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ナイガイJP:8013
沿革
1920年8月 |
名古屋市に靴下の製造販売を目的として内外編物株式会社を設立 |
1921年2月 |
名古屋市に工場を開設(1943年閉鎖) |
1923年3月 |
東京都千代田区に東京販売所を開設 |
1926年4月 |
大阪市に大阪販売所を開設 |
1935年5月 |
東京都中央区銀座に本社を移転 |
1936年8月 |
ゴム入り靴下の販売を開始 |
1939年5月 |
名古屋市に名古屋支店を開設 |
1943年9月 |
浜松市に浜松工場を開設 |
1947年11月 |
内外ゴム糸工業株式会社(1987年10月に商号を株式会社ロンデックスに変更)を設立 |
1949年5月 |
株式を上場(東京・大阪・名古屋市場第一部) |
1952年5月 |
輸入ナイロン糸によるストッキングの生産を開始 |
1957年1月 |
東京都千代田区内神田に社屋を新築し、本社を移転 |
1967年2月 |
静岡内外編物販売株式会社(株式会社静岡ナイガイ)を設立 |
1975年5月 |
株式会社浜松ナイガイを設立 |
1979年1月 |
ナイガイアパレル株式会社を設立 |
1980年1月 |
株式会社広島ナイガイを設立 |
1985年9月 |
商号を内外編物株式会社から株式会社ナイガイに変更 |
1986年5月 |
香港にNAIGAI APPAREL(H.K.)LTD.を設立 |
同 年10月 |
株式会社越谷流通サービス(現 株式会社インテクスト)を設立 |
2001年4月 |
株式会社ロンデックスを吸収合併 |
同 年7月 |
タイにRONDEX(Thailand)CO.,LTD.を設立 |
2002年12月 |
サード・プランニング株式会社を設立 |
2003年5月 |
名古屋証券取引所の上場廃止 |
2004年2月 |
会社分割により、株式会社東京ナイガイ、株式会社大阪ナイガイ、株式会社名古屋ナイガイ及び株式会社福岡ナイガイを設立 |
同 年3月 |
大阪証券取引所の上場廃止 |
同 年4月 |
株式会社浜松ナイガイを解散 |
2005年3月 |
中国山東省に青島美内外時装有限公司を設立 |
同 年11月 |
中国浙江省に諸曁市龍的絲橡筋有限公司を設立 |
2006年1月 |
中国上海市に上海奈依尓貿易有限公司を設立 |
同 年2月 |
東京都台東区柳橋に本社を移転 |
2007年2月 |
サード・プランニング株式会社、株式会社東京ナイガイ、株式会社大阪ナイガイ、株式会社名古屋ナイガイ、株式会社福岡ナイガイ及び株式会社広島ナイガイを吸収合併し、商号を株式会社ナイガイマートに変更 |
同 年2月 |
会社分割により、株式会社ナイガイ・イムを設立 |
同 年3月 |
センティーレワン株式会社の株式を取得、完全子会社化 |
同 年6月 |
株式会社静岡ナイガイを解散 |
2008年2月 |
ナイガイアパレル株式会社及び株式会社ナイガイマートを吸収合併 |
2009年3月 |
台湾に台北内外發展股份有限公司を設立 |
2011年1月 |
諸曁市龍的絲橡筋有限公司を解散 |
同 年8月 |
株式会社NAPを設立 |
2015年9月 2019年1月 |
東京都港区赤坂に本社を移転 青島美内外時装有限公司の合弁を解消 |
同 年8月 |
株式会社ナイガイ・イムを解散 |
2021年2月 |
株式会社NAPを吸収合併 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行 |
事業内容
ナイガイは、自社および子会社6社、関連会社1社から構成されるグループで、主に靴下やその他繊維製品の製造・販売および輸出入を手掛けています。事業は大きく分けて卸売り事業と小売り事業の2つのセグメントに分類されます。
卸売り事業では、ナイガイは自社ブランドやライセンスブランドの靴下、エプロン、パジャマなどを国内外の協力メーカーに生産委託し、これらの商品を国内の百貨店や量販店、専門店などに卸売りしています。また、商品の一部は海外に輸出されています。このセグメントにおいて、RONDEX(Thailand)CO.,LTD.はゴム糸の製造・販売を、株式会社インテクストはナイガイの物流業務をそれぞれ担当しています。
小売り事業では、ナイガイは靴下を中心とした直営店の運営と、靴下やその他繊維製品のインターネット通販およびカタログ通販を通じた直販を行っています。さらに、センティーレワン株式会社は革製品などのインターネット通販を手掛けています。
これらの事業を通じて、ナイガイグループは繊維製品の製造から販売まで一貫したビジネスモデルを展開し、多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
ナイガイは、創業の精神に基づき、消費者に信頼され選ばれる企業を目指しています。そのために、消費者起点の発想で新しい市場、技術、商品の開発に挑戦し、最高の商品とサービスを提供することを経営の基本方針としています。同社は、持続可能な成長事業ポートフォリオの構築と安定的な収益構造の実現を通じて、企業価値の向上を目指しています。具体的には、連結経常利益率3%以上の安定的な達成を目標に掲げています。
中長期的な経営戦略として、ナイガイはエッセンシャルウェアによる「パーソナル・ソリューションカンパニー」としての地位確立、小売り・直販事業の拡大、新たなボリュームビジネスの開拓、サプライチェーンの強化、環境と人に優しい社会の実現への貢献、コンプライアンス経営の推進、ガバナンス体制の強化、収益力の強化と環境整備に取り組んでいます。
また、ナイガイは4期連続の営業損失と営業キャッシュフローのマイナスを記録しており、早期業績回復による企業基盤の安定化が最重要の経営課題です。これに対処するため、百貨店事業の店頭販売力強化、商品付加価値の向上、サプライチェーンの強化、EC通販事業の売上拡大、コストコントロールの徹底などに着実に取り組んでいます。さらに、他企業との連携を視野に入れた事業構造改革による新しいビジネスモデル構築も進めています。これらの取り組みを通じて、ナイガイは継続的な企業価値向上を目指しています。