ハマキョウレックスJP:9037

時価総額
¥1256.3億
PER
13.1倍
物流センター事業や貨物自動車運送事業を中心に、海外物流センター事業やその他事業を展開する企業グループ。

事業内容

ハマキョウレックスは、物流センター事業と貨物自動車運送事業を主な業務とする企業です。これらの事業は、グループ内の38社と連携しながら展開されています。物流センター事業では、効率的な物流管理を提供し、企業のサプライチェーンをサポートしています。

同社の物流センター事業には、株式会社スーパーレックスや株式会社ロジ・レックスなどが関与しています。これらの子会社は、物流センターの運営や管理を通じて、顧客のニーズに応えています。また、貨物自動車運送事業では、近物レックス株式会社や高塚運送株式会社などが、国内の輸送サービスを提供しています。

さらに、ハマキョウレックスは海外にも物流センター事業を展開しており、非連結子会社2社がその役割を担っています。その他の事業としては、連結子会社1社と非連結子会社1社が関与しており、多様なサービスを提供しています。これにより、同社は国内外での物流ニーズに幅広く対応しています。

経営方針

ハマキョウレックスは、物流センター事業を成長の柱とし、効率的な物流管理を通じて企業のサプライチェーンを支援しています。同社は、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)事業における質的向上を目指し、長期的な視点での経営を重視しています。特に、物流センターの拡大とDX推進による物流ロボットの導入を通じて、積極的な設備投資を行い、成長を加速させています。

同社は、株主持分単位当たりの成長性と収益体質の強化を重視し、2025年3月までに自己資本当期純利益率(ROE)10%以上を目指しています。具体的な目標として、1株当たり当期純利益(EPS)や営業収益経常利益率の向上を掲げています。これにより、持続可能な成長を実現し、株主価値の向上を図っています。

ハマキョウレックスは、既存路線を軸にした事業展開を進め、物流センター事業を成長ドライバーとしています。お客様とのコミュニケーションを重視し、提案型物流企業を目指しています。また、3つのキーワード「日々収支」「全員参加」「コミュニケーション」を中心に、さらなる高みを目指して挑戦を続けています。

同社は、3PL事業を軸に新センターの建設やDX推進を進め、EC物流センターのノウハウを活かして成長が見込まれるEC物流の受注拡大を図っています。また、近物レックスのターミナルを物流センター化し、グループ間のシナジー強化を目指しています。これにより、東北・関東・東海・関西エリアでの3PL配送の強化を図っています。

新規顧客獲得に向けて、3PL新規受託件数年間目標15社を掲げ、グループ全体での営業活動を強化しています。海外展開についても、日本国内の顧客満足度向上を目的に、ニーズに応じた展開を図っています。これにより、国内外での物流ニーズに幅広く対応し、成長を続けています。

貨物自動車運送事業では、グループシナジーを活かした物量増加を推進し、ドライバー確保のための運賃是正や労働環境の改善を目指しています。また、3PL事業や貨物自動車運送事業におけるシナジー効果を創出するため、M&Aの取り組みを継続しています。これにより、事業の拡大と効率化を図っています。

環境への取り組みとして、ハマキョウレックスは物流企業としての社会的責任を果たすため、環境負荷の軽減に努めています。具体的には、太陽光発電システムの導入やCO2排出量の少ない車両の導入、積載率の向上などを通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。これにより、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを強化しています。