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ダイセキ (9793) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ダイセキは産業廃棄物の処理を中心とした環境関連事業を展開する企業です。同社の主力サービスは、工場などから排出される産業廃棄物の収集運搬と中間処理で、廃棄物を適切に処理するだけでなく、有価物として再生利用する循環型ビジネスモデルを構築しています。また、汚染された土壌の調査・浄化処理や、工場のタンク洗浄作業なども手がけています。
同社の主要顧客は製造業を中心とした産業界で、特に石油化学、自動車、鉄鋼などの分野から安定した需要を獲得しています。収益構造の特徴は、廃棄物処理で得る処理料金と、処理過程で回収した鉛などの非鉄金属を売却する売上の二本柱となっている点です。使用済みバッテリーから鉛を回収・精錬し、新たな製品原料として販売する事業は特に収益性が高く、同社の競争力の源泉となっています。
同社は環境関連事業の単一セグメントで事業を展開し、本体を含む9社のグループ体制で全国をカバーしています。事業内容は産業廃棄物処理を核として、土壌汚染対策、バッテリーリサイクル、非鉄金属販売、タンク洗浄、有害ガス回収、石油化学製品製造など多岐にわたり、総合的な環境ソリューションを提供する体制を整えています。
経営方針
ダイセキは「限られた資源を活かして使う環境創造企業」として、産業廃棄物のリサイクル処理を核とした成長戦略を推進しています。同社は中期計画として2029年2月期に売上高830億円、営業利益190億円、親会社株主に帰属する当期純利益125億円という具体的な数値目標を掲げており、連結ROE15%以上の維持も目指しています。現在のROEは11.0%となっており、株主資本コストを上回る水準での成長を継続する方針です。
重点投資分野として、同社は特に関東地区と関西地区の大規模市場でのシェア拡大に注力しています。これらの地域は相対的に同社グループのシェアが低く、積極的な設備投資と営業力の強化により業容拡大を図る方針です。加えて、北海道地区と東北地区での新たな拠点開発も進めており、2024年9月には北海道地区で事業用地を取得するなど、全国展開の基盤整備を着実に進めています。
新市場開拓では、M&A戦略を積極的に展開し事業領域の拡大を推進しています。2025年に完全子会社化したダイセキ環境ソリューションとの連携強化により、土壌汚染調査・処理や環境分析などの総合的な環境プランナーとしての能力向上を図っています。また、鉛リサイクル事業のダイセキMCRや大型タンク清掃のシステム機工など、「環境」と「リサイクル」をキーワードとした関連事業の拡充により、グループとしてのサービス領域を着実に広げています。
技術革新への取り組みでは、リサイクル技術の向上を最優先課題と位置付け、積極的な研究開発と設備投資を実行しています。同社の基本理念であるリサイクル処理は環境負荷低減と処理コスト削減の両立を実現しており、社会貢献と収益確保の好循環を生み出しています。また、業務効率化と情報セキュリティ強化のための全社レベルでの情報システム再構築にも取り組み、企業運営コストの削減と迅速な経営判断を支える基盤作りを進めています。