ホロンJP:E02353株価

時価総額
PER
半導体検査装置の有力企業。電子ビームによる微小寸法測定装置を展開し、マスク用装置が主力。チャージアップ・コンタミネーション抑制技術、収差補正技術を保有。親会社は計測機器大手のエー・アンド・デイ。

株価の推移

出来高の推移

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

事業内容

ホロンは、半導体製造に不可欠な電子ビーム微小寸法測定装置の開発・製造・販売を主力事業とする専門企業です。半導体の回路パターンが極めて微細化した現在、従来の光学式では測定できない領域を、電子ビーム技術を使って精密に測定する装置を提供しています。同社は計測機器大手のエー・アンド・デイを親会社とする企業グループに属しており、半導体業界の技術革新を支える重要な役割を担っています。

同社の主要顧客は、半導体デバイスを製造する半導体メーカーと、マスク(半導体製造用の原版)を製造するマスクメーカーです。収益は装置の販売収入に加えて、自社製品の定期点検や修理などの保守サービスからも得ており、顧客との長期的な関係を構築しています。半導体の微細化が進むにつれて、従来の光学式装置では対応できない高精度な測定需要が拡大しており、同社の電子ビーム技術への需要は継続的に高まっています。

同社の製品ラインは4つの分野に分かれており、主力は「Zシリーズ」と呼ばれるマスク用電子ビーム微小寸法測定装置です。その他、「ESPAシリーズ」のウエハ用測定装置、「EBLITHO」のLED生産用パターン転写装置、「LEXa」のマスク用元素分析欠陥検査装置を展開しています。特にZシリーズでは、電子ビーム測定特有の技術課題である「チャージアップ」や「コンタミネーション」を独自技術で克服し、競合他社との差別化を図っています。

経営方針

ホロンは電子ビーム技術を軸とした半導体製造装置メーカーとして、売上高総利益率50%超を目標とする明確な成長戦略を掲げています。同社の主力製品であるフォトマスク用電子ビーム寸法測定装置は、半導体の微細化進展とともに市場拡大が見込まれており、技術力向上による競争力強化を通じて高付加価値製品の提供を目指しています。売上高と売上高総利益率を重要指標として、顧客に対する差別化された製品提供により株主価値の向上を図る方針です。

競争激化が進む市場環境において、同社は独自の電子ビーム技術による差別化戦略に重点を置いています。特にマルチ電子ビーム描画装置の普及により寸法測定機の需要が大幅に増加する中、2021年7月の新本社工場移転を契機として製造能力の拡充を進めています。新工場ではより広い製造スペースと、振動や外乱磁場を抑制した製造環境を整備し、緊急オーダーへの対応力強化と次世代装置開発のための基盤を構築する計画です。

海外展開における顧客サービス強化も重要な成長戦略の柱となっています。同社は韓国支店以外では現地企業への委託によりサービスを提供していますが、新型コロナウイルスによる入国制限の影響を踏まえ、海外協力会社との連携強化による強固なサービス体制の構築を進めています。また、保守サービス負担軽減を念頭に置いた装置生産活動に取り組み、グローバルな新規顧客開拓に向けた現地事情に精通した人材獲得も視野に入れています。

技術革新への継続的な取り組みとして、同社は社員一人一人の能力を最大限に活用した製品創造を重視しています。新卒採用と中途採用の両面から多様な技術を持つ人材の確保を進めており、本社工場移転による通勤アクセス改善を活用して雇用条件向上と労働環境改善に努めています。急速な技術進歩に対応するため、優秀な技術者の育成と、ユーザーの幅広いニーズに応える製品開発体制の強化を通じて企業価値の最大化を目指しています。