サンワテクノスJP:8137

時価総額
¥459.2億
PER
16.7倍
電機、電子、機械部門で産業用エレクトロニクスやメカトロニクス関連装置の販売、FAシステムや通信機器の提供、電気設備工事業を展開。

事業内容

サンワテクノス株式会社は、電機、電子、機械の各部門における製品の販売を主な業務としています。日本国内では、産業用エレクトロニクスやメカトロニクス関連の装置や機器、部品の販売を行っています。また、各種電子部品や電子機器、OA機器、FAシステム、通信・情報機器なども取り扱っています。

さらに、サンワテクノスは半導体関連製造設備や産業用ロボット、クリーンロボット、FA産業関連設備装置、基板関連装置、物流搬送装置、車載製品、各種検査装置などの販売も手がけています。電気設備工事業や生産現場の効率化を支援するトータルエンジニアリングサポートも提供しています。

アジア地域では、中国、シンガポール、台湾、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インドに拠点を持ち、電子機器や電気機械、機械器具、電子部品などの販売を行っています。これらの製品は、国内製品の海外進出企業や現地企業に向けて販売され、メンテナンスサービスも提供されています。

欧米地域では、ドイツ、アメリカ、メキシコに拠点を持ち、アジアと同様に電子機器や電気機械、機械器具、電子部品の販売を行っています。これらの製品は、国内製品の海外進出企業や現地企業に向けて販売され、海外製品の調達や組立製作も行っています。

その他の事業として、日本国内で空調機器の販売、施工、サービス業務を行うサンワトリニティ株式会社や、商品在庫や流通管理、仕入業務を担当するサンワロジスティック株式会社があります。クリーンエネルギー関連設備の施工も手がけています。

経営方針

サンワテクノス株式会社は、2026年から2028年までの3年間を対象とした中期経営計画「SGP2027」を推進しています。この計画は、変化する市場環境に適応し、新たなビジネスチャンスを積極的に捉えることを目的としています。具体的には、事業構造改革、収益力の強化、成長を支える投資と個別戦略の実施を基本方針としています。

同社は、2031年までに営業利益100億円を目指し、SGP2027の最終年度には営業利益80億円超、ROE10.0%超を目標としています。また、PBR1.0倍超を目指し、持続的な成長を図ります。これにより、収益性の向上と業績の拡大を実現し、株主価値の向上を目指しています。

サンワテクノスは、グローバルな独立系技術商社として、厳しい経営環境に対応するための人材育成と組織構築を重要課題としています。国内外のネットワークを活用し、高品質・高付加価値の商品と技術を提供することで、顧客の信頼と満足を得ることを目指しています。

さらに、同社はDXの推進を通じて業務の効率化を図り、コスト削減を実現することで、収益力の強化を進めています。また、人事制度や教育制度の充実を図り、多様な価値観に対応できる人材の育成を推進しています。CSRを意識し、社会や地球環境との調和を図ることも重視しています。