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高島JP:8007
事業内容
高島株式会社は、建材、産業資材、電子・デバイスの3つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、同社は多様な商材とサービスを提供しています。
建材セグメントでは、壁材、基礎杭、断熱材、太陽光パネル、インテリアなど、建設・建築に関わる様々な商材を取り扱っています。高島は全国に販売網を構築し、企画、設計から施工まで幅広い工程を請け負っています。
産業資材セグメントでは、樹脂材料や成形品、鉄道車輌用の高機能製品、産業用繊維、LED工事、アパレルOEMなど多種多様な商材を取り扱っています。さらに、グループ内にメーカーを持ち、多様な機能を提供しています。
電子・デバイスセグメントでは、iTak(International)Limitedの下にアジア地域をベースに子会社6社を含め11拠点を擁し、国内外の電子デバイスの販売を行っています。また、タイとベトナムの自社工場で電子デバイス・電子機器の製造・販売も行っています。
経営方針
高島株式会社は、持続可能な社会の実現を目指し、環境配慮事業を中核とする専門商社としての成長戦略を掲げています。2023年4月から始まった中期経営計画「サステナV(バリュー)」では、カーボンニュートラル社会の実現に向けた市場の成長機会を捉え、価値創造を通じて持続的成長を目指しています。
同社は、省エネ化や省力化のニーズに応える機能商社として、ターゲット市場に必要なソリューションを提供することを重視しています。これにより、持続的な成長を図り、機能商社としての飛躍を目指しています。また、ROE8%以上の達成を目指し、資本効率性の向上を図る方針を掲げています。
高島は、再生可能エネルギー関連事業や省エネルギー関連事業の拡大を推進しています。具体的には、太陽光パネルや蓄電システム、断熱材、省エネデバイスのモジュール化などを通じて、環境対応や省力化に貢献する事業を展開しています。
さらに、同社はM&Aや資本提携を通じて成長を加速しています。2023年にはデジタルグリッド技術の普及を目指す企業と資本提携し、合弁会社を設立しました。また、電気自動車関連のスタートアップ企業への出資も行い、将来の成長を見据えた投資を進めています。
組織再編も進めており、建材事業本部や産業資材事業本部、電子・デバイス事業本部での組織統合や再編を通じて、効率的な事業運営を目指しています。これにより、迅速な意思決定や人材投資を行いやすい環境を整備し、持続的な成長を支えています。