に233坪465席の「手作り居酒屋 甘太郎」川崎1号店を大型店展開の端緒として開店
1995-11新業態洋風居酒屋「リビングバー」を神奈川県藤沢市に開店
1997-04「手作り居酒屋 甘太郎」江坂店を開店し関西地区に進出
312坪535席の当社として最大規模の「手作り居酒屋 甘太郎」池袋2号店開店。新業態「ダイニングバー 三間堂」を東京都武蔵野市吉祥寺に開店
1997-07大阪府摂津市に大阪キッチン配送センターを設置
1997-08新業態「地酒とそば 三間堂」を東京都港区赤坂に開店
1997-11埼玉県浦和市に413坪の浦和キッチン配送センターを設置
1998-05複合出店の一環として、同一ビルに「手作り居酒屋 甘太郎」綱島店と「地酒とそば 三間堂」綱島店を出店
1999-04新業態「イタメシヤ ラ パウザ」を神奈川県藤沢市に開店
1999-10日本証券業協会に株式を店頭登録
2000-01五反田研修センターを開設
新業態「新食生活 手作り居酒屋 甘太郎J」を開発し、第1号店として「手作り居酒屋 甘太郎 五反田店」を「新食生活 手作り居酒屋 甘太郎J 五反田店」に業態変更
2000-07浦和キッチン配送センターにおける配送部門の外務委託
2000-10東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2001-03ISO14001の認証取得
2001-06鎌倉キッチンセンターを閉鎖
2001-11新業態「海鮮しゃぶしゃぶとうどん会席 絹かつぎ」を横浜市に開店
2002-01株式会社平成フードサービスの発行済全株式を取得することにより、子会社化
本社事務所を横浜市神奈川区鶴屋町三丁目33番8号に移転
2002-07「自然酒庵 虎之介」1号店を新宿に開店
2002-08㈱ダブリューピィージャパンの発行済株式の60%を取得することにより、子会社化
2002-09東京証券取引所市場第一部に指定替え
2002-12明治製菓リテイル㈱の発行済株式の100%を取得することにより、子会社化
2003-03「手作りダイニング 甘太郎J」を「遊食三昧 NIJYU-MARU」に、「ダイニングバー 三間堂」を「FoodiunBar 一瑳」に業態変更
㈱アド・イン・プラによるドリームフード㈱からの27営業店舗の譲り受け
2003-07㈱平成フードサービス及び㈱アド・イン・プラの営業を譲り受け、㈱平成フードサービスは2003年9月30日付で清算結了
2004-03㈱贔屓屋の発行済株式の50.22%を取得することにより、連結子会社化
2004-06㈱贔屓屋の発行済株式を買増すことにより2004年6月16日付で58.41%を保有
2004-08㈱コロワイド北海道によるユメキタスリンク㈱からの全営業店舗を譲り受け
2004-10㈱贔屓屋と株式交換を行い、㈱贔屓屋を完全子会社化
持株会社制に移行し、営業部門を㈱コロワイド東日本、㈱コロワイド西日本(旧㈱贔屓屋)、㈱コロワイド北海道及び㈱コロワイドCKに分割
アムゼ㈱の発行済株式総数の69.82%を取得し、連結子会社化
2004-12発行済株式総数の69.82%を保有するアムゼ㈱の株式を買増することにより同社の発行済株式総数の100%を取得し完全子会社化
2005-02発行済株式総数の60%を保有する㈱ダブリューピィージャパンの株式を買増することにより同社の発行済株式総数の100%を取得し完全子会社化
2005-03さいたまキッチンセンターの増設
2005-06㈱がんこ炎の発行済株式総数の84.72%を取得し、連結子会社化
2005-10㈱アトムの発行済普通株式総数の51.25%及び発行済優先株式の全株を保有するオリンパス・キャピタル・ダイニング・ホールディングス株式会社の発行済全株式を取得し、㈱アトムを連結子会社化
外食事業向けシステム開発会社のワールドピーコム㈱の発行済株式総数の90.19%を取得し、連結子会社化
2006-07㈱宮の発行済普通株式の所有権割合52.39%を取得し、連結子会社化
2006-08本社事務所を横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号に移転
2006-10㈱アトム及び㈱がんこ炎により㈱アトムを存続会社とする吸収合併を行い、㈱がんこ炎は同日付で消滅
㈱シルスマリアの発行済株式総数の50%を取得し、連結子会社化
2007-02㈱コロワイドCKを㈱コロワイドMDに改組
2007-03㈱宮及びアムゼ㈱により㈱宮を存続会社とする吸収合併を行い、アムゼ㈱は同日付で消滅し、存続会社の商号を㈱ジクトに変更
㈱ダブリューピィージャパンの全株式を、㈱コロワイド東日本へ譲渡
2007-04中間持株会社として㈱アトムの株式を保有していたオリンパス・キャピタル・ダイニング・ホールディングス㈱を吸収合併
2007-106拠点目になる栃木キッチンセンターを建設し稼動
2008-01㈱バンノウ水産を設立し、2008年3月12日付で番能水産㈱からの事業の譲り受け
2008-02100%子会社である㈱アド・イン・プラを㈱ビーラインに商号変更
2008-06連結子会社である㈱コロワイド東日本及び㈱コロワイド北海道により㈱コロワイド東日本を存続会社とする吸収合併を2008年6月1日付で行い、㈱コロワイド北海道は同日付で消滅
2009-03連結子会社である㈱アトム及び㈱ジクトにより、㈱アトムを存続会社とする吸収合併を2009年3月26日付で行い、㈱ジクトは同日付で消滅
連結子会社である㈱コロワイド東日本、㈱コロワイド西日本及び㈱ビーラインにより、㈱コロワイド東日本を存続会社とする吸収合併を2009年3月31日付で行い、㈱コロワイド西日本及び㈱ビーラインは同日付で消滅
