USEN-NEXT HOLDINGSJP:9418

時価総額
¥2582.4億
PER
18.4倍
映像配信サービス「U-NEXT」、店舗向け音楽配信やDXサポート「USENレジ」、法人向け通信・セキュリティサービス「USEN GATE02」、医療・ホテル向け自動精算機等の業務用システム、業務店・商業施設向け電力供給「U-POWER」を展開。

沿革

1961年6月

大阪有線放送社として故宇野元忠が個人創業、2Pケーブルにて2チャンネルの有線音楽放送開始

2000年4月

大阪有線放送社が㈱有線ブロードネットワークスに社名変更し、併せて本社を東京都千代田区永田町に移転

2001年3月

㈱有線ブロードネットワークスが光ファイバー・ブロードバンドサービスを、東京都世田谷区、渋谷区の一部地域にて開始

2001年4月

㈱有線ブロードネットワークスが、㈱大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現:東京証券取引所JASDAQ)市場に上場

2005年10月

㈱有線ブロードネットワークスが、東日本電信電話㈱の提供するブロードバンド通信サービス「フレッツ」の販売取次を開始

2006年4月

㈱有線ブロードネットワークスが、西日本電信電話㈱の提供するブロードバンド通信サービス「フレッツ」の販売取次を開始

2006年10月

㈱有線ブロードネットワークスが㈱アルメックスを株式交換により完全子会社化

2007年6月

テレビ向け動画配信サービス「ギャオネクスト」(現名称:「U-NEXT」)の提供開始

2009年2月

㈱USENの完全子会社である㈱ユーズマーケティングから新設分割にて、㈱U’sブロードコミュニケーションズ(当社)を設立

2009年12月

「GyaO NEXT」のブランド名称を「U-NEXT」へ変更

2010年7月

商号を㈱U-NEXTに変更

2010年10月

本社を東京都渋谷区に移転

2010年12月

㈱USENより、会社分割(略式吸収分割及び簡易吸収分割)にてテレビ向け有料映像配信サービス事業「U-NEXT」及び個人向け光回線等の販売代理店事業を承継

2012年5月

PC向けサービス開始(「U-NEXT」)

2012年7月

㈱USENが、グルメ情報サイトを「ヒトサラ」へブランド変更

2012年8月

スマートフォン、タブレット向けサービス提供開始(「U-NEXT」)

2013年5月

MVNOサービス「U-mobile*E」を提供開始

2013年12月

㈱USENがスマートフォン向け定額音楽配信サービス「スマホでUSEN」(現名称:「SMART USEN」)提供開始

2014年12月

東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2014年12月

資本金を17億7,634万円に増資

2015年2月

東日本電信電話㈱及び西日本電信電話㈱より光アクセスサービスの卸売を受け「U-NEXT光」を提供開始

2015年7月

㈱USENが、レコチョクとの協業による店舗用BGM配信サービス「OTORAKU-音・楽」提供を開始

2015年11月

㈱アルメックスがユニロボット㈱と資本業務提携

2015年11月

㈱USENが東京電力㈱と業務提携に関する基本合意

2015年12月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2016年3月

アルテリア・ネットワークス㈱より集合住宅向け固定ブロードバンド回線事業の一部を譲受し、「U-NEXT光01」として提供を開始

2017年7月

臨時株主総会において㈱USENとの経営統合に係る最終契約を承認

2017年12月

㈱USENと経営統合、商号を㈱USEN-NEXT HOLDINGSに変更、会社分割による持株会社体制へ移行資本金を9,445万円に減資

2018年6月

中国大手電子決済プラットフォーマーLakala社日本法人、㈱ラカラジャパンと業務提携

2018年6月

働き方改革推進の一環として「Work Style Innovation」を導入

2018年7月

本社を東京都品川区に移転

2018年8月

店舗のトータルソリューション領域において㈱リクルートと業務提携

2018年10月

キャンシステム㈱の全株式を取得し、完全子会社化

2019年3月

㈱USEN Smart Worksを設立し、㈱USEN ICT SolutionsからSaaS事業を吸収分割により承継

2019年9月

アルバイトマッチングアプリ運営会社スポットメイト㈱(現、㈱USEN WORKING)と資本提携

2019年12月

グループ各社のテレマーケティングやカスタマーセンター等の顧客対応業務を集約し、高い次元のコンタクトセンター機能として「USEN Shared Service Center」を渋谷に開設

2020年5月

新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に「声で広げる!ソーシャルディスタンスプロジェクト」を始動

