青山商事JP:8219

時価総額
¥822.9億
PER
13.6倍
ビジネスウェア、クレジットカード、販促支援、100円ショップ「ダイソー」展開、靴修理・鍵複製「ミスターミニット」、フランチャイズ「焼肉きんぐ」「ゆず庵」「セカンドストリート」「ジャンブルストア」「エニタイムフィットネス」、雑貨・インテリア「WTW」、Webメディア事業。

沿革

1964年5月

広島県府中市において紳士既製服の小売を主に、その他食料品、広島県の特産品販売等の事業を行う青山商事(株)を設立。

1967年10月

食料品、特産品部門から撤退し、紳士服販売の営業に特化する。

1974年4月

郊外立地の紳士服専門店「洋服の青山」の1号店(西条店)を開店。
以後の出店は、ほとんど郊外型店舗となる。

1977年8月

本社を広島県府中市府中町554番地から広島県府中市鵜飼町43番地の1に移転。

1983年7月

全店にPOSレジを設置し大型コンピューターと直結したPOSシステム(販売時点情報管理システム)導入。

1987年11月

大阪証券取引所市場第二部、広島証券取引所に株式上場。

1989年10月

東京事務所(2018年4月東京オフィスと改称)を開設。

1990年8月

広島県福山市王子町に本社ビルを新築し、本社機構を広島県府中市から広島県福山市に移転。

1990年12月

東京証券取引所市場第二部に株式上場。

1991年3月

ブルーリバース(株)(現・連結子会社)を設立、縫製加工業務を委託。

1992年9月

東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定。

1993年4月

台湾青五股份有限公司(現・青山洋服股份有限公司)を設立。(当社100%出資)

1994年2月

衣料品の製造、販売の合弁会社 上海青山服装有限公司を設立。(2007年6月をもって、合弁相手先に全株式を譲渡した。)

1994年10月

カジュアル専門店「キャラジャ」の1号店(姫路太子店)を開店。(2019年2月をもって「キャラジャ」業態を解消した。)

1997年9月

(株)アスコン(現・連結子会社)の第三者割当を引受け(出資比率56.1%)、子会社とする。

1999年8月

(株)青山キャピタル(現・連結子会社)を設立(出資比率100%)、カード事業へ進出。

2000年10月

(株)青五(現・連結子会社)の第三者割当を引受ける。(出資比率40%)

2000年11月

「ザ・スーツカンパニー」の1号店(日本橋店)を開店。

2001年1月

(株)青山キャピタルが、ケイ・エス・ケイ・カード(株)(合併により消滅)へ出資(出資比率100%)子会社とする。

2003年2月

(株)青山キャピタルがケイ・エス・ケイ・カード(株)を吸収合併する。

2004年10月

「ユニバーサル ランゲージ」の1号店(渋谷店)を開店。

2005年2月

青山洋服商業(上海)有限公司を設立。(当社100%出資)

2005年10月

会社分割によりキャラジャ事業を分離し、当社100%出資の連結子会社カジュアルランドあおやま(株)を新設する。

2006年11月

(株)エム・ディー・エスを株式交換により、当社100%出資の連結子会社とする。

2007年1月

(株)栄商を株式交換により、当社100%出資の連結子会社とする。

2010年12月

「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」のFCとして、住金物産(株)〔現日鉄物産(株)〕との合弁により、当社連結子会社として(株)イーグルリテイリングを設立。

2011年4月

当社100%出資の連結子会社カジュアルランドあおやま(株)を吸収合併する。

2011年7月

(株)物語コーポレーションのFCとして、「焼肉きんぐ」等のフードサービス事業を展開すべく、当社100%出資の連結子会社(株)globを設立。

2011年12月

スーツ等のメーカーである服良(株)の全株式を取得し、当社100%出資の連結子会社とする。

2012年4月

「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の1号店(表参道店)を開店。(2019年12月末をもって「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」全店閉店。)