ワールドピーコム㈱の全株式を、㈱コロワイド東日本へ譲渡
2010-03㈱シルスマリアの全株式を、㈱コロワイドMDへ譲渡
2011-09神奈川県横須賀市に神奈川キッチンセンターを設置
2012-10㈱レックス・ホールディングスの発行済株式総数の66.6%を取得し、連結子会社化
2013-01㈱レックス・ホールディングスが㈱レインズインターナショナルを吸収合併し、存続会社の商号を㈱レインズインターナショナルに変更
2013-03㈱フードテーブルを設立
2013-09REINS INTERNATIONAL(THAILAND)CO.,LTD.を設立
2013-10連結子会社である㈱コロワイド東日本により、㈱アトム北海道を新設分割し、㈱アトム北海道の全株式を㈱アトムへ譲渡
2014-08COLOWIDE VIETNAM.,JSC.を設立
2014-10㈱コロカフェを設立
2014-12カッパ・クリエイトホールディングス㈱の発行済株式総数の50.71%を取得し、連結子会社化
2015-01発行済株式総数の66.6%を保有する㈱レインズインターナショナルの株式を買増することにより同社の発行済株式総数の100%を取得
2015-04連結子会社である㈱コロワイドMD及び㈱コロワイド東日本により、㈱コロワイドMDを存続会社とする吸収合併を2015年4月1日付で行い、㈱コロワイド東日本は同日付で消滅
㈱バンノウ水産の全株式を㈱コロワイドMDへ譲渡
㈱コスト・イズにおける酒類購買・販売事業を除く一切の事業を2015年4月1日付で㈱レインズインターナショナルへ吸収分割により継承
PT REINS MARINDO INDONESIAを設立
2015-10カッパ・クリエイトホールディングス㈱により、カッパ・クリエイト㈱を吸収合併し、存続会社の商号をカッパ・クリエイト㈱に変更
カッパ・クリエイト・サプライ㈱により、F.デリカッパ㈱及び㈱ジャパンフレッシュを吸収合併し、存続会社の商号を㈱ジャパンフレッシュに変更
2016-02台灣瑞滋國際股份有限公司を設立
2016-12㈱レインズインターナショナルにより、㈱フレッシュネスの発行済株式総数の全株式を取得し、連結子会社化
㈱レインズインターナショナルにより、REINS INTERNATIONAL(USA)CO.,LTD.の発行済株式総数の全株式を取得し、連結子会社化
2017-05㈱バンノウ水産による静岡県静岡市への静岡工場の竣工
2017-07㈱コロワイドMDによる滋賀県長浜市への長浜セントラルキッチンの竣工
2018-07㈱コロカフェを㈱ダイニング・クリエイションに商号変更
2019-03㈱WORITSを設立
㈱コロワイドMDにおける飲食事業を㈱レインズインターナショナルへ吸収分割により承継
2019-07㈱華八を設立
2019-10㈱コロワイドMDが保有するCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.の全株式を㈱レインズインターナショナルへ譲渡
2019-12㈱ダイニングエールを設立
2020-03㈱レインズインターナショナルによる㈱アスラポートからの牛角エリアフランチャイズ事業譲り受け
㈱アトムが保有する㈱アトム北海道の全株式を㈱レインズインターナショナルへ譲渡
2020-06㈱フューチャーリンクを設立
2020-09発行済株式総数の18.7%を保有する㈱大戸屋ホールディングスの株式を公開買付けにより発行済株式総数の46.8%を取得し連結子会社化
2022-03㈱アトムが保有する㈱エムワイフーズの全株式を㈱コロワイドMDへ譲渡
㈱レインズインターナショナルによる㈱レインズ北海道(旧 ㈱アトム北海道)の吸収合併
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
2022-06㈱コロワイドMDによる㈱バンノウ水産の吸収合併
㈱コロワイドMDが保有する㈱WORITSの全株式の譲り受け
2022-07㈱WORITSを㈱コロワイドサポートセンターに商号変更し、当社グループの間接業務を請け負うシェアードサービスセンターへ移行
2022-10㈱コロワイドMDによる神奈川県横浜市戸塚区へのMD研究所の開設
2023-01㈱ダイニング・クリエイションを㈱ベイ・フードファクトリーに商号変更
2023-05ワールドピーコム㈱によるセルフ・オーダー・トータル・システム事業の㈱impact・e(旧 impact mirai)への吸収分割
㈱コロワイドMDによる農業生産法人㈱ベジフルファームの発行済株式総数33.4%の取得
2023-07㈱Beer Thirtyを設立
2023-09㈱Beer Thirtyによるアサヒフードクリエイト㈱のレストラン経営事業のうち、一部店舗の運営事業譲り受け
2024-03㈱コロワイドMDにより、㈱ニフスの発行済株式総数の100%を取得し、その子会社である㈱アミスと併せて連結子会社化
㈱チアーズダイニングを設立
2024-04㈱レインズインターナショナルによる「手作り居酒屋 甘太郎」・「北の味紀行と地酒 北海道」・「ラ パウザ」等、直営のみで展開する飲食店チェーン運営事業の㈱チアーズダイニングへの譲渡
㈱日本銘菓総本舗の発行済株式総数の100%を取得し、その子会社である㈱庫や及びエコール・クリオロ㈱と併せて連結子会社化
日本ゼネラルフード㈱と合弁会社㈱ハートフルダイニングを設立
2024-06ソシオフードサービス㈱の発行済株式総数の100%を取得し、その子会社である㈱クックサービス及び㈱ソシオMDと併せて連結子会社化
REINS PALACE MIDDLE EAST SPV LTDを設立

