きんでんJP:1944

時価総額
¥6141.9億
PER
17.5倍
電気工事、情報通信工事、環境関連工事、内装設備工事、土木工事を手がける。子会社には車両リース・保険代理業、給排水衛生工事、電力・情報通信工事、保守管理、情報通信システム機器販売、風力発電事業などがある。海外では米国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、インド、アラブ首長国連邦で一般電気工事・空調管工事を展開。

沿革

1944年8月

近畿電気工事株式会社(提出会社)設立、事業の目的「電気工事」

1948年11月

事業の目的に「電気機械器具類の加工修理」を加える。

1949年8月

事業の目的に「土木工事」を加える。

1949年10月

建設業法により建設大臣登録(イ)第83号を受ける。

1952年3月

広島支社を設置(現中国支社)

1952年5月

事業目的に「管工事」を加える。名古屋支社を設置(現中部支社)

1953年4月

東京支社を設置

1961年10月

大阪証券取引所に株式を上場(市場第二部)

1961年11月

近電商事株式会社を設立(現連結子会社)

1969年2月

大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定

1970年2月

近電サービス株式会社を設立(現きんでん関西サービス株式会社(現連結子会社))

1970年3月

東京証券取引所に株式を上場(市場第一部)

1970年11月

九州支社・北海道支社を設置

1971年9月

昭和温調工業株式会社に出資(現きんでん東京サービス株式会社(現連結子会社))

1971年12月

大阪支社を設置

1972年9月

建設業法改正により、建設大臣許可(特-47)第114号を受ける。

(現許可番号  特-3  第114号)

1976年2月

東北支社を設置

1976年3月

四国支社を設置

1984年3月

横浜支社を設置

1984年8月

キンデンコウ(タイランド)・カンパニー・リミテッドを設立(現キンデン(タイランド)・カンパニー・リミテッド。タイ。現連結子会社)

1985年6月

事業目的に「電気通信工事」、「建築工事」を加える。

1987年5月

ユー・エス・キンデン・コーポレーションを設立(米国・ハワイ州。現連結子会社)

1989年6月

東京本社を設置

1990年4月

商号を「近畿電気工事株式会社」から「株式会社きんでん」に変更

1991年4月

近電電力サービス株式会社を設立(現きんでんサービス株式会社(現連結子会社))

1991年6月

事業目的に「鋼構造物工事」を加える。

1995年7月

株式会社アレフネットを設立(現株式会社きんでんスピネット(現連結子会社))

1996年6月

事業目的に「造園工事」、「水道施設工事」を加える。

1997年9月

ビナ・キンデン・コーポレーションを設立(現キンデン・ベトナム・カンパニー・リミテッド。ベトナム。現連結子会社)

2000年6月

事業目的に「測量全般にわたる測量業務」を加える。

2004年6月

事業目的に「とび・土工・コンクリート工事」を加える。

2005年2月

ピー・ティー・キンデン・インドネシアを設立(インドネシア。現連結子会社)

2006年6月

事業目的に「労働者派遣法に基づく労働者派遣事業」を加える。

2007年4月

株式会社西原衛生工業所に出資(現連結子会社)

2016年6月

事業目的に「解体工事」を加える。

2017年3月

国際支店を設置

2019年3月

東関東支社・北関東支社を設置

2020年1月

インターナショナル・エレクトロ-メカニカル・サービスに出資(アラブ首長国連邦ドバイ首長国。現連結子会社)

2020年3月

電力支社を設置

2021年7月

株式会社フジクラエンジニアリングに出資(現株式会社FEN(現連結子会社))

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

きんでんは、電気工事、情報通信工事、環境関連工事、内装設備工事、土木工事などを手がける総合建設会社です。同社グループは、当連結会計年度末現在、同社、その他の関係会社1社、連結子会社21社、持分法適用関連会社1社、持分法非適用関連会社4社で構成されています。

同社の主な事業内容は以下の通りです。

電気工事では、配電工事、ビル・工場等の一般電気工事、送電線工事、発変電所工事などを手がけています。情報通信工事では、電気通信工事、計装工事などを行っています。環境関連工事では、空調管工事などを手がけています。また、内装設備工事や土木工事も手がけています。

同社グループの主な関係会社の事業内容は以下の通りです。

関西電力は電気事業を営み、同社から発電事業工事等を受注しています。近電商事は車両等のリース・販売、損害保険代理業、不動産の維持管理・賃貸を行っています。㈱西原衛生工業所は給排水衛生工事を、その子会社の西原工事は給排水衛生工事等の施工、保守管理を行っています。㈱FENは電力・情報通信工事などを手がけています。

同社は国内外で事業を展開しており、米国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、インド、アラブ首長国連邦などでも一般電気工事や空調管工事の設計、施工を行っています。

このように、きんでんは電気工事を中心に、情報通信工事、環境関連工事、内装設備工事、土木工事など、幅広い事業セグメントを持つ総合建設会社です。国内外で事業を展開し、グループ各社が連携しながら事業を推進しています。

経営方針

きんでんは、2026年度の成長ビジョンとして「連結7,000億円規模の経営」を掲げ、中期経営計画「Sustainable Growth 2026 ~人、心、そして未来へ~」を展開しています。

同社は、事業基盤の確固たるものとすべく、各戦略をグループ全体で実践しています。「事業戦略」では、首都圏拡大や地域密着深化、エンジニアリング力の向上、DX推進による生産性向上、再生可能エネルギー工事の拡大などに取り組んでいます。「環境戦略」では、自社のCO2排出量削減目標の達成に向けた取り組みを進めるとともに、顧客のカーボンニュートラル化にも寄与しています。「人財・働き方戦略」では、労働環境の整備やエンゲージメント向上、生産性向上を含む働き方改革に取り組んでいます。「コーポレート戦略」では、コンプライアンスとガバナンスの強化を図っています。

これらの戦略に取り組むことで、同社グループの企業価値向上と持続的な成長・発展を目指しています。国内外での事業展開、グループ各社の連携により、同社は電気工事を中心に幅広い事業セグメントを有する総合建設会社として、さらなる成長を目指しています。