- 日本企業
- 人・夢・技術グループ
人・夢・技術グループ【JP:9248】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
人・夢・技術グループは、土木・社会インフラと環境・エネルギー分野を中心に、設計・調査・運営から製品販売まで一貫して手掛ける企業グループです。同社は橋梁や道路、港湾、河川、鉄道などの構造物に関する調査・計画・設計・施工管理や、情報システムやソフトウェアの開発、再生可能エネルギーの企画・導入・運用まで幅広いサービスを提供しています。
主要な顧客は国や地方自治体、道路・鉄道事業者、公共施設の管理者や民間の開発事業者が中心です。収益は設計やコンサルティングのプロジェクト収入、施設の運営・保守で得る継続的なサービス収入、さらに製品販売やレンタル、情報サービスのライセンス・利用料といった複数の柱で構成されています。
事業は大きくコンサルタント事業、サービスプロバイダ事業、プロダクツ事業の三つに分かれます。コンサルタント事業では構造解析や地質調査、都市・道路計画、PFIや事業化支援などを手掛け、サービスプロバイダ事業では道路や公共施設の運営、デマンド交通や健康支援、再生可能エネルギー事業やファイナンス業務で長期の収益を確保します。プロダクツ事業は環境配慮型商品の販売・レンタルや情報システムの提供・ASPサービスを中心に展開しています。
経営方針
同社は「長期経営ビジョン2030」と中期計画「持続成長プラン2025/2028」を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。具体的な数値目標としては連結売上高4,300億円、営業利益22億円、従業員数約2,400人を掲げており(目標値は2024年11月26日に更新)、計画期間中に基幹事業の安定化と新規収益源の確立を両立させることを狙いとしています。これらの達成に向けて、公共事業の受注拡大や継続的な運営・保守収入の拡充、製品・情報サービスのライセンス収入強化で収益の多角化を図っています。
同社は国土基盤整備・保全、環境・新エネルギー、地域創生の3分野を重点投資領域と位置づけています。具体的施策として、橋梁や河川の調査・設計といった基幹技術の深化により受注拡大を狙う一方、洋上風力の地盤調査やバイオマス、地熱など再生可能エネルギー事業の拡大を進めています。差別化戦略としては、設計・調査・運営から製品販売までグループで一貫提供できる点や、橋梁点検ロボットの特許取得や全国展開しているオンデマンド交通支援システム等の実績を活かし、公共・民間双方に対してワンストップで高度なサービスを提供することを目指しています。
同社は国内外の新市場開拓と事業拡大を積極的に推進しています。国内ではPPP/PFI方式による運営型事業やオンデマンド交通の自治体展開を拡大し、地域担当技術者の配置やグループ間の情報共有で新規顧客を獲得します。海外ではシンガポール拠点とベトナム・インドネシア・フィリピン(VIP)を中心に営業・技術体制を強化し、橋梁・鉄道・港湾に加えて小水力発電などの地域開発案件を受注拡大していく方針です。災害対応力の強化やリスク管理の整備も並行して行い、安定した海外展開を図っています。
同社は技術革新とIT化(DX)を成長の原動力と捉え、研究開発や実証実験、外部連携へ重点投資しています。具体的には橋梁点検ロボットの導入・特許化、オンデマンド技術を活用した自動運転の実証、スマートシティ関連のデータ基盤連携などに取り組んでおり、業務効率化による生産性向上を目指しています。加えて新事業創出のためのM&Aや外部パートナーとの共同開発を進め、技術投資とガバナンス強化を両輪で進めることで、長期的な成長基盤の構築を図っています。