関通JP:9326

時価総額
¥48.6億
PER
7.6倍
Eコマース及び通信販売事業向けに配送センター業務代行、倉庫管理システム「クラウドトーマス」、チェックリストシステム「アニー」、物流コンサルティングサービスを提供。

沿革

1983年7月

運送業軽貨物の輸送サービスの提供を目的として、軽サービスを大阪市東成区で創業

1986年4月

軽サービスを、有限会社軽サービスに改組(資本金1百万円)

1991年6月

大阪市東成区東今里に本店を移転し、本社物流センター開設

1992年1月

物流加工サービスの拡大により、物流事業部を設置し、配送センター代行サービスに本格参入

1994年10月

大阪府東大阪市荒本北へ本店を移転

1996年3月

物流加工サービスを主なサービスとする目的として、株式会社へ組織変更し、関西商業流通株式会社に商号変更

2000年2月

物流加工サービスの品質向上を目指し、ISO9001を認証取得

2001年9月

本店及び本社物流センター移転(大阪府東大阪市、現本社所在地)

2002年5月

第1物流センター(現 東大阪長田物流センター北館)を開設(大阪府東大阪市)

2004年4月

倉庫業の運営を目的に、有限会社関通倉庫設立(大阪府東大阪市、現 第二物流センター)

2007年1月

首都圏進出のため、関東通商流通株式会社設立(茨城県つくば市)

2007年4月

ISO14001認証取得

プライバシーマーク取得(登録番号:第20001372(08)号)

2007年7月

一般貨物自動車運送事業を開始

2008年3月

事業効率化のため、有限会社関通倉庫を当社に吸収合併

東大阪第2物流センター・東大阪第3物流センターを開設(大阪府東大阪市)

2009年7月

関西商業流通株式会社から、株式会社関通に商号変更

2010年2月

事業効率化のため、関東通商流通株式会社を吸収合併

2010年5月

東大阪第4物流センターを開設(大阪府東大阪市)

2010年7月

物品販売事業参入のため、達磨通商株式会社設立(資本金3,000千円、大阪市東成区)

2010年12月

サービス拡充のため、受注管理業務代行サービスの提供を開始

2011年4月

東大阪EC物流センターを開設(大阪府東大阪市)

2012年2月

東大阪通販物流センターを開設(大阪府東大阪市)

2012年10月

東大阪第4物流センターを移転のため閉鎖し、移転先として主管センターを開設(大阪府東大阪市)

2013年12月

自社物流センター運営移管サービス開始

2014年3月

一般貨物自動車運送事業から撤退

2014年4月

本社にてISMS(ISO27001)認証取得(認証番号:GIJP-0128-IC)

2014年12月

東大阪第二通販物流センターを開設(大阪府東大阪市)

2015年8月

東大阪第三通販物流センターを開設(大阪府東大阪市)

2016年5月

東大阪TAT配送センターを開設(大阪府東大阪市)

2016年7月

東大阪EC物流センターを移転増床(大阪府東大阪市)

2017年1月

事業効率化のため、達磨通商株式会社を吸収合併

2017年2月

倉庫管理システム「クラウドトーマス」の販売を開始

2017年5月

東大阪第三通販物流センターを閉鎖し、移転先として門真通販物流センターを開設(大阪府門真市)

2017年9月

首都圏通販物流センター(2022年4月に東京主管センターに統合)を開設(千葉県柏市)

2017年10月

関西主管センターを開設(兵庫県尼崎市)

2018年9月

東大阪通販物流センターを増床移転(大阪府門真市)

2018年10月

関東主管センター(現 東京第一物流センター)を開設(埼玉県和光市)

2019年2月

楽天株式会社と資本・業務提携

2019年3月

Rakuten Fulfillment Center Amagasakiを開設(兵庫県尼崎市)

2020年2月

東京主管センター(現 東京第四物流センター)を開設(埼玉県和光市)

2020年3月

東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース市場)に株式上場

2020年10月

東京第三物流センターを開設(埼玉県新座市)

2021年2月

倉庫管理システム「クラウドトーマスPro」の販売を開始

2021年4月

EC通販物流センターを開設(兵庫県尼崎市)

2021年6月

D2C物流センターを開設(兵庫県尼崎市)

2022年1月

関西本社を開設(兵庫県尼崎市)し、本社機能を移転

2022年2月

東京主管センターを開設(埼玉県新座市)

2022年2月

関西本社にショールームを開設

2022年3月

株式会社関通ビジネスサービスを設立(議決権比率:100%)

2022年4月

キヤノンITソリューションズ株式会社と資本・業務提携

2022年5月

兵庫県尼崎市に本店を移転

2022年8月

D2CⅡ物流センターを開設(兵庫県尼崎市)

2022年12月

アグリベース(物流センター)を開設(兵庫県尼崎市)

2023年3月

株式会社エーアイテイーと業務提携

2023年4月

スパイスコード株式会社と資本業務提携

事業内容

関通は、物流サービス事業、ITオートメーション事業、およびその他の事業を展開している企業です。物流サービス事業では、Eコマースおよび通信販売事業者向けに、商品の入庫、在庫管理、出庫などの配送センター業務を代行するEC・通販物流支援サービスを提供しています。このサービスは、自社開発の倉庫管理システム「クラウドトーマス」やチェックリストシステム「アニー」を活用し、物流業務の自動化と効率化を図っています。また、楽天グループ株式会社との提携により、「楽天スーパーロジスティクス」の業務も受託しています。

ITオートメーション事業では、物流サービス事業で培ったノウハウを基に開発されたソフトウェアを提供しており、「クラウドトーマス」や「アニー」のほか、ECサイトの受注処理を自動化するシステム「e.can(イーキャン)」などがあります。

その他の事業として、外国人技能実習生教育サービスを提供しており、ミャンマーからの実習生を対象に、日本での就業に必要な技能訓練や文化教育を行っています。また、障がいを持つ子どもたち向けの教育サービスや、就労移行支援事業所の運営、企業主導型保育事業なども手がけています。

これらの事業を通じて、関通は物流業務の効率化、IT技術の活用、社会貢献活動など、幅広い分野でサービスを展開しています。

経営方針

関通は、物流サービスを中心に、ITオートメーション事業や社会貢献活動を含む多角的な事業を展開しています。同社の成長戦略は、物流サービス事業の市場開拓とサービスの品質向上、ITオートメーション事業での新サービスの創出、そしてM&Aによる事業拡大に重点を置いています。

物流サービス事業では、Eコマースおよび通信販売事業者向けに配送センター代行サービスを提供し、自社開発の倉庫管理システム「クラウドトーマス」やチェックリストシステム「アニー」を活用して業務の自動化と効率化を図っています。また、楽天グループとの提携による「楽天スーパーロジスティクス」の業務受託も行っています。

ITオートメーション事業では、物流サービス事業で培ったノウハウを基に開発されたソフトウェアを提供しており、「クラウドトーマス」や「アニー」のほか、ECサイトの受注処理を自動化するシステム「e.can(イーキャン)」などがあります。

さらに、関通は人材の獲得と育成、持続的な事業規模の拡大、物流品質・生産性の向上と新しいノウハウの蓄積を優先的に対処すべき課題としています。これらの課題に対処することで、同社は持続的な成長を目指しています。

中期経営計画では、2026年2月期の目標値として売上高16,091百万円、営業利益893百万円、親会社株主に帰属する当期純利益560百万円を掲げており、ROE15%以上の維持を目指しています。これらの目標達成に向けて、関通は経営資源を物流サービス事業の改善に集中し、M&Aによる事業拡大や新サービスの提供を積極的に推進しています。