unbankedJP:8746

時価総額
¥25.8億
PER
金地金事業では金地金の販売・買取や暗号資産「Kinka(XNK)」の発行を行い、ノンバンク事業ではクラウドバンク・キャピタル株式会社が不動産担保融資事業を展開。

事業内容

UNBANKEDは、金地金事業とノンバンク事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業は、UNBANKEDとその関連会社によって運営されています。

金地金事業では、UNBANKEDは金地金の販売と買取を行っています。国内では、主に対面で1キログラムの金地金バーを取り扱っています。また、関連会社のクラウドバンク株式会社の子会社である日本クラウド証券株式会社を通じて、インターネットで1,000円からの少額売買にも対応しています。

海外では、UNBANKEDの子会社であるKinka(BVI),Ltd.が、ブロックチェーン技術を利用した金地金を裏付けとした暗号資産「Kinka(XNK)」を発行し、海外の金投資需要を取り込んでいます。UNBANKEDは、販売するための金地金をグループ外から調達し、保管しています。

ノンバンク事業では、クラウドバンク・キャピタル株式会社が貸金業を行っています。主に不動産担保融資事業を展開しており、2025年3月21日にPersonal Capital株式会社の全株式を譲渡したため、連結の範囲から除外されています。

経営方針

UNBANKEDは、企業理念を「人と社会に貢献し、価値を創造する」と掲げ、組織風土の改善と社会的価値の創出を目指しています。2024年7月には商号をUNBANKED株式会社に変更し、コーポレートブランドを刷新しました。これにより、金ビジネスに新たな価値観を付加し、国内外での販売チャネルを多様化しています。

UNBANKEDは、金地金事業において、国内外の金投資需要を取り込むため、インターネット形式での小口販売やブロックチェーン技術を活用した海外販売を推進しています。また、情報発信力の強化や新商品の開発を通じて、販売チャネルの構築を進めています。さらに、ノンバンク事業では、クラウドバンク・キャピタル株式会社を子会社化し、融資型クラウドファンディング事業を拡大しています。

UNBANKEDは、金価格連動型の暗号資産「Kinka(XNK)」の販路拡大を目指し、カルダノブロックチェーン上での発行を計画しています。これにより、Web3.0ビジネスの推進と収益源の多様化を図っています。また、貸金業子会社の融資残高を増やすため、資金支援を行い、ノンバンク事業の成長を促進しています。

UNBANKEDは、金地金事業とノンバンク事業の収益構造を改革し、営業利益の黒字化を目指しています。エネルギー価格の上昇や円安の進行に伴うインフレ警戒感の中、金市場への資金流入が続いており、富裕層を中心に金投資需要を取り込む戦略を強化しています。