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RYODENJP:8084
事業内容
RYODENは、FAシステム、冷熱ビルシステム、X-Tech、エレクトロニクスの4つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、さまざまな製品の仕入れ・販売および関連するサービスを提供しています。また、保険代理業も手がけています。
FAシステムセグメントでは、FAシステム品の仕入れ・販売を行っています。国内では双和テクニカル株式会社が主要な関連会社として活動しています。海外では、菱商電子(上海)有限公司やRYOSHO (THAILAND) CO.,LTD.などが同様の事業を展開しています。
冷熱ビルシステムセグメントでは、空調機器の保守・サービスを提供しています。株式会社テクノフォートがこの分野での主要な関連会社です。海外では、PT. RYOSHO TECHNO INDONESIAやRYOSHO (THAILAND) CO.,LTD.などが活動しています。
X-Techセグメントでは、植物工場野菜の生産・販売を行っています。ブロックファーム合同会社がこの分野での主要な関連会社です。また、植物工場用システムの販売も行っており、株式会社ファームシップが関連しています。
エレクトロニクスセグメントでは、海外におけるエレクトロニクス品の仕入れ・販売を行っています。菱商電子(上海)有限公司や菱商香港有限公司などが主要な関連会社として活動しています。
その他の事業として、損害保険および生命保険の代理業を行っています。三菱電機保険サービス株式会社がこの分野での関連会社です。これらの多様な事業を通じて、RYODENは幅広い市場ニーズに応えています。
経営方針
RYODENは、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指すために、明確な経営方針を掲げています。彼らのパーパスは「人とテクノロジーをつなぐ力で”ワクワク”をカタチにする」ことであり、ビジョンとして「未来を共創するエクセレントカンパニー」を掲げています。これにより、ステークホルダーとの信頼関係を築き、持続的な成長を追求しています。
RYODENは、2024年度を最終年度とする中期経営計画「ICHIGAN2024」を推進してきました。この計画では、「成長事業のビジネスモデルの確立」「基幹中核事業の生産性向上」および「事業推進基盤の強化」を重点領域としています。特に、スマートアグリ事業の黒字化や植物工場ビジネスの拡大により、新たな価値創出を進めています。
新たな中長期経営計画「ONE RYODEN Growth 2029 | 2034」では、2047年の100年企業を見据えたビジョンを掲げています。この計画は、前中期経営計画「ICHIGAN2024」を基盤に、持続的な企業価値向上を目指しています。具体的には、6つの経営戦略と3つの強み(価値創出、価値提供、価値循環)の強化を図り、社会的価値と経済的価値の両立を目指しています。
RYODENの成長戦略は、財務目標と非財務目標の両面から構成されています。2029年度までに営業利益135億円、ROE10%以上を目指し、X-Tech・新事業売上高を235億円に設定しています。また、温室効果ガス削減や女性管理職比率の向上など、サステナビリティにも注力しています。これにより、RYODENは持続可能な成長を実現しようとしています。