伊藤忠エネクスJP:8133

時価総額
¥2175.2億
PER
13.1倍
ホームライフ事業、カーライフ事業、産業ビジネス事業、電力・ユーティリティ事業を展開し、LPガス、電力、自動車販売、アスファルト、発電事業などを手がける。

事業内容

伊藤忠エネクスは、ホームライフ事業を通じて、LPガスや電力、スマートエネルギーを提供し、快適で豊かなライフスタイルを提案しています。具体的には、LPガス、灯油、都市ガス、電力、生活関連機器、スマートエネルギー機器、リフォームなどを取り扱っています。主要な関係会社には、伊藤忠エネクスホームライフ株式会社、株式会社エコア、株式会社エネアーク、株式会社ジャパンガスエナジーがあります。

カーライフ事業では、ガソリンや灯油、軽油、重油、電力の供給を通じて、あらゆるカーライフニーズに応えています。また、自動車販売や生活・車関連商品サービス、メンテナンス受託サービス、オートオークションも行っています。主要な関係会社には、エネクスフリート株式会社、大阪カーライフグループ株式会社、日産大阪販売株式会社、株式会社九州エナジーがあります。

産業ビジネス事業では、アスファルトや船舶用燃料、環境商材を提供し、産業や流通の基盤を支えるエネルギーを供給しています。具体的には、アスファルト、船舶用燃料、石油製品輸出入、ターミナルタンク賃貸、法人向け給油カード、産業用ガス、ガス容器耐圧検査、AdBlue、リニューアブル燃料、GTL燃料、エネルギーサービス事業、PCB回収処理斡旋などを行っています。主要な関係会社は伊藤忠工業ガス株式会社です。

電力・ユーティリティ事業では、省エネルギーと快適性、経済性を追求し、電力関連事業や熱供給事業を推進しています。発電事業(太陽光、水力、石炭火力、天然ガス火力)、電力販売事業、電力需給管理サービス、アセットマネジメント事業、蒸気、地域熱供給サービス、電熱供給サービス、レンタカー、カーシェアリングサービスを提供しています。主要な関係会社には、エネクス電力株式会社、株式会社エネクスライフサービス、王子・伊藤忠エネクス電力販売株式会社、東京都市サービス株式会社があります。

経営方針

伊藤忠エネクスは、中期経営計画「ENEX2030 '23-'24」を掲げ、成長戦略を推進しています。この計画の中心には「現場力の強化」、「投資実行体制の進化」、「組織・人材の強化」があります。これにより、同社は「くらしの原動力を創る」というビジョンの実現を目指しています。

具体的には、既存事業の顧客基盤を充実させ、収益性を向上させることを目指しています。また、グループ内のコミュニケーションを向上させ、総合力を高めることで現場力を強化しています。これにより、新たな案件の発掘・開発を進めています。

投資面では、投資推進体制を構築し、投資の加速を図っています。2023年から2030年までに2,100億円の新規戦略投資を計画しており、これにより多様なエネルギー・サービスを提供し、さらなる成長と変革を目指しています。

財務目標としては、当期純利益200億円以上、実質営業キャッシュ・フロー450億円、ROE9.0%以上を掲げています。また、非財務目標としては、GHG排出量の50%以上削減、女性採用比率30%以上、女性管理職比率10%、男性育休取得率80%以上を目指しています。

2025年から2026年にかけては、DXを活用して現場力を強化し、新規・戦略投資の実行や投資管理の高度化を図ります。これにより、ENEX2030の達成に向けた新たな収益基盤の構築を目指しています。株主還元としては、「累進配当」および「連結配当性向40%以上を強く意識」しています。