大運JP:9363

時価総額
¥24.4億
PER
8.1倍
港湾運送事業、一般港湾荷役、通関業、倉庫業、自動車運送事業、損害保険代理業を展開、貨物の運送から荷捌き、通関手続き、保管、陸運、保険代理まで一貫サービス提供。

沿革

事業内容

大運は、複数の事業セグメントを通じて幅広いサービスを提供しています。主要な事業セグメントには、港湾運送事業、自動車運送事業、およびその他のサービスが含まれます。

港湾運送事業では、一般港湾荷役事業を中心に、貨物の船積みや陸揚げのための運送及び荷捌き業務を一貫して引き受けています。また、港湾荷役事業として、船会社や荷主からの委託を受け、沿岸荷役を行っています。通関業では、輸出入貨物の通関手続き業務を提供し、倉庫業では、普通倉庫の保管や荷役業務を手掛けています。

自動車運送事業では、一般区域貨物自動車運送事業を展開し、大小さまざまなトラックを用いて、一般陸運貨物の現地運送や集配業務、長距離貨物輸送業務、隔地間連絡輸送業務、さらには国際海上コンテナ貨物の内陸輸送業務を行っています。

その他のサービスとして、損害保険代理業を展開しており、自動車、火災、傷害、海上等の各種損害保険の代理店業務を提供しています。これらの事業を通じて、大運は多角的な物流サービスを提供し、顧客のニーズに応えています。

経営方針

大運は、港湾運送事業、国際コンテナ輸送、NVOCC(非船舶運送事業者)、通関及び倉庫業を基本とし、国際複合一環輸送を主業務としています。また、国内輸送部門では海上フェリーを利用した隔地間輸送を行い、倉庫部門では賃貸倉庫を経営しています。同社は、「つねに豊かな総合物流の未来を拓く」という経営理念のもと、顧客のニーズに迅速に応え、「創造するロジスティクス」を追求し、社会に貢献する企業を目指しています。

中期経営計画では、安定した収益の確保を目指し、収入・粗利益・経費の完全実施を進めています。中長期的な経営戦略として、多様化する荷主及び市場の変化に応える企業体質の確立、営業力の強化、施設・設備の充実、新たな輸送方法の研究・開発、人材育成に注力しています。

重点領域としては、重点対象荷主・貨種の選定、海外拠点の強化、営業力の強化、物流機能の強化、ローコストオペレーションによる生産性の向上が挙げられます。特に、中国事務所の営業機能強化や海外パートナーの拡大、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)を視野に入れたパートナーネットワークの強化拡大に取り組んでいます。

また、厳しい国際・国内物流業界において、経済環境の変化にも対応できる営業基盤の確立、安全第一、コンプライアンスの徹底、グリーン経営の充実、財務体質の改善を目指しています。これらの戦略を通じて、大運は中長期にわたり収益機会を創造し、経営の安定と発展を目指しています。