DTSJP:9682

時価総額
¥2004.6億
PER
21.6倍
情報サービス業を軸に、「業務&ソリューション」ではシステム導入コンサルティング、設計・開発、業界特化ソリューション、「テクノロジー&ソリューション」では最新技術を活用したサービス提供、「プラットフォーム&サービス」ではIT環境構築、クラウドサービス、システム運用診断などを展開。

沿革

1972年8月

会社設立、ソフトウェア開発、コンピュータシステムの運営管理業務の受託を開始

1982年4月

OA機器の販売を開始

1984年9月

港区新橋五丁目に本社第1ビル(本社別館)完成、移転

1987年3月

通信回線の保守管理業務の受託を開始

1990年4月

九州支社(福岡市)開設

1991年2月

社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録

1991年6月

関西支社(大阪市)開設

1997年8月

港区新橋六丁目に本社第2ビル(本社本館)完成、移転

1997年9月

東京証券取引所市場第二部に上場

1999年9月

東京証券取引所市場第一部に上場

2000年10月

株式会社九州データ通信システム(現商号:株式会社九州DTS)を設立

2001年4月

データリンクス株式会社を株式取得により子会社化

2003年10月

商号を株式会社DTSへ変更

2004年6月

港区新橋六丁目に本社新館完成、移転

2004年10月

中京支社(名古屋市)開設

2006年11月

日本SE株式会社を株式取得により子会社化

2007年2月

株式会社総合システムサービスを株式取得により完全子会社化

2007年4月

株式会社MIRUCAを設立

2007年4月

データリンクス株式会社がジャスダック証券取引所に株式を上場

2007年10月

逓天斯(上海)軟件技術有限公司を設立

2009年10月

デジタルテクノロジー株式会社を設立

2011年10月

株式会社DTSパレットを設立

2011年11月

DTS America Corporationを設立

2013年4月

DTS IT Solutions (Thailand) Co.,Ltd.を設立

2014年4月

株式会社DTS WESTを設立

2014年4月

アートシステム株式会社を株式取得により完全子会社化

2014年4月

横河ディジタルコンピュータ株式会社を株式取得により子会社化

2014年4月

DTS SOFTWARE VIETNAM CO.,LTD.を設立

2015年4月

株式会社総合システムサービスが株式会社DTS WESTを吸収合併

2015年4月

株式会社総合システムサービスが商号を株式会社DTS WESTへ変更

2015年4月

組込み関連事業の一部を吸収分割によりアートシステム株式会社へ承継

2016年4月

データリンクス株式会社が人材派遣事業の一部を譲渡

2017年3月

インドのNelito Systems Limited(現商号:Nelito Systems Private Limited)と資本提携

2017年4月

横河ディジタルコンピュータ株式会社とアートシステム株式会社を合併し、株式会社DTSインサイトを設立

2017年8月

データリンクス株式会社を株式交換により完全子会社化

2017年10月

中央区八丁堀二丁目に本社を移転

2018年10月

データリンクス株式会社をDTSへ吸収合併

2019年3月

逓天斯(上海)軟件技術有限公司が大連思派電子有限公司との増資契約を締結

2019年6月

Nelito Systems Limited(現商号:Nelito Systems Private Limited)の株式を追加取得し子会社化

2021年6月

アイ・ネット・リリー・コーポレーション株式会社を株式取得により完全子会社化

2022年4月

東京証券取引所プライム市場に移行

2022年6月

監査等委員会設置会社に移行

2022年11月

Partners Information Technology, Inc.を株式取得により子会社化

2023年5月

安心計画株式会社を株式取得により完全子会社化

事業内容

DTS株式会社とそのグループ企業は、情報サービス業を中心に事業を展開しています。2022年4月28日の取締役会において、ビジネスモデルの変革を目指し、従来の「金融社会」、「法人ソリューション」、「運用基盤BPO」、「地域・海外等」から「業務&ソリューション」、「テクノロジー&ソリューション」、「プラットフォーム&サービス」へと報告セグメントの区分を変更しました。

「業務&ソリューション」セグメントでは、プロジェクトマネジメント能力、業界知識、デジタル技術を組み合わせ、システム導入のためのコンサルティング、システムの設計・開発・運用・保守、業界特化型ソリューションの創出などを提供しています。

「テクノロジー&ソリューション」セグメントでは、顧客の多様なニーズに応えるため、デジタル技術・ソリューションに特化し、システム導入のためのコンサルティング、システムの設計・開発・運用・保守(基盤およびネットワークの設計・構築、組込みを含む)、ソリューションの導入・運用・保守などを業界・地域を横断して提供しています。

「プラットフォーム&サービス」セグメントでは、顧客が安心して利用できるIT環境のサポートを目指し、先端IT機器の導入、ITプラットフォームの構築、クラウドサービスや仮想化システムを含む情報システムの運用設計・保守、システムの運用・監視サービス(常駐または遠隔)、ITインフラを中心としたシステムの運用診断や最適化サービス、サブスクリプションやリカーリングなどの利用料型ビジネスを業界・地域横断で提供しています。

これらのセグメントを通じて、DTSは顧客のニーズに応じた幅広いサービスとソリューションを提供し、情報サービス業界におけるその地位を確固たるものにしています。

経営方針

DTS株式会社は、情報サービス産業におけるリーダーとして、技術を核とした成長戦略を推進しています。同社は、中長期的な企業価値の増大を最重要視し、ステークホルダーへの利益還元と社会への貢献を目指しています。技術を通じて顧客の信頼を築き、企業価値を高めることを企業理念として掲げています。

DTSは、IT市場や技術、ESG等の環境変化に対応し、新たな成長モデルを構築するために、Vision2030を策定しました。このビジョンの下、同社は「提案価値の向上」、「SI×デジタルのコンビネーション」、「新規領域・グローバルへの進出」、「ESGへの取り組み強化」、「自社経営基盤の改革」を重要課題としています。

中期経営計画(2022年4月〜2025年3月)では、連結売上高1,100億円以上、EBITDA130億円以上、EBITDAマージン12%程度を財務目標として掲げています。また、投資枠として3年間で250億円、ROEは13%以上を目指しています。株主還元に関しては、配当性向50%以上、総還元性向70%以上を目標としています。

非財務目標として、注力領域の売上高を40%以上、CO2排出量削減を2013年度比で50%以上、SDGs関連売上高を40%以上、女性管理職比率を6%以上、女性取締役比率を10%以上、独立社外取締役を過半数とすることを目標に掲げています。

これらの戦略と目標を通じて、DTSは情報サービス業界における存在感を高め、持続可能な成長を目指しています。