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くろがね工作所 (7997) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
くろがね工作所は、家具関連製品と建築付帯設備機器の製造販売を主力事業とする企業です。同社は子会社3社と関連会社1社からなるグループを形成し、製品の製造から販売、物流、施工までの一貫したサービスを提供しています。
同社の収益構造は、家具関連と建築付帯設備機器の二本柱で支えられています。家具関連では全国の需要家への直接販売と代理店販売を展開し、建築付帯設備機器では全国のビル、工場、病院などへの直接納入に加えて、OEM契約による供給も手がけています。
事業セグメントは家具関連と建築付帯設備機器に分かれており、製造面では同社本体に加えてケイ・エス・エム、ケイ・エフ・エスの両子会社が担当しています。また、家具関連では日本アキュライドとの関連会社連携も活用し、グループ全体の物流業務はくろがね興産が専門に担当する体制を構築しています。
経営方針
くろがね工作所は2026年から2028年を対象とする新中期経営計画『Power up 2028』を掲げ、収益基盤の安定的な拡大を目指しています。同社は8期連続の営業損失から立ち直りつつあり、前中期計画『Revive2025』で培った事業基盤をさらに強化し、持続的な成長軌道への転換を図る戦略を描いています。
重点投資分野では、米国オフィス家具大手スチールケース社との提携を最大限活用し、世界水準のオフィスソリューションを国内市場に展開します。同社は単なる家具販売から脱却し、オフィスデザインや提案事業の拡大、内装工事への本格参入を通じて、顧客の働き方改革に対応した総合的なワークプレイス構築サービスを差別化戦略の柱としています。加えて、プロパティマネジメント事業への参入やサーキュラーエコノミーへの対応も新たな収益源として位置づけています。
新市場開拓では、ヘルスケア分野での什器販売強化や物流施設向け特注品の拡大に注力しています。建築付帯設備機器部門では選別受注を徹底する一方、納入済み物件の改修やメンテナンス需要の掘り起こしを軸とした事業展開を進めています。また、大型設備更新投資により生産ラインを見直し、変種変量生産体制を強化することで特注製品の積極的な取り込みを図っています。
技術革新面では、人材のマルチ化や流動化による生産工程の効率化を推進し、設計提案力の向上を通じて取扱い品目の拡充を目指しています。同社は営業力強化のための人員増強や処遇改善、事務効率化のためのIT投資を継続し、人材基盤とブランド基盤の強化を通じて、安定的な業績黒字維持と業容拡大の実現を図っています。