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パーカーコーポレーションJP:9845
沿革
1951-08 | 日本パーカライジング株式会社の営業部門から分離独立し、パーカー商事株式会社を資本金1,000千円で設立。同社の総代理店となり、その製品の販売を開始。 |
1952-06 | ブラベンダー社(西独)と代理店契約を締結し、試験機器等の輸入販売を開始。 |
1953-05 | マグナスケミカル社(米国)(同社はエコノミックスラボラトリー社と合併し、現在はエコラブ・インコーポレーテッドに社名変更)と代理店契約を締結し、マグナス薬品の輸入販売を開始。販売拠点の充実強化として大阪営業所を開設。 |
1953-10 | 日本ゴム株式会社(社名変更し現在はアサヒシューズ株式会社)と代理店契約を締結し、工業用接着剤の販売を開始。 |
1955-01 | ミアグ社(西独)(現在はビューラー社)と代理店契約を締結し、食品機械等の輸入販売を開始。 |
1956-12 | パーカー工業株式会社(100%出資)を設立し、製靴機械関連部品の製造を開始。(現連結子会社) |
1958-11 | 油研工業株式会社と代理店契約を締結し、油圧機器の販売を開始。 |
1960-04 | 名古屋営業所を開設。 |
1961-05 | 当社営業部門のうち日本パーカライジング株式会社の取扱商品販売を同社へ移管。 |
1961-06 | 九州営業所を開設。 |
1963-03 | コリーン社(米国)との技術提携により、コリーン薬品を委託生産並びに販売。 |
1967-10 | コリーン薬品使用による請負加工(1985年7月より委託加工となる)を開始。 |
1968-10 | カール・ライスター社(スイス)と代理店契約を締結し、熱風溶接機等の輸入販売を開始。 |
1969-05 | 新日本マグナス株式会社(日本パーカライジング株式会社100%出資)を吸収合併。 |
1970-07 | 大阪営業所を大阪支店に改組。 |
1974-07 | 大日本塗料株式会社と代理店契約を締結し、鋼管用粘着剤の販売を開始。 |
1975-12 | ビューラー社(スイス)と代理店契約を締結し、汎用機械等の輸入販売を開始。 |
1983-03 | 東海化学工業株式会社(現株式会社ヘイセイコーポレーション)を買収(100%出資)。 |
1983-04 | パーカー油販株式会社(40%出資)を設立し、ガソリン・ガス等の販売を開始。 |
1983-11 | セールティルニー社(英国)(同社はジ・エフ・ジコーポレーションに買収され、現在はジ・エフ・ジコーポレーション)と技術契約による防錆油等の特殊静電塗布装置の販売を開始。 |
1985-05 | スタンハーティ社(仏国)と技術契約による亜鉛鋼板スパングル極少化装置の販売を開始。 |
1986-06 | PARKWOOD ENGINEERING DEVELOPMENT CORP. 米国現地法人設立。(現連結子会社) |
1988-08 | 商号の変更(パーカー商事株式会社から株式会社パーカーコーポレーションへ)。名古屋営業所を名古屋支店に改組。 |
1989-10 | 社団法人日本証券業協会店頭市場に登録。 |
1990-06 | 株式会社ヘイセイコーポレーションは第三者割当増資により45%出資会社となる。(現連結子会社) |
1990-10 | PC INTERNATIONAL TRADING (EUROPE) B.V. オランダ現地法人設立。(現連結子会社) |
1992-01 | パーカーケミテック株式会社株式取得。(現連結子会社) |
1994-04 | PARKER INTERNATIONAL CORPORATION (THAILAND) LTD. タイ現地法人設立。(現連結子会社) |
1994-09 | 現在地に本社事務所を移転。 |
1996-07 | 株式会社ピーシーアコウスティック(現株式会社パーカーアコウスティック)(100%出資)を設立し、産業用素材の製造販売を開始。(現連結子会社) |
1996-08 | HANGUK PARKER CO., LTD.(韓国)(50%出資)を設立し、当社との技術援助契約に基づきコリーンの薬品及びその装置の委託加工、製造販売を開始。(現連結子会社) |
2000-06 | アサヒゴム株式会社(現パーカーアサヒ株式会社)株式を取得(40%出資)。 |
