DTSJP:9682

時価総額
¥1860.1億
PER
24.5倍
情報サービス業を軸に、「業務&ソリューション」ではシステム導入コンサルティング、設計・開発、業界特化ソリューション、「テクノロジー&ソリューション」では最新技術を活用したサービス提供、「プラットフォーム&サービス」ではIT環境構築、クラウドサービス、システム運用診断などを展開。

沿革

1972-08会社設立、ソフトウェア開発、コンピュータシステムの運営管理業務の受託を開始
1982-04OA機器の販売を開始
1984-09港区新橋五丁目に本社第1ビル(本社別館)完成、移転
1987-03通信回線の保守管理業務の受託を開始
1990-04九州支社(福岡市)開設
1991-02社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録
1991-06関西支社(大阪市)開設
1997-08港区新橋六丁目に本社第2ビル(本社本館)完成、移転
1997-09東京証券取引所市場第二部に上場
1999-09東京証券取引所市場第一部に上場
2000-10株式会社九州データ通信システム(現商号:株式会社九州DTS)を設立
2001-04データリンクス株式会社を株式取得により子会社化
2003-10商号を株式会社DTSへ変更
2004-06港区新橋六丁目に本社新館完成、移転
2004-10中京支社(名古屋市)開設
2006-11日本SE株式会社を株式取得により子会社化
2007-02株式会社総合システムサービスを株式取得により完全子会社化
2007-04株式会社MIRUCAを設立
データリンクス株式会社がジャスダック証券取引所に株式を上場
2007-10逓天斯(上海)軟件技術有限公司を設立
2009-10デジタルテクノロジー株式会社を設立
2011-10株式会社DTSパレットを設立
2011-11DTS America Corporationを設立
2013-04DTS IT Solutions (Thailand) Co.,Ltd.を設立
2014-04株式会社DTS WESTを設立
アートシステム株式会社を株式取得により完全子会社化
横河ディジタルコンピュータ株式会社を株式取得により子会社化
DTS SOFTWARE VIETNAM CO.,LTD.を設立
2015-04株式会社総合システムサービスが株式会社DTS WESTを吸収合併
株式会社総合システムサービスが商号を株式会社DTS WESTへ変更
組込み関連事業の一部を吸収分割によりアートシステム株式会社へ承継
2016-04データリンクス株式会社が人材派遣事業の一部を譲渡
2017-03インドのNelito Systems Limited(現商号:Nelito Systems Private Limited)と資本提携
2017-04横河ディジタルコンピュータ株式会社とアートシステム株式会社を合併し、株式会社DTSインサイトを設立
2017-08データリンクス株式会社を株式交換により完全子会社化
2017-10中央区八丁堀二丁目に本社を移転
2018-10データリンクス株式会社をDTSへ吸収合併
2019-03逓天斯(上海)軟件技術有限公司が大連思派電子有限公司との増資契約を締結
2019-06Nelito Systems Limited(現商号:Nelito Systems Private Limited)の株式を追加取得し子会社化
2021-06アイ・ネット・リリー・コーポレーション株式会社を株式取得により完全子会社化
2022-04東京証券取引所プライム市場に移行
2022-06監査等委員会設置会社に移行
2022-11Partners Information Technology, Inc.を株式取得により子会社化
2023-05安心計画株式会社を株式取得により完全子会社化

事業内容

DTS株式会社とそのグループ企業は、情報サービス業を中心に事業を展開しています。2022年4月28日の取締役会において、ビジネスモデルの変革を目指し、従来の「金融社会」、「法人ソリューション」、「運用基盤BPO」、「地域・海外等」から「業務&ソリューション」、「テクノロジー&ソリューション」、「プラットフォーム&サービス」へと報告セグメントの区分を変更しました。

「業務&ソリューション」セグメントでは、プロジェクトマネジメント能力、業界知識、デジタル技術を組み合わせ、システム導入のためのコンサルティング、システムの設計・開発・運用・保守、業界特化型ソリューションの創出などを提供しています。

「テクノロジー&ソリューション」セグメントでは、顧客の多様なニーズに応えるため、デジタル技術・ソリューションに特化し、システム導入のためのコンサルティング、システムの設計・開発・運用・保守(基盤およびネットワークの設計・構築、組込みを含む)、ソリューションの導入・運用・保守などを業界・地域を横断して提供しています。

「プラットフォーム&サービス」セグメントでは、顧客が安心して利用できるIT環境のサポートを目指し、先端IT機器の導入、ITプラットフォームの構築、クラウドサービスや仮想化システムを含む情報システムの運用設計・保守、システムの運用・監視サービス(常駐または遠隔)、ITインフラを中心としたシステムの運用診断や最適化サービス、サブスクリプションやリカーリングなどの利用料型ビジネスを業界・地域横断で提供しています。

これらのセグメントを通じて、DTSは顧客のニーズに応じた幅広いサービスとソリューションを提供し、情報サービス業界におけるその地位を確固たるものにしています。

経営方針

DTS株式会社は、情報サービス産業におけるリーダーとして、技術を核とした成長戦略を推進しています。同社は、中長期的な企業価値の増大を最重要視し、ステークホルダーへの利益還元と社会への貢献を目指しています。技術を通じて顧客の信頼を築き、企業価値を高めることを企業理念として掲げています。

DTSは、IT市場や技術、ESG等の環境変化に対応し、新たな成長モデルを構築するために、Vision2030を策定しました。このビジョンの下、同社は「提案価値の向上」、「SI×デジタルのコンビネーション」、「新規領域・グローバルへの進出」、「ESGへの取り組み強化」、「自社経営基盤の改革」を重要課題としています。

中期経営計画(2022年4月〜2025年3月)では、連結売上高1,100億円以上、EBITDA130億円以上、EBITDAマージン12%程度を財務目標として掲げています。また、投資枠として3年間で250億円、ROEは13%以上を目指しています。株主還元に関しては、配当性向50%以上、総還元性向70%以上を目標としています。

非財務目標として、注力領域の売上高を40%以上、CO2排出量削減を2013年度比で50%以上、SDGs関連売上高を40%以上、女性管理職比率を6%以上、女性取締役比率を10%以上、独立社外取締役を過半数とすることを目標に掲げています。

これらの戦略と目標を通じて、DTSは情報サービス業界における存在感を高め、持続可能な成長を目指しています。