日本証券金融JP:8511

時価総額
¥1642.1億
PER
16.3倍
証券金融業、信託銀行業、不動産賃貸業、情報処理サービス業を展開し、貸借取引や顧客分別金信託、不動産賃貸、ソフトウェア開発を手がける。

事業内容

日本証券金融株式会社は、日証金グループの中核企業として、証券金融業を中心に多様な事業を展開しています。同社は、金融商品取引業者や個人投資家、機関投資家に対して、貸借取引、一般貸付、債券貸借、貸株業務を通じて金銭や有価証券を提供しています。これらの業務は、金融商品取引法に基づき内閣総理大臣の免許を受けて行われています。

また、日本証券金融は、有価証券等管理業務や国債等現先取引業務も手がけており、これらの業務についても金融商品取引法に基づく登録を受けています。これにより、同社は金融市場における重要な役割を果たしています。

連結子会社の日証金信託銀行株式会社は、信託銀行業を展開しています。具体的には、顧客分別金信託や有価証券信託などの信託業務、さらに預金や貸出などの銀行業務を行っています。これにより、幅広い金融サービスを提供しています。

不動産賃貸業も同社グループの一部です。連結子会社の日本ビルディング株式会社は、主にグループが所有する不動産の賃貸と管理を行っています。これにより、安定した収益基盤を確保しています。

さらに、持分法適用関連会社である日本電子計算株式会社とジェイエスフィット株式会社は、情報処理サービス業を展開しています。これらの会社は、ソフトウェアの開発や販売を通じて、情報技術分野でのサービスを提供しています。

経営方針

日本証券金融株式会社は、証券金融業を中心に多様な事業を展開し、金融市場のインフラを支える重要な役割を果たしています。同社は、貸借取引や一般貸付、債券貸借、貸株業務を通じて、金融商品取引業者や投資家に金銭や有価証券を提供しています。これにより、金融市場の流動性を高め、安定した市場運営に寄与しています。

同社の成長戦略は、第7次中期経営計画に基づき、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。具体的には、証券市場のインフラとしての貸借取引業務の強化や、セキュリティ・ファイナンス業務の拡充を推進しています。また、グループ連結経営の強化や有価証券運用による安定的な収益確保にも注力しています。

さらに、日本証券金融は、新規業務開発や業務管理体制の強化を通じて、競争力の基盤を強化しています。人材育成の強化とエンゲージメントの向上を図り、企業活力と組織変革力を高めることにも取り組んでいます。これにより、同社は機動性と柔軟性に富んだユニークな企業を目指しています。

同社は、サステナビリティの推進にも力を入れています。業務継続体制の強化や気候変動への対応など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。これにより、社会的信頼を確立し、長期的な企業価値の向上を図っています。