川崎化成工業 (E00813) 株価

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化学品製造の有力企業。有機酸製品、有機酸系誘導品、キノン系製品の製造・販売が主力。親会社はエア・ウォーター。連結子会社のカワカ産業が施設管理・警備サービスを展開。川崎工場を拠点とする。

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事業内容

川崎化成工業は、有機酸を中心とした化学品の製造・販売を主力事業とする化学メーカーです。同社は有機酸製品、有機酸系誘導品、キノン系製品の3つの製品群を川崎工場で製造しており、これらの化学品は様々な産業分野で中間原料や添加剤として使用されています。親会社のエア・ウォーターグループの一員として、グループ内での原料調達や製品販売の連携も行っています。

同社の収益構造は化学品事業が中心となっており、製造した化学品を国内外の化学メーカーや製造業者に販売することで収益を得ています。親会社であるエア・ウォーターからは一部製品の中間原料の受託製造を受けるとともに、同社製品の一部をエア・ウォーターに販売するという相互取引の関係を築いています。

同社の事業は大きく2つのセグメントに分かれています。主力の化学品事業では有機酸製品、有機酸系誘導品、キノン系製品の製造・販売を手がけ、その他の事業では子会社のカワカ産業が川崎工場の施設管理、警備、構内作業などの支援サービスを提供しています。この構造により、製造に集中できる体制を整えながら、グループ全体での効率的な事業運営を実現しています。

経営方針

川崎化成工業は平成28年度から30年度にかけての新中期経営計画において、「機能化学品の川崎化成」の確立を基本方針として掲げています。同社は無水フタル酸や可塑剤などの汎用化学品事業を盤石な事業構造に変革する一方で、キノン系製品やマキシモールに代表される機能化学品事業の強化・拡大を通じて、より収益力の高い企業への転換を目指しています。平成28年度の実績では、汎用化学品の損益悪化分を機能化学品の増販でカバーし、経常利益で前年度を上回る成果を上げており、戦略の実効性を示しています。

同社の重点投資分野は、世界でオンリーワンの地位を築くナフトキノン及びキノン誘導品の展開です。これらの製品は高い生理活性や機能性樹脂への耐熱性付与に加え、優れた重合禁止能や紫外線の長波長域での光吸収などユニークな特徴を持つ高機能材として評価されています。医農薬分野や電子情報材料分野での需要拡大が見込まれており、同社の差別化戦略の中核を担っています。

新市場開拓では、環境保全に貢献する製品群の拡販に力を入れています。パルプ蒸解助剤SAQは森林資源の保護に、脱硫触媒NQSは環境保全に寄与する製品として位置づけられ、今後の市場拡大が期待されています。同社はマーケットインの手法により顧客ニーズへの対応を強化し、「化学工業を通じ社会に貢献する」という理念のもと、顧客の事業発展への貢献を通じた事業拡大を推進しています。

技術革新への取り組みでは、エア・ウォーターグループの一員としてのメリットを最大限活用しています。グループ資源を活用した研究開発の相互活用、効率的な機能化学品の供給体制確立、原料調達や販売ルートの共有化など、シナジー効果の徹底追求を進めています。同時に「安全・安定操業」「生産効率の徹底的向上」「製造・管理コストの削減」に取り組み、品質向上を含めた基盤強化活動と事業戦略に基づく工場革新活動を推進することで、競争力の向上を図っています。

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