事業内容

コロワイドは、日本全国、北米、アジア諸国において、多岐にわたる外食事業を展開している企業です。同社グループは、直営の飲食店チェーンの運営のほか、フランチャイズ加盟店の募集や経営指導、商品の企画販売、食材の供給などを手がけています。コロワイドMDは、食料品の商品開発や調達、製造、物流のマーチャンダイジング全般を担当。アトムは、「ステーキ宮」や「にぎりの徳兵衛」などのレストランや居酒屋の直営及びフランチャイズ事業を運営しています。

レインズインターナショナルは、「牛角」や「温野菜」などのレストランや居酒屋の直営店舗の運営、フランチャイズ加盟店の募集、商品企画や食材供給を行っています。カッパ・クリエイトは、「かっぱ寿司」の運営やデリカ事業を展開。大戸屋ホールディングスは、「大戸屋ごはん処」を含むレストランの直営及びフランチャイズ事業を手がけています。

さらに、コロワイドは全国に10ヶ所のセントラルキッチンや食品工場を持ち、原料調達から加工、配送まで一貫したマーチャンダイジング機能を提供しています。これにより、同社グループは食の提供を通じて、幅広い顧客ニーズに応える多様なサービスを展開しているのです。

経営方針

コロワイドは、外食産業における多様な事業展開を行っている企業であり、その成長戦略は「COLOWIDE Vision 2030」に集約されています。このビジョンの下、同社は2030年3月期までに連結売上収益5,000億円の達成を目指しています。そのために、国内外食事業の強化、海外市場への積極的な展開、そして新規事業としての給食事業への参入を重点領域としています。

国内外食事業では、新規出店やM&Aを通じて市場シェアの拡大を目指しています。特に、レストラン業態の新規出店や経年店舗の改装、リロケーション、業態転換に力を入れています。海外外食事業においては、成長余地が大きな市場を選定し、焼肉業態や回転寿司業態の出店を加速させています。アジア諸国や北米での事業強化に加え、未出店エリアへの進出も視野に入れています。

給食事業では、病院や介護施設への食事提供を通じて事業規模の拡大を図っています。外食市場で培ったメニュー開発力や運営効率、セントラルキッチンを活用した調理効率の向上を強みとしています。

これらの戦略は、新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ情勢の長期化、インフレによる消費マインドの停滞など、厳しい経営環境の中での中長期的な企業価値の向上を目指すものです。第一次中期経営計画では、2026年3月期の連結売上収益2,738億円、EBITDA240億円を数値目標として掲げており、これらの戦略を通じて、コロワイドは持続可能な成長を目指しています。