2001-01 | PARKER INTERNATIONAL TRADING (SHANGHAI) CO., LTD.(60%出資)を設立し、上海において機械等の販売を開始。(現連結子会社) |
2001-06 | 株式会社群南テクノ(50%出資)を設立し、産業用素材の製造販売を開始。 |
2002-09 | SHANGHAI PARKER M&E PARTS CO., LTD.(90%出資)を設立し、上海において産業用素材製品を製造開始。(現連結子会社) |
2004-03 | 株式会社ピーエムジー株式を買収。 |
2004-05 | 川上貿易株式会社(現パーカー川上株式会社)株式取得。(現連結子会社) |
2004-10 | PC INTERNATIONAL (CZECH) s.r.o.(現PARKER INTERNATIONAL (CZECH) s.r.o.) チェコに現地法人設立。(現連結子会社) |
2005-03 | AO KAWAKAMI PARKER ロシアに現地法人設立。(現連結子会社) 株式会社東京証券取引所 第二部に株式を上場。 |
2005-04 | 株式会社ピーエムジーを吸収合併。 |
2005-08 | GUANGZHOU PARKER AUTO PARTS CO., LTD. 中国(広州)に現地法人設立。 |
2006-02 | PARKER INTERNATIONAL (TAIWAN) CORPORATION 台湾に現地法人設立。(現連結子会社) |
2006-10 | 普通株式1株につき2株の株式分割を行う。 |
2007-04 | 株式会社ヘイセイコーポレーションがパーカー油販株式会社を吸収合併。 |
2007-07 | 東京都江東区にテクニカルセンターを開設。 |
2008-03 | ニッキトライシステム株式会社株式を取得。 |
2008-09 | QINGDAO HUADIE PLASTIC PRODUCTS CO.,LTD.(現QINGDAO PARKER M&E PARTS CO.,LTD.)出資持分を取得(100%出資)。(2024年3月清算) |
2009-07 | PARKER-PCP AUTO COMPONENTS PVT.LTD. インドに現地法人設立。(現連結子会社) |
2010-11 | SHANGHAI PARKER M&E PARTS CO., LTD.上海(新浜工場)の化学品製薬工場において化学薬品の製造開始。 |
2011-07 | PARKER M&E PARTS (FOSHAN) CO.,LTD.(90%出資)を中国(佛山)に現地法人設立。(現連結子会社) AK.PARKER (THAILAND) COMPANY LIMITED タイに現地法人設立。(現連結子会社) |
2011-12 | PARKER CORPORATION MEXICANA,S.A.de C.V.をメキシコに現地法人設立。(現連結子会社) |
2012-03 | 株式会社佑光社株式を取得。(現連結子会社) |
2013-02 | B&H KOREA CO.,LTD.株式を取得。 |
2013-03 | 株式会社群南テクノ株式を追加取得。 |
2013-09 | ZHEJIANG PARKER THERMO TECHNOLOGY CO.,LTD.(40%出資)中国(浙江省)に現地法人設立。 |
2013-10 | PARKER ADVANCED CHEMICAL (SHANGHAI) CO., LTD. 中国(上海)に現地法人設立。(現連結子会社) |
2013-12 | アサヒゴム株式会社(現パーカーアサヒ株式会社)株式を追加取得し、同社及び同社の子会社であるSHANGHAI HUIXU CHEMICAL INDUSTRY CO.,LTD.(社名変更し現在はSHANGHAI ASAHI CO.,LTD.)を連結子会社化。(現連結子会社) |
2014-05 | SHANGHAI PARKER M&E PARTS CO., LTD.株式追加取得。(現連結子会社) |
2014-07 | PARKER M&E PARTS(FOSHAN)CO.,LTD.株式追加取得。(現連結子会社) |
2015-01 | SHANGHAI HUIXU CHEMICAL INDUSTRY CO.,LTD.(社名変更し現在はSHANGHAI ASAHI CO.,LTD.)株式追加取得。(現連結子会社) |
2016-10 | 株式会社ピーシーアコウスティックが株式会社群南テクノを吸収合併し、株式会社パーカーアコウスティックに商号変更。 |
