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RSエナジー【JP:E01070】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
RSエナジーは原油・石油製品の輸入から精製、販売まで一貫した石油事業を主力とする総合エネルギー企業です。同社は産油国や商社から原油・製品を調達し、特に主要株主のサウジ・アラムコ社からも原油・製品を購入しています。調達した原油は子会社の昭和四日市石油や東亜石油で精製し、ガソリン、灯油、軽油などの石油製品として全国に供給しています。
同社の収益は主に石油製品の販売によって支えられており、一般消費者から大口需要家まで幅広い顧客層にサービスを提供しています。販売は同社直販に加え、連結子会社や関連会社、さらには全国の特約店ネットワークを通じて行っています。この多層的な販売体制により、全国規模での安定した供給体制を構築し、継続的な収益基盤を確保しています。
同社の事業は大きく3つのセグメントに分かれています。最大の柱である石油事業では、原油の調達・精製から石油製品の輸送・貯蔵・販売まで、エネルギー供給の全工程を手がけています。エネルギーソリューション事業では、子会社のソーラーフロンティアが太陽電池の製造・販売を行うほか、発電・電力供給事業も展開しています。その他の事業では、不動産賃貸や建設工事、自動車用品販売など、石油事業で培ったインフラを活用した多角的な事業を推進しています。
経営方針
RSエナジーは「日本発のエネルギー共創企業」として、持続可能な成長と低炭素化社会への対応を両立させる戦略を展開しています。同社は2019年の出光興産との経営統合により事業基盤を強化し、多様なエネルギー・素材の安定供給、課題解決力の世界展開、変化に適応するレジリエントな企業体の構築を経営方針の柱に掲げています。具体的な数値目標については2019年秋の中期経営計画で発表予定としており、温室効果ガス削減や新事業創出に向けた明確な行動計画の策定を進めています。
燃料油事業では、アジア太平洋地域の新鋭製油所に対抗できる競争力の確保を目指し、7製油所の最適生産計画を推進しています。2020年のIMO規制対応として重油生産比率の低減を図る一方、需要拡大が見込まれるアジア市場でのトレーディング事業やベトナムのニソン製油所運営を通じた海外展開を加速させています。国内では6,500店のサービスステーションネットワークを活用し、デジタル技術による物流システム最適化と特約店・販売店との関係強化に注力しています。
高機能材セグメントでは、次世代技術への対応を重視した研究開発を推進しています。特に注目されるのは、2020年代の上市を目標とする全固体リチウムイオン電池向け固体電解質の開発で、電気自動車の普及加速に向けた充電時間短縮と蓄電能力向上への貢献を目指しています。また、有機EL材料の海外製造拠点増強、水添石油樹脂の海外生産開始、環境対応型高機能アスファルトの開発など、成長市場での事業拡大に向けた投資を積極化しています。
技術革新への取り組みでは、オープンイノベーション戦略を核としたクロスファンクショナルな研究開発体制を構築しています。国内外の大学・研究機関との連携強化に加え、ベンチャー企業への資本参加や提携を通じて研究開発を加速させ、新たなビジネス創生を推進しています。さらに、デジタル技術を活用したSociety5.0対応のエネルギーインフラ構築と、持続可能な地球環境の実現に向けた低炭素化技術の開発に取り組み、社会課題解決型の事業モデル確立を目指しています。