NSDJP:9759

時価総額
¥2666.6億
PER
27.3倍
金融IT、産業・社会基盤IT、ITインフラのシステム開発と、汎用から業務特化型までのソリューション提供。

沿革

1969年4月

大阪市東区[現:中央区]に、資本金30,000千円にて設立

ソフトウエア開発、コンピュータ室運営管理及びデータエントリー業務を開始

1981年5月

大阪・東京2本社制を採用

1988年11月

大阪証券取引所市場第二部に上場

1991年2月

通商産業省[現:経済産業省]からシステムインテグレータの認定を受ける

1998年9月

大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定

1999年11月

東京証券取引所市場第一部に上場

2001年5月

㈱FSK[旧社名㈱福島総合計算センター]に資本参加し、子会社化(現・連結子会社)

2002年10月

(財)日本情報処理開発協会[現:(一財)日本情報経済社会推進協会]からプライバシーマークの使用許諾を取得

2006年10月

株主優待制度を新設

2006年12月

本社を東京本社に一元化

2007年8月

㈱シェアホルダーズ・リレーションサービス(個人株主向けIRのコンサルティング等)を設立(現・連結子会社)

2008年3月

㈱NSDリアルエステートサービス(不動産賃貸・管理等)を設立

2010年10月

㈱日本システムディベロップメントから㈱NSDに商号変更

2012年1月

㈱テプコシステムズから外販事業を継承

2012年5月

NSD International, Inc.(米国・ニューヨーク)を設立(現・連結子会社)

2012年10月

北京仁本新動科技有限公司(中国・北京)を設立(現・連結子会社)

2013年9月

本社を東京都千代田区に移転

2014年2月

成都仁本新動科技有限公司(中国・成都)を設立(現・連結子会社)

2015年3月

㈱NMシステムズ[旧社名MSYSテクノサポート㈱]を子会社化(現・連結子会社)

2017年10月

㈱プロシップと資本業務提携し、関連会社化

2017年12月

㈱ジャパンジョブポスティングサービスを子会社化(現・連結子会社)

2018年10月

㈱NMシステムズと㈱ジャパンジョブポスティングサービスを合併、㈱ステラスに商号変更(現・連結子会社)

2019年4月

㈱NSD先端技術研究所を設立(現・連結子会社)

2020年4月

連結子会社である㈱NSDリアルエステートサービスを吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2022年8月

㈱プロシップとの資本業務提携を解消

2022年10月

Trigger㈱の株式を取得し子会社化(現・連結子会社)

事業内容

NSD株式会社(以下、NSD)とそのグループ企業は、システム開発事業とソリューション事業を中心に展開しています。NSDグループは、NSDを含む子会社9社と関連会社4社で構成されており、幅広い業界に対してITサービスを提供しています。

システム開発事業は、金融IT、産業・社会基盤IT、ITインフラの3つのセグメントに分かれています。金融ITでは、銀行や保険会社、証券会社などの金融機関向けにソフトウェア開発やシステムコンサルティングを行っており、NSD先端技術研究所やNSD International,Inc.、成都仁本新動科技有限公司が主な関係会社です。産業・社会基盤ITでは、製造業や通信業、運輸業などの企業や公共団体にサービスを提供しており、㈱NSD先端技術研究所や㈱FSK、㈱Triggerがこのセグメントに含まれます。ITインフラセグメントでは、IT基盤やネットワーク構築、システムの保守・運用などを手掛け、㈱FSKやNSD International,Inc.が関連しています。

ソリューション事業では、システムを利用したサービスの提供やシステムプロダクトの販売を通じて、汎用性の高いソリューションから業務特化型のソリューションまで幅広く提供しています。この事業には、㈱NSD先端技術研究所、㈱ステラス、㈱FSK、NSD International,Inc.、㈱シェアホルダーズ・リレーションサービス、北京仁本新動科技有限公司が主な関係会社として挙げられます。

NSDグループは、これらの事業を通じて、多様な業界に対してITソリューションを提供し、顧客のビジネス価値向上に貢献しています。

経営方針

NSD株式会社(以下、NSD)は、社員、顧客、株主との共存共栄を企業活動の原点とし、最先端のIT技術の探求と社会に役立つソリューションの創造・提供を通じて、社会の健全な発展に貢献することを経営理念としています。同社は、社員が最大の財産であるとの認識のもと、健全で働きやすい環境の提供、お客様の発展への寄与、公平で透明性の高い経営を推進し、企業価値の向上を目指しています。

中期経営計画(2022年3月期~2026年3月期)では、連結売上高1,100億円、新コア事業売上高500億円、営業利益165億円、当期純利益105億円を計数目標として掲げています。これらの目標達成に向け、NSDは以下の基本戦略を展開しています。

1. システム開発事業における持続的な成長の達成:お客様からの高度化・多様化するニーズに応えるため、新技術・DX関連への対応力を向上させます。

2. 新技術・DX関連事業への一層の注力:位置情報ソリューション、画像解析、音声認識などのAI・IoT製品開発や営業基盤の拡充を図ります。

3. ソリューション事業における規模の拡大:M&Aによる子会社化や新たなソリューションの創出・開発に注力します。

4. SDGs/ESG(環境、社会、ガバナンス)に対する取り組みの強化:持続可能な社会の実現に資する経営に取り組みます。

5. 優秀な人財の確保:積極的な採用活動や地方の優秀な人財の採用、M&Aによるエンジニア増員などにより、多種多様な人財が活躍する環境を整えます。

これらの戦略を通じて、NSDはデジタル化の流れに対応し、より付加価値の高い企業体質への変革を図り、持続的な成長を目指しています。