ユアサ商事JP:8074

時価総額
¥1155.8億
PER
9.2倍
産業機器、工業機械、住設・管材・空調、建築・エクステリア、建設機械、エネルギー、その他の各部門で多岐にわたる事業を展開。

事業内容

ユアサ商事は、多岐にわたる事業セグメントを持つ企業です。主に産業機器、工業機械、住設・管材・空調、建築・エクステリア、建設機械、エネルギー、その他の7つの部門で事業を展開しています。

産業機器部門では、工具や産業設備、制御機器、物流機器の販売を行っています。主要な関係会社には、株式会社国興や中川金属株式会社があります。

工業機械部門では、工業機械や工業機器の販売を手がけています。ユアサネオテック株式会社や湯浅商事(上海)有限公司などがこの部門に属しています。

住設・管材・空調部門では、管材や空調機器、住宅設備の販売、建設工事の設計監理、宅地建物取引を行っています。ユアサクオビス株式会社や株式会社マルボシが関連会社です。

建築・エクステリア部門では、建築資材やエクステリア資材の販売、外構資材設置工事の設計監理を行っています。この部門には特定の関係会社はありません。

建設機械部門では、建設機械や資材の販売、リース、レンタルを行っています。ユアサマクロス株式会社や株式会社ラインナップがこの部門に含まれます。

エネルギー部門では、石油製品の販売を行っており、ユアサ燃料株式会社が主要な関係会社です。

その他の部門では、生活関連商品や木材製品の販売、システム開発、AI活用戦略コンサルティングを行っています。ユアサプライムス株式会社やユアサ木材株式会社が関連会社です。

経営方針

ユアサ商事は、長い歴史と伝統を持つ企業であり、「誠実と信用」「進取と創造」「人間尊重」を経営理念としています。これらの理念のもと、同社は「産業とくらし」分野における技術専門集団として、株主や取引先からの信頼を築いてきました。特に、顧客満足度の向上を最優先とする経営戦略を展開し、多くの顧客から支持を得ています。

同社は、2023年4月から始まった中期経営計画「Growing Together 2026」を推進しています。この計画では、収益性の向上と成長戦略の推進を通じて、取引先ネットワークの拡大を目指しています。具体的には、海外、グリーン、デジタル、レジリエンス&セキュリティ、新流通、シェアリングの分野に注力し、介護・医療、食品、農業を新事業として位置づけ、成長のドライバーとして積極的に推進しています。

また、ユアサ商事は「風土改革」「DX推進」「サステナビリティ推進」を基盤に、モノづくり、すまいづくり、環境づくり、まちづくりの分野で既存取引ネットワークを発展させています。これにより、「モノ売り」と「コト売り」の両面でマーケットアウト型のビジネスを展開し、企業価値の向上を図っています。

さらに、同社は「ユアサビジョン360」として、2026年の創業360周年に向けて、提案型ビジネスを推進しています。人・モノ・カネ・情報・データ・技術を「つなぐ」ことで社会課題を解決し、企業価値の向上を目指しています。具体的な目標として、2026年3月期の連結売上高5,760億円、連結経常利益200億円を掲げています。