コーア商事ホールディングスJP:9273

時価総額
¥332.4億
PER
11.6倍
原薬の輸入販売、医療用・一般用医薬品の製造販売、受託製造を展開。

沿革

1991年2月

ジェネリック医薬品原料及び製剤の輸入販売を目的として現コーア製薬ビル(横浜市港北区)4階にコーア商事株式会社を設立

1999年12月

コーア商事株式会社、GMPI(注1)適合試験室(現・医薬分析センター(綱島))新設

2002年7月

医療用医薬品の製造販売のためバイオテックベイ株式会社を設立

2004年9月

コーア商事株式会社、医薬品原料の品質確認を行うため、現コーア製薬ビルより綱島社屋へ移り試験室と合わせて倉庫を設立

2005年4月

コーア商事株式会社、医薬品製造業(区分:包装・表示・保管)許可取得

2006年11月

コーア商事株式会社、関西地区への業務拡大のため、大阪営業所新設

2009年1月

コーア商事株式会社、輸入医薬品原料の品質分析のため、試験機能を独立させ医薬分析センター設立

2009年11月

コーア商事株式会社、日吉新社屋事務所新設

2011年6月

コーア商事株式会社、業務拡大のため、株式会社イセイの株式を過半数取得し、

ジェネリック注射剤、経口剤、外用剤の開発・製造・販売事業に進出

2012年7月

コーア商事株式会社、業務拡大のため、興亜製薬株式会社の株式を過半数取得し、

OTC医薬品(注2)の製造・販売事業に進出

2014年12月

コーア商事株式会社、関西地区での営業拡大、品質分析業務及び区分製造業務開始のため、

大阪社屋を新設

2015年1月

持株会社として、共同株式移転により、コーア商事株式会社、株式会社イセイ、バイオテックベイ株式会社、興亜製薬株式会社の完全親会社として、コーア商事ホールディングス株式会社を神奈川県横浜市港北区に設立

2015年4月

コーア商事株式会社、医薬品原薬の品質問題解決及び新規ジェネリック医薬品原薬に係る製法・製造技術の検討の為の研究施設としてコーア商事SIセンターを新設

2015年7月

株式会社イセイを「コーアイセイ株式会社」へ、バイオテックベイ株式会社を「コーアバイオテックベイ株式会社」へ、興亜製薬株式会社を「コーア製薬株式会社」へそれぞれ「コーア」を使用した社名へ変更

2016年5月

コーアイセイ株式会社、高薬理活性注射剤(注3)の製造に特化した蔵王新工場新設

2018年6月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2020年6月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2021年1月

当社株式が東京証券取引所市場第一部の貸借銘柄に選定

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年7月

コーアバイオテックベイ株式会社を存続会社、コーア製薬株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施

事業内容

コーア商事ホールディングスとその子会社3社(コーア商事株式会社、コーアイセイ株式会社、コーアバイオテックベイ株式会社)は、医薬品業界において幅広い事業を展開しています。主な事業内容としては、原薬の輸入販売、医療用医薬品および一般用医薬品の製造販売、そしてこれら製剤に関する受託製造が挙げられます。

同社グループは、特にジェネリック医薬品の原薬輸入販売に強みを持ち、高品質かつ安価な輸入原薬を提供することで、ジェネリックメーカーを中心に幅広い取引を行っています。また、自社での分析機能を有し、新規販売品目の市場性調査や規格立案、技術提供など、研究開発段階からの支援活動も積極的に行っています。

医薬品製造販売事業では、国内大手メーカーからの受託製造に加え、ジェネリック医薬品の開発・製造も手掛けており、特に高薬理活性注射剤の製造においては、高度な技術と設備を保有しています。これにより、同社グループは医薬品の製造における品質管理能力を高め、顧客からの信頼を獲得しています。

さらに、がん患者やリウマチ患者、透析患者向けのジェネリック医薬品の研究・開発に注力し、付加価値の高い医薬品の提供を目指しています。これらの事業展開により、コーア商事ホールディングスグループは、原薬から製剤まで一貫した製造体制を構築し、医薬品業界における多様なニーズに対応しています。

経営方針

コーア商事ホールディングスとその子会社は、ジェネリック医薬品業界において「ジェネリックのベストパートナー」を目指し、原薬販売、医薬品製造販売、受託製造など幅広い事業を展開しています。同社グループは、高品質かつ安価なジェネリック医薬品向け原薬の供給を継続し、注射剤製造における高薬理活性領域への注力を強化しています。また、グループ内での一貫生産体制を利用した相乗効果による利益増や効率化を目指しています。

中期事業戦略として、原薬販売事業では商社機能を核に、広範囲で柔軟なサービス提供を行い、グループ間のシナジー構築を基本方針としています。医薬品製造販売事業では、設備投資の推進と主力製品シェアの拡大、安定供給体制の構築を通じて、ジェネリック注射剤のトップメーカーを目指しています。

同社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値・株主価値の向上に努めており、ジェネリック医薬品の普及促進や品質管理体制の見直しにも注力しています。海外サプライヤーの拡充や医薬分析センターの充実、高薬理活性注射剤の受託製造強化、人材の採用及び育成、コンプライアンス体制の強化など、多角的な取り組みを進めています。これらの戦略を通じて、ジェネリック医薬品の安定供給に貢献し、医薬品が必要な人を誰一人取り残さない社会の実現を目指しています。