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SGホールディングスJP:9143
沿革
1965-11 | 佐川急便株式会社を設立 |
1975-07 | 京都自動車興業株式会社(現・佐川アドバンス株式会社)を設立 |
1980-05 | 佐川自動車工業株式会社(現・SGモータース株式会社)を設立 |
1980-09 | 佐川航空株式会社(現・SGHグローバル・ジャパン株式会社)を設立 |
1983-02 | 佐川コンピューター・システム株式会社(現・SGシステム株式会社)を設立 |
1988-10 | 翼運輸株式会社(現・SGムービング株式会社)を子会社化 |
1990-08 | 佐川急便(香港)有限公司を子会社化 |
1997-06 | SAGAWA EXPRESS VIETNAM CO., LTD.を設立 |
2003-09 | 保利佐川物流有限公司(現・佐川急便国際物流 (深圳) 有限公司)を設立 |
2005-03 | 佐川フィナンシャル株式会社(2020年10月にSGシステム株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立 |
2006-03 | 純粋持株会社体制へ移行、SGホールディングス株式会社を設立 |
2006-06 | SGホールディングス株式会社が、佐川急便株式会社から佐川グローバルロジスティクス株式会社(現・SGHグローバル・ジャパン株式会社)他子会社10社の株式を譲受 |
2007-08 | SGリアルティ株式会社を設立 |
2008-11 | 佐川ロジスティクスパートナーズ株式会社(2019年4月に佐川グローバルロジスティクス株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立 |
2009-02 | ワールド・ロジ株式会社が保有する株式会社ワールドサプライの全株式を譲受け、同社を子会社化 |
2011-04 | SGエキスパート株式会社(2020年10月にSGシステム株式会社を存続会社とする吸収合併により消滅)を設立 |
2012-06 | SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.を設立 |
2013-05 | 佐川グローバルロジスティクス株式会社において、SGHグローバル・ジャパン株式会社に商号を変更するとともに、会社分割により佐川グローバルロジスティクス株式会社を新設し、国内ロジスティクス事業を承継 シンガポール国内の物流事業強化のため、AMEROID LOGISTICS(S)PTE. LTD.(現・SG SAGAWA AMEROID PTE. LTD.)を買収 |
2013-11 | 当社グループの国内ネットワークを生かした高品質な一貫物流サービスの提供を目的とし、SG SAGAWA USA, INC.を設立 |
2014-06 | 国際貨物事業の拡大を目的とし、スリランカの物流企業であるEXPOLANKA HOLDINGS PLCを買収 |
2015-03 | ベトナム国内で貨物・物流サービスを行うための事業会社として、SG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.を設立 |
2016-03 | 株式会社日立物流(現・ロジスティード株式会社)と資本業務提携契約を締結 |
2016-11 | ベトナムにおけるデリバリー事業の拡大・強化と顧客基盤拡大を目的とし、Phat Loc Express and Trading Joint Stock Company.(2017年3月にSG SAGAWA EXPRESS VIETNAM., LLCへ商号変更、2019年4月にSG SAGAWA VIETNAM CO., LTD.を存続会社とする吸収合併により消滅)を買収 |
2016-12 | 電報類似サービス事業の拡大を目的とし、株式会社VST(現・佐川ヒューモニー株式会社)を設立 |
2017-12 | 東京証券取引所市場第一部に株式を上場 |
2019-05 | ベトナムにおける車載冷凍冷蔵設備の供給事業を目的として、SG Motors Vietnam Co., Ltdを設立 |
2020-03 | 東アジア及び中国におけるロジスティクス事業の拡大を目的として、上海虹迪物流科技有限公司を買収 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
SGホールディングスグループは、純粋持株会社であるSGホールディングスを中心に、連結子会社139社、持分法適用の関連会社2社から構成されています。同社グループは、「デリバリー事業」、「ロジスティクス事業」、「不動産事業」を主軸に、これらに付随する「その他」の事業を展開しています。
デリバリー事業では、宅配便を中心に、日本全国をカバーするネットワークを活用した物品輸送サービスを提供しています。この事業では、佐川急便株式会社をはじめとする関連会社が、大型家具や家電などの大型荷物の取り扱いも可能な物流施設・ネットワークを構築し、効率的かつ柔軟な物流サービスを実現しています。
ロジスティクス事業では、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)、国際輸送、海外現地物流などを提供しています。この事業は、顧客企業のサプライチェーンを最適化するための物流システムの構築提案や、倉庫管理システム(WMS)による業務情報の可視化、マテリアルハンドリングの導入などを通じて、効率的な流通加工・倉庫運営を追求しています。
不動産事業では、物流施設を中心に不動産の開発、賃貸、管理などを行っており、物流ソリューションの競争力向上に寄与しています。この事業では、物流効率の最適化を進めるための施設開発や、再生可能エネルギー供給なども手がけています。
その他の事業としては、輸送に関わる損害保険の代理店事業、トラック燃料の販売、輸送車両の整備・販売、物流システムの開発・運用など、デリバリー事業及びロジスティクス事業を支える様々なサービスを提供しています。
SGホールディングスグループは、これらの事業を通じて、法人顧客の様々なニーズに応える総合的な物流ソリューションを提供し、物流業界における競争力の強化を目指しています。
経営方針
SGホールディングスは、2023年3月期から2025年3月期までの中期経営計画「SGH Story 2024」を推進しています。この計画では、総合物流ソリューションの高度化、経営資源の拡充、ガバナンスのさらなる高度化を重点戦略として掲げています。同社は、物流業界における不安定な事業環境や、EC市場の拡大に伴う宅配便需要の増加、労働需給のひっ迫などの課題に対応するため、これらの戦略を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
具体的には、総合物流ソリューションの高度化に向けて、脱炭素や社会・環境課題解決に貢献するサービスの推進、TMS・3PLネットワークの拡充、国際・海外向けサービスの強化、宅配便サービスの向上と効率化を進めています。また、競争優位を創出するための経営資源の拡充として、国内外の輸配送ネットワークの強化、人的資本への投資、DXへの投資による競争優位の創出、オープンイノベーションによる新たな価値の創造に取り組んでいます。さらに、ガバナンスの高度化を進めることで、グローバル化に対応した管理体制の構築やコンプライアンスの継続的な強化を目指しています。
これらの取り組みを通じて、SGホールディングスは、2025年3月期の営業収益1兆6,500億円、営業利益1,600億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,050億円を目標としています。同社は、中期経営計画の推進により、持続可能な成長を実現し、次世代の競争優位性を創出することを基本方針としています。