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きんでんJP:1944
事業内容
きんでんは、電気工事、情報通信工事、環境関連工事、内装設備工事、土木工事など多岐にわたる事業を展開しています。具体的には、配電工事、ビルや工場の電気工事、送電線工事、発変電所工事などを手がけています。また、電気通信工事や計装工事、空調管工事なども行っています。
きんでんの関連会社には、関西電力があり、同社から発電事業工事を受注しています。連結子会社の近電商事は、車両のリースや販売、損害保険代理業、不動産の維持管理・賃貸を行っています。西原衛生工業所は給排水衛生工事を手がけ、その子会社の西原工事も同様の事業を展開しています。
さらに、きんでんは国内外での事業展開も行っています。例えば、白馬ウインドファームと白滝山ウインドファームはそれぞれ和歌山県と山口県で風力発電事業を行っています。海外では、米国ハワイ州やインドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、インド、アラブ首長国連邦などで電気工事や空調管工事を展開しています。
持分法適用関連会社の近貨は、コンクリート電柱の運搬を行っています。また、持分法非適用関連会社のサンユーは消防設備工事の施工と保守管理を行い、おおたかの森PFIはPFI事業を目的に設立されています。これらの事業を通じて、きんでんは多様なニーズに応える総合的なサービスを提供しています。
経営方針
きんでんは、持続的な成長を目指し、2021年に策定した中期経営計画『Sustainable Growth 2026 ~人、心、そして未来へ~』を推進しています。この計画のもと、地域密着と事業拡大を図る「事業戦略」、環境への配慮を重視する「環境戦略」、人材育成と働き方改革を進める「人財・働き方戦略」、そして企業の基盤を強化する「コーポレート戦略」を展開しています。
同社は、2026年度までに連結売上高7,000億円規模を目指し、事業基盤の整備と拡大に注力しています。これにより、売上高7,000億円と営業利益500億円を2年前倒しで達成しました。特に「人的資本」を重視し、人材を中心とした成長投資を進めることで、企業価値の向上を実現しています。
2025年度からの新たな中期経営計画では、持続的な成長と発展を目的に、事業基盤のさらなる整備・拡充を進めます。新たに株式会社北弘電社をグループに迎え入れ、地域密着と事業拡大を深化させる方針です。また、資本効率の向上やガバナンス改革を通じて、経営の効率化と意思決定の迅速化を図ります。
建設市場の高水準が続く中、きんでんは顧客ニーズに応えつつ、さらなる成長を目指しています。建設コストの高騰や国際的な経済政策の影響を注視しながら、ステークホルダーと価値を共創し、持続的な成長を追求します。