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ノエビアホールディングスJP:4928
沿革
1964-04 | 大倉 昊(現㈱ノエビアホールディングス代表取締役会長)がジェイ・エイチ・オークラ・エンド・コンパニーを創業 航空機関連部品、医療機器及び日用品などの輸入、販売を開始 |
1971-06 | ㈱ジェイ・エイチ・オークラ・エンド・コンパニーを設立 薬草エキス配合の自然派化粧品の輸入、販売を開始 |
1978-05 | 商号を㈱ノエビアに変更 化粧品の日本での製造並びに販売を本格化 |
1979-07 | 米国カリフォルニア州にノエビア インク(現ノエビア ユーエスエー インク)を設立 |
1985-12 | ㈱ノブ(1983年3月前身会社設立、2004年9月常盤薬品工業㈱と合併)の事業を開始 |
1986-06 | ㈱サナ(2004年9月常盤薬品工業㈱と合併)を設立 |
1988-05 | 日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1991-09 | カナダ国オンタリオ州のノエビア カナダ インクをノエビア ユーエスエー インクにて子会社化 |
1993-10 | 米国ニュージャージー州にノエビア インターナショナル コーポレーション(現ノエビア アビエーション インク)を設立 |
1994-10 | ㈱ジャパンエアトラスト(現㈱ノエビアアビエーション)を子会社化 航空運送事業へ参入 |
1996-11 | 台北市の台湾蘭碧兒股份有限公司を子会社化 |
2001-07 | ㈱ボナンザを設立 |
2002-09 | 常盤薬品工業㈱を子会社化 医薬品事業へ参入 |
2004-09 | 常盤薬品工業㈱と㈱ノブ及び㈱サナを合併(常盤薬品工業㈱を存続会社とする) |
2004-12 | ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005-10 | 欧州サンマリノ共和国にノエビア ヨーロッパ エスアールエルを設立 |
2007-04 | 中国上海市に上海諾依薇雅商貿有限公司を合弁会社として設立 |
2007-10 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2011-03 | 単独株式移転の方法により持株会社㈱ノエビアホールディングスを設立 ㈱ノエビアは子会社となり上場廃止 |
2011-06 | ㈱ノエビアの子会社3社(常盤薬品工業㈱・㈱ボナンザ・㈱ノエビアアビエーション)の株式を取得 |
2012-08 | 東京証券取引所市場第一部に指定 |
2022-04 | 東京証券取引所プライム市場に移行 |
2022-10 | ㈱ノエビアに㈱ノエビアアビエーションの株式を譲渡 |
2022-12 | ㈱ノエビアに㈱ボナンザの株式を譲渡 |
事業内容
ノエビアホールディングスとそのグループ会社は、化粧品・トイレタリー、医薬品・食品の製造販売、化粧雑貨の仕入販売を主な事業としています。国内外における事業展開を行っており、特に化粧品事業では、国内でノエビア株式会社、常盤薬品工業株式会社、株式会社ボナンザ、株式会社常盤メディカルサービスが化粧品及びトイレタリーの製造販売、化粧雑貨の仕入販売を手掛けています。海外では、ノエビア ユーエスエー インク(米国)、ノエビア カナダ インク(カナダ)、台湾蘭碧兒股份有限公司(台湾)、上海諾依薇雅商貿有限公司(中国)が化粧品の仕入販売を行っています。
医薬・食品事業では、国内で常盤薬品工業株式会社が一般用医薬品・配置薬、医薬部外品、食品の製造販売を、株式会社常盤メディカルサービスがこれらの仕入販売を行っています。ノエビア株式会社も食品の仕入販売を手掛けており、海外ではノエビア ユーエスエー インク、ノエビア カナダ インク、台湾蘭碧兒股份有限公司が食品の仕入販売を展開しています。
その他の事業として、ノエビア株式会社はアパレル・ボディファッションの仕入販売、ノエビアアビエーション株式会社は航空運送事業や運航受託、日本フライトセーフティ株式会社は航空機操縦訓練事業を行っています。海外では、ノエビア ホールディング オブ アメリカ インクが米国とカナダの子会社の持株会社として機能し、ノエビア アビエーション インクは航空機・船舶の仕入販売及び航空運送事業を、ノエビア ヨーロッパ エスアールエルは欧州における化粧品市場のリサーチを行っています。
経営方針
ノエビアホールディングス及びそのグループ会社は、化粧品・トイレタリー、医薬品・食品の製造販売、化粧雑貨の仕入販売を主軸に事業を展開しています。同社は、国内外での事業展開を進めており、特に化粧品事業においては、国内外での製造販売及び仕入販売を手掛けています。
同社グループは、経営環境の不透明さの中で、中期経営計画のテーマ「グループ各事業の持続可能な経営による節度ある成長の実現」を掲げています。この計画の下、同社は5つの方針を推進しています。これには、日本市場でのイノベーションと持続的利益創出、ブランド価値の向上、人材・組織の多様化加速、研究開発・生産・物流の多様化加速による競争力強化、そして変化に対応できる経営の推進が含まれます。
また、同社グループは売上高、営業利益、自己資本当期純利益率/ROEを重要な経営指標としており、企業価値の最大化と収益性の向上に努めています。優先的に対処すべき課題として、化粧品、医薬・食品事業の市場における変化や多様化に対応し、ブランド価値の向上と安定的な利益創出に取り組んでいます。さらに、環境負荷低減のための取り組みを全社的に推進し、環境負荷低減委員会を通じて、環境や気候変動に関する課題と対応を監督しています。
このように、ノエビアホールディングスは、持続可能な成長を目指し、イノベーションの推進、ブランド価値の向上、多様化の加速、そして環境への配慮を重視した経営戦略を展開しています。