SGホールディングスJP:9143

時価総額
¥1.01兆
PER
16.2倍
デリバリー事業、ロジスティクス事業、不動産事業を展開し、宅配便や国際輸送、物流施設の開発・管理を手がける企業。

事業内容

SGホールディングスは、デリバリー事業、ロジスティクス事業、不動産事業などを展開しています。これらの事業は、物流ソリューションを提供するための基盤を形成しており、各セグメントが連携して効率的な物流サービスを実現しています。

デリバリー事業では、佐川急便を中心に宅配便サービスを提供しています。法人顧客向けに、少量から大量の荷物まで対応可能な物流ネットワークを構築し、スマート納品や館内物流サービスなどの付加価値サービスを展開しています。

ロジスティクス事業は、国際輸送や通関業務、倉庫運営などを手がけています。EXPOLANKA HOLDINGSを通じてアジア発北米向けの輸送を強化し、低温物流領域の基盤も獲得しています。デリバリー事業と連携し、効率的な物流サービスを提供しています。

不動産事業では、物流施設の開発・管理を行い、物流ソリューションの競争力を高めています。資産価値向上のための戦略的投資や、太陽光発電による再生可能エネルギー供給も行っています。

その他の事業では、損害保険代理店、燃料販売、車両整備、物流システム開発などを展開しています。これらのサービスは、デリバリー事業やロジスティクス事業と連携し、総合的な物流ソリューションを提供するための重要な役割を果たしています。

経営方針

SGホールディングスは、成長戦略として「SGHビジョン2030」を掲げています。このビジョンは、「新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」をテーマに、トータルロジスティクスの高度化とグローバル物流の基盤拡大を目指しています。これにより、顧客と社会にとって必要不可欠な存在であり続けることを目指しています。

同社は、2026年から2028年までの新中期経営計画「SGH Story 2027」を策定しました。この計画では、国内サービス領域とグローバル物流基盤の拡大、成長を支える経営資源の拡充、持続可能な経営に向けた取り組みを重点領域としています。これにより、企業価値の向上と持続可能な社会の実現を目指しています。

具体的な施策として、国内では宅配便のサービス競争力の強化や低温物流ソリューションの拡大を進めています。また、グローバル物流では、Morrison Express Worldwide Corporationの買収を通じて、顧客基盤の拡大と収益性の向上を図っています。これにより、国際的な物流ネットワークの強化を目指しています。

さらに、SGホールディングスは、持続可能な経営を実現するために、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。2050年のカーボンニュートラルを目標に掲げ、温室効果ガスの排出削減を推進しています。また、ガバナンスの高度化を通じて、企業価値の向上を図っています。