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水戸証券JP:8622
事業内容
水戸証券は、金融商品取引業を主な事業としています。同社は、有価証券の売買や売買の取次ぎ、引受、売出し、募集および売出しの取扱いなど、幅広い金融サービスを提供しています。これにより、個人投資家や法人顧客に対して多様な投資機会を提供し、資産運用のサポートを行っています。
具体的なサービスとしては、株式や債券の売買、投資信託の販売、IPO(新規公開株)の引受などがあります。また、顧客のニーズに応じた資産運用のアドバイスや、ポートフォリオの構築支援も行っています。これにより、顧客の資産形成をサポートし、長期的な信頼関係を築くことを目指しています。
経営方針
水戸証券は、顧客や株主、社員に対して「BESTをつくす企業」を目指し、成長戦略を推進しています。同社は、金融サービスを通じて価値を創造し、地域社会の豊かな未来に貢献することを経営ビジョンに掲げています。このビジョンの実現に向けて、顧客の資産形成支援や地域社会の発展、社員の自己実現、ビジネス構造の変革に取り組んでいます。
第六次中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)では、ROEの向上とストック収益による販管費カバー率の改善を目指しました。2024年度にはROEが5.8%に達し、目標を上回る成果を上げました。また、販管費カバー率も41.8%に達し、安定した収益基盤の構築が進みました。これにより、同社は持続的な成長を実現するための基盤を強化しました。
今後の成長戦略として、第七次中期経営計画(2026年3月期~2030年3月期)を策定しました。この計画では、「人と組織の力で、お客さまからの信頼を深め、持続的に成長する企業へ」をテーマに掲げています。具体的には、ROEを8.0%以上、ストック収益による販管費カバー率を50.0%以上に引き上げることを目指しています。また、株式投資信託と水戸ファンドラップの合計残高を7,500億円以上にすることを目標としています。
水戸証券は、株主還元の強化にも注力しており、第七次中期経営計画期間中は、1株当たり年間配当金の下限を30円と設定しています。資本収益性の向上を重視し、持続的な成長と株主価値の向上を目指した資本の効率的な活用を進めています。これにより、同社は顧客や地域社会、株主に対してさらなる価値を提供し続けることを目指しています。