2015年12月

靴修理、鍵複製等の総合リペアサービスを提供するミニット・アジア・パシフィック(株)の全株式を取得し、当社100%出資の連結子会社とする。

2016年2月

カスタムオーダー店「ユニバーサル ランゲージ メジャーズ」の1号店(渋谷神南店)を開店。レディス専門店「ホワイト ザ・スーツカンパニー」の1号店(新宿店)を開店。

2016年4月

雑貨・インテリアショップを運営する(株)WTW(ダブルティー)の全株式を(株)バルス〔現(株)Francfranc〕より取得し、当社100%出資の連結子会社とする。

2020年1月

連結子会社(株)イーグルリテイリング解散。(2020年4月6日をもって清算結了。)

2020年3月

Webメディア事業を展開する(株)SYGの全株式を取得し、当社100%出資の連結子会社とする。

2021年3月

連結子会社(株)SYGが(株)カスタムライフを存続会社とする吸収合併を実施。

2022年4月

(株)エススクエアードの全株式を取得し、当社100%出資の連結子会社とする。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年9月

連結子会社(株)エススクエアードがメルボメンズウェアー(株)を存続会社とする吸収合併を実施。

事業内容

青山商事は、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業であり、その主な事業内容はビジネスウェア事業、カード事業、印刷・メディア事業、雑貨販売事業、総合リペアサービス事業、フランチャイジー事業、そしてWebメディア事業などです。

ビジネスウェア事業では、メンズやレディスのビジネスウェア及び関連洋品の販売を国内外の消費者に提供しています。このセグメントでは、既製服の補正加工や店内外演出物の企画、販売消耗品及び景品の企画なども手がけています。また、中国やインドネシアに子会社を持ち、現地での生産・販売も行っています。

カード事業は、青山キャピタルが主にクレジットカード事業を展開しており、顧客に金融サービスを提供しています。

印刷・メディア事業では、アスコンが販促支援企業として、流通小売業を中心に多様なサービスを提供しています。

雑貨販売事業では、青五が大創産業との販売代理店契約を通じて、100円ショップ「ダイソー」を展開しています。

総合リペアサービス事業では、ミニット・アジア・パシフィックが「ミスターミニット」ブランドのもと、靴修理や鍵複製などのサービスをアジア太平洋地域で提供しています。

フランチャイジー事業では、globが「焼肉きんぐ」や「ゆず庵」、「セカンドストリート」、「ジャンブルストア」、「エニタイムフィットネス」のFC店舗を展開しています。

その他、WTWは雑貨・インテリアの「WTW」を、カスタムライフはWebメディア事業を展開しています。これらの事業を通じて、青山商事は幅広い顧客ニーズに応える多角的なビジネスを展開しています。

経営方針

青山商事は、持続可能な成長と社会への貢献を目指す経営理念のもと、中期経営計画「Aoyama Reborn 2023」を推進しています。この計画では、連結売上高、連結営業利益、連結当期純利益を重要経営指標(KPI)として設定し、ビジネスウェア事業の変革、グループ経営の推進、サステナブルへの取り組みを三つの経営ビジョンとして掲げています。

ビジネスウェア事業では、リブランディングを通じた顧客生涯価値の最大化と、デジタル戦略(OMO戦略・デジタル基盤整備)による顧客接点の拡大を目指しています。また、グループ経営の推進においては、グループガバナンスの強化とグループ内連携の促進、成長分野への経営資源の重点配分を図ります。さらに、サステナブルな社会の発展に貢献するため、SDGsを重視したESGへの取り組みを強化しています。

これらの戦略は、経済社会活動の正常化が期待される一方で、物価の上昇や労働力不足など不透明な経営環境の中で、青山商事が直面する課題に対処し、持続可能な成長を目指すためのものです。同社は、ビジネスウェア事業の変革と挑戦、グループ経営の推進、サステナブルへの取り組みを通じて、企業価値の向上と社会への貢献を目指しています。