2020年8月

㈱新生銀行との合弁会社である㈱USEN-NEXT フィナンシャルにおいて、㈱アプラスと共同で当社グループの法人顧客向けに金融サービスを提供開始

2020年9月

グループのシナジーを生かし、飲食店へ向けた総合的な支援をしていくため㈱USEN FB Innovationを設立

2022年2月

中期経営計画「Road to 2025」策定

2022年3月

㈱U-POWERを設立し、本格稼働を開始

2022年4月

東京証券取引所の新区分においてプライム市場を選択、移行

2022年6月

サステナビリティへの取り組みにおいてマテリアリティに沿った重要指標(KPI)を策定し、推進

2022年9月

With/Afterコロナ時代にマッチした飲食店の未来を創造し、新たな収益機会の提供、総合的な経営支援を行うためWannaEat㈱(旧㈱バーチャルレストラン)を子会社化

2022年9月

第1回国内無担保普通社債発行

2023年3月

㈱プレミアム・プラットフォーム・ジャパンの完全子会社化及び㈱U-NEXTとの吸収合併

2023年6月

㈱U-NEXTが㈱TBSホールディングスと資本業務提携

2023年6月

『U-NEXT』、有料動画配信サービス『Paravi』とサービスを統合

2023年9月

株式会社USEN TRUSTを設立し、㈱USENから保証関連事業を吸収分割により承継

事業内容

USEN-NEXT HOLDINGSは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要なセグメントには、個人向け映像配信サービスを提供する「コンテンツ配信事業」、業務店や施設向けに店舗DXサービスや音楽配信サービスを提供する「店舗サービス事業」、法人向けのネットワークやセキュリティサービスを提供する「通信事業」、医療機関やホテル向けの業務用システムを提供する「業務用システム事業」、そして業務店や商業施設向けに電力を提供する「エネルギー事業」があります。

コンテンツ配信事業では、U-NEXTを通じて映画やドラマ、アニメなどの映像コンテンツや電子書籍、音楽コンテンツを提供しています。店舗サービス事業では、USENが音楽配信サービスをはじめとする店舗ソリューションを提供し、店舗開業支援やDX化をサポートしています。通信事業では、USEN NETWORKSやU-NEXTなどが法人向けや個人向けに通信サービスを提供しており、特に「USEN GATE02」ブランドでICTソリューションを提案しています。業務用システム事業では、アルメックスがホテルや病院、ゴルフ場向けに自動精算機や管理システムを提供しています。エネルギー事業では、U-POWERやUSENが業務店や商業施設向けに電力を供給し、グリーンエネルギーの推進を図っています。

これらの事業を通じて、USEN-NEXT HOLDINGSはBtoB市場やBtoC市場において、幅広い顧客ニーズに応えるサービスを提供し、社会全体に新たな価値を提供し続けています。

経営方針

USEN-NEXT HOLDINGSは、デジタル技術を駆使して社会課題の解決を目指す「ソーシャルDXカンパニー」としての位置づけを明確にしています。同社は、2022年2月に策定した中期経営計画「Road to 2025」を通じて、店舗DXとライフスタイルDXの2つの基本方針を推進しています。これにより、人々が集う場所の変革と、生活に喜びや感動をもたらすことを目指しています。

経営指標としては、「売上高」、「EBITDA」、「CAPEX」の維持、財務バランスの健全性を示す「自己資本比率」、そして収益性、効率性、負債の有効活用度を示す「ROE」を重視しています。これらを通じて、グループ企業価値の最大化を目指しています。

中長期的な経営戦略としては、ホールディングス体制の下で、音楽コンテンツ、IoT商材、ネットワークインフラ、安定した顧客基盤を活用し、グループシナジーを最大化させることを目標に掲げています。また、新型コロナウイルスの影響や急速に変化するテクノロジー/社会環境に対応し、市場ニーズを捉えた迅速な意思決定を行い、成長分野におけるサービス創出力、成長性、利益創出力の強化を図っています。

さらに、USEN-NEXT HOLDINGSは、社員一人ひとりが働き方を変え、生産性向上を図る「Work Style Innovation」をグループ全体で展開しています。これにより、社員が自発的に動き、仕事の成果を最大化させることを目指しています。

優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題としては、中期経営計画「Road to 2025」の実行、環境問題や社会課題の解決に向けた取り組み、そして4つのマテリアリティ(環境負荷の低減、イキイキと働ける環境の実現、健全で透明性の高い経営、テクノロジーによる社会貢献)の推進が挙げられます。これらを通じて、USEN-NEXT HOLDINGSは中長期的な企業価値向上を目指しています。