大阪瓦斯JP:9532

時価総額
¥2.12兆
PER
14.5倍
国内外のエネルギー事業やライフ&ビジネスソリューション事業を展開し、ガス・電気の供給、ガス機器販売、LNGトレーディング、不動産開発、ソフトウェア開発などを手がける。

事業内容

大阪瓦斯は、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネスソリューションの3つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、多様な事業やサービスを展開しています。

国内エネルギーセグメントでは、大阪瓦斯はガスの製造、供給、販売を行っています。また、ガス機器の販売やガス配管工事も手がけています。子会社の大阪ガスネットワークは、一般ガス導管事業を行い、ガス小売事業者への託送供給を担当しています。

海外エネルギーセグメントでは、大阪瓦斯は米国、オーストラリア、東南アジア、インド、欧州などで天然ガスやエネルギー供給事業に関する投資を行っています。Osaka Gas USA CorporationやOsaka Gas Australia Pty Ltdなどの子会社がこれに関与しています。

ライフ&ビジネスソリューションセグメントでは、不動産開発や賃貸、ソフトウェア開発、情報処理サービス、化学製品の製造・販売などを行っています。大阪ガス都市開発や大阪ガスケミカルなどの子会社がこれらの事業を担当しています。

経営方針

大阪瓦斯は、持続的な成長を目指し、長期経営ビジョン「Going Forward Beyond Borders」と中期経営計画「Connecting Ambitious Dreams」を策定しています。これにより、天然ガスや電力、LPGなどのエネルギー事業を中心に、都市開発や情報サービスなど多岐にわたる事業を展開し、顧客や社会、株主、従業員に価値を提供することを目指しています。

同社は、カーボンニュートラルの実現に向けた「エネルギートランジション2030」や「エネルギートランジション2050」を策定し、低炭素化を推進しています。これにより、安定供給を維持しつつ、社会課題の解決に貢献することを目指しています。また、革新的なエネルギー&サービスカンパニーとして選ばれ続けることを目指しています。

中期経営計画2026では、収益性向上や財務健全性の維持、株主還元の実現を掲げています。具体的には、ROICやROEの目標を設定し、資本効率の向上を図っています。また、自己資本比率やD/E比率の目標を設定し、財務の安定性を確保しています。株主還元については、累進配当を基本とし、株主資本配当率3%を目指しています。

同社は、国内エネルギー事業において、安定的な原燃料調達や再生可能エネルギーの普及拡大を進めています。また、マーケタービジネスの拡大やエネルギーインフラ開発を推進し、社会課題の解決に貢献しています。海外エネルギー事業では、北米や豪州でのプロジェクトを推進し、安定的な収益獲得を目指しています。

ライフ&ビジネスソリューション事業では、都市開発や情報サービスを通じて、顧客の快適な生活やビジネスの発展をサポートしています。さらに、サステナビリティ経営やイノベーションの推進、人材・組織の強化を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。