大阪瓦斯JP:9532

時価総額
¥1.43兆
PER
7.7倍
国内外でエネルギー供給、ライフ&ビジネス ソリューション事業を展開、ガス・電気販売、不動産開発、ソフトウェア開発などを手がける。

沿革

年月

沿革

1897年4月

資本金35万円をもって設立。

1905年10月

大阪市内にガス供給を開始。

1933年3月

本社ビル竣工。

1945年10月

神戸、京都など14ガス会社を合併。供給区域は近畿2府4県に拡がる。

1949年6月

大阪ガスケミカル㈱設立。

1965年3月

大阪ガス都市開発㈱設立。

1970年2月

千里中央地区センター地域冷暖房営業開始。

1971年10月

泉北製造所第一工場稼動開始。

1972年12月

泉北製造所第一工場へブルネイLNG導入開始。

1975年5月

天然ガス転換開始。

1977年8月

泉北製造所第二工場稼動開始。

1983年6月

㈱オージス総研設立。

1984年3月

姫路製造所稼動開始。

1990年12月

天然ガス転換完了。

2005年10月

創業(1905年10月)から100年を迎える。

2009年4月

泉北天然ガス発電所稼動開始。

2020年4月

基盤会社3社(※)の事業開始。
(※)大阪ガスマーケティング㈱、Daigasエナジー㈱、Daigasガスアンドパワーソリューション㈱

2021年4月

Osaka Gas USA Corporationを海外地域統括会社に位置づけ。

2022年4月

大阪ガスネットワーク㈱の事業開始。

事業内容

大阪瓦斯(以下、同社)とそのグループ企業は、国内エネルギー、海外エネルギー、ライフ&ビジネスソリューションの3つの主要事業セグメントを展開しています。同社グループは、同社を含む子会社154社及び関連会社91社で構成されています。

国内エネルギーセグメントでは、ガスの製造、供給、販売、ガス機器の販売、ガス配管工事を行っています。大阪ガスネットワーク株式会社は、一般ガス導管事業を通じてガスの託送供給を、大阪ガスマーケティング株式会社は、家庭用ガス及び電気の販売やガス機器の販売、メンテナンスを提供しています。Daigasエナジー株式会社は、業務用ガス及び電気の販売、機器販売・エンジニアリング・施工などを手掛けています。また、電気供給事業も同セグメントに含まれます。

海外エネルギーセグメントでは、Osaka Gas USA Corporationが米国でのエネルギー供給事業に関する投資を行い、Osaka Gas Australia Pty Ltdやその他の子会社が天然ガスに関する開発、投資を進めています。また、Osaka Gas Singapore Pte.Ltd.は、東南アジアでのエネルギー関連事業の調査・開発・投資を担当しています。

ライフ&ビジネスソリューションセグメントでは、大阪ガス都市開発株式会社が不動産の開発、賃貸、管理、販売を行い、大阪ガスファシリティーズ株式会社は建物及び設備の運転、管理、メンテナンスを提供しています。さらに、大阪ガスケミカル株式会社はファイン材料や炭素材製品の製造、販売を手掛け、水澤化学工業株式会社は吸着機能材や樹脂添加剤の製造・販売を行っています。

これらの事業を通じて、同社グループはエネルギー供給からライフスタイル提案まで幅広いサービスを提供しています。

経営方針

大阪瓦斯(以下、同社)は、エネルギー供給を核としながら、都市開発や情報サービスなど多岐にわたる事業を展開しています。同社は、持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、長期経営ビジョン「Going Forward Beyond Borders」および中期経営計画「Creating Value for a Sustainable Future」と「カーボンニュートラルビジョン」を策定し、積極的に推進しています。

同社は、脱炭素社会への移行を見据え、天然ガスの利用拡大や再生可能エネルギーの普及に注力しています。また、デジタル化の進展や価値観の多様化に対応し、新たな顧客価値の創造を目指しています。これらの取り組みを通じて、社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現に向けた企業価値の向上を図っています。

経営指標においては、収益性と成長性の向上、財務健全性の維持、株主への還元を重視しています。具体的には、投下資本利益率(ROIC)の向上を目標に掲げ、資本効率の改善を図りつつ、連結自己資本比率やD/E比率の適正化を進めています。また、安定配当の継続を基本としながら、連結配当性向30%以上を目指しています。

対処すべき課題としては、「ミライ価値の共創」と「企業グループとしてのステージ向上」を重点戦略に掲げています。これにより、国内外のエネルギー事業やライフ&ビジネスソリューション事業を柱としたポートフォリオ経営を実践し、経営環境の変化に対応するとともに、持続的な成長を目指しています。

同社は、ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した経営を実践し、イノベーションや技術開発、デジタルトランスフォーメーションの推進にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、同社は時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー&サービスカンパニーを目指しています。