2017-07 | HANGUK PARKER CO.,LTD.を存続会社、B&H KOREA CO.,LTD.を消滅会社とする吸収合併。 |
2017-12 | PARKER M&E PARTS (FOSHAN)CO.,LTD.の武漢工場を分離独立し、PARKER M&E TECHNOLOGY (WUHAN) CO.,LTD.を設立。(現連結子会社) |
2019-08 | PARKER INTERNATIONAL CORPORATION (VIETNAM) LIMITED ベトナムに現地法人設立。(現連結子会社) |
2020-09 | PARKER INTERNATIONAL TURKEY ACOUSTIC AND THERMAL SOLUTION LTD.STI トルコに現地法人設立。(現連結子会社) |
2021-03 | 株式会社東海化学工業所 株式を取得。(現連結子会社) |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
2023-04 | PARKER AMERICAS INC.、PARKER AMERICAS de MEXICO S. de R.L. de C.V.、天津コンフォート自動車部品製造有限公司 株式・持分を取得。(現連結子会社) |
事業内容
パーカーコーポレーションは、自社、子会社27社、関連会社5社、その他の関係会社1社から成るグループ企業であり、6つの主要な事業セグメントを有しています。これらのセグメントは、機械、化成品、化学品、産業用素材、化工品、およびその他のカテゴリーに分類されます。
機械部門では、自動車、食品、化学業界向けの装置や機械設備の設計、製造、輸入販売を手掛けています。化成品部門は、自動車製造ライン向けのシーリング材やアンダーコートなどの防錆対策材料、住宅向け複層ガラス用シーラント、新素材を応用した機能性製品の製造販売を行っています。
化学品部門では、自動車や電機業界を含む広範な製造分野向けの洗浄剤、防錆剤、塗装剥離剤などの一般工業用ケミカル品の製造販売、鉄鋼業界向けデスケーリング用ケミカルや関連装置の設計施工・販売を展開しています。
産業用素材部門は、自動車やエアコン用の防音・防振材をユーザーとの共同開発を含め製造・販売しており、日本、タイ、ベトナム、中国(上海、広州)、チェコ、トルコに生産拠点を持ち、グローバルな供給体制を推進しています。
化工品部門では、電子部品や半導体、ディスプレイ製造向けの電子産業用ファインケミカル、カーケアケミカル、鉄道・航空機・船舶整備向けケミカル、工業用熱風機や乾燥剤の開発・製造・販売を行っています。
その他の部門は、製品や原材料の貿易業務、燃料などの石油関連製品の販売を主体としています。これらの事業セグメントを通じて、パーカーコーポレーションは多岐にわたる産業分野に対して、幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
パーカーコーポレーションは、多岐にわたる産業分野に対して、幅広い製品とサービスを提供するグローバル企業です。同社は、自動車、電機、鉄鋼、化学、電子、食品などの業界向けに、機械、化成品、化学品、産業用素材、化工品などの事業セグメントを展開しています。成長戦略として、同社は顧客満足度の向上、迅速な市場対応力の強化、グローバルネットワークの拡大、技術開発の充実を目指しています。
具体的には、カスタマイズ能力の向上と市場対応力の強化を図り、製造部門への積極的な投資を通じてグローバルな製販一貫体制を整えることで、総合力を発展させています。また、テクニカルセンターを新たな技術・製品の発信基地として充実させ、先進的技術の研究開発に注力しています。
中長期的な経営戦略としては、「堅実に収益力を持続する総合力」の強化、グローバル市場への経営資源の効果的な投入、業容の拡大を目指しています。経営環境の変化に迅速に対応し、持続的成長を目指すために、事業の選択と集中、新市場の創造、経営判断の迅速化、社会貢献、品質の高い製品とサービスの提供、グローバル戦略の展開、製造部門の強化、収益向上、人材育成、コーポレートガバナンスの強化など、多角的な取り組みを進めています。
目標としては、株主資本利益率(ROE)7%以上、営業利益率8%以上を掲げ、経営効率の持続的追求を目指しています。パーカーコーポレーションは、これらの戦略を通じて、グローバル市場での競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。