日販グループホールディングス (E02536) 株価

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出版物流通の大手。週刊誌から専門書まで幅広い出版物の販売・物流サービスを展開。子会社38社・関連会社5社で構成。主要子会社に日本出版販売やカルチュア・エクスペリエンスを傘下に持つ。不動産賃貸事業やデジタルコンテンツ事業も手掛ける。

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事業内容

日販グループホールディングスは、日本最大級の出版物流通を手がける企業グループです。同社は週刊誌や月刊誌、単行本から専門学術書、教科書、洋書まで幅広い出版物を取り扱い、全国の書店や教育機関に供給しています。また、出版物の輸送・保管・仕分といった物流サービスも一貫して提供し、出版業界のインフラを支える重要な役割を担っています。

同社の主要顧客は全国の書店チェーン、個人書店、学校、図書館などの教育機関となっており、出版社から消費者までをつなぐ中間流通業者としての収益構造を持っています。子会社のカルチュア・エクスペリエンスでは書店運営も手がけており、出版物の川上から川下まで幅広くカバーしています。収益は主に出版物の卸売マージンや物流サービス料から得ており、安定した事業基盤を築いています。

同社グループは4つの主要事業セグメントで構成されています。最大の柱である出版物等販売事業では、子会社32社と関連会社5社が書籍・雑誌の流通や学校教材用品の販売を展開しています。不動産事業では保有物件の賃貸・管理を行い、コンテンツ事業ではデジタルコンテンツの企画制作を手がけています。その他事業では、グループ内のシェアードサービスを提供し、経営効率の向上を図っています。

経営方針

日販グループホールディングスは、持続的な企業価値向上に向けて三つの重点課題を軸とした経営戦略を推進しています。同社は持株会社として、グループ事業計画の遂行と経営資源の最適配分を通じて、ESGを重視した経営を宣言しています。出版業界を含む各業界の持続可能性向上と、生活者のより豊かで持続的な暮らしの実現を目指すことで、安定的な収益確保と企業価値の持続的向上を図る方針です。

重点投資分野として、同社は「出版流通改革」を最重要のミッションに位置付けています。子会社のブックセラーズ&カンパニーでは、書店の粗利率を30%以上確保できる仕組みを導入し、現在500店舗を超える参加書店との協力体制を構築しました。また、新設した物流拠点「N-PORT新座」を通じて、書店に必要な商材を最適なタイミングで提供する体制を整備し、収益拡大に貢献する戦略を展開しています。

新市場開拓では、国内の人口減少と訪日外国人の増加という環境変化を好機と捉えて事業領域の拡大を進めています。2030年には訪日外国人6000万人を見据え、コンテンツやエンタメ、雑貨各事業を国内から海外へと「縦横無尽に」展開する計画です。書店と無印良品の共創型モデル店舗や、まちの本屋&ホテル「ねをはす」の開業など、他業種との協業による新しい顧客価値の創造にも積極的に取り組んでいます。

技術革新への取り組みとして、同社は完全無人書店「ほんたす」のノウハウを活用した省力化ソリューションの開発を進めています。有人・無人のハイブリッド型書店経営を可能にするテクノロジーを導入することで、人件費削減や後継者不足といった課題解決を図りながら、読者にとって快適な購買体験を提供する仕組みの構築を目指しています。また、環境面では2030年までのCO2排出量26%削減目標を前倒しで達成し、新たな削減目標設定と「脱プラ」実現に向けたリサイクル資材の活用拡大にも注力しています。

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