マミヤ・オーピーJP:7991

時価総額
¥171.2億
PER
5.7倍
電子機器事業では遊技機関連機器や自律走行システム、スポーツ事業ではゴルフ関連用品や弓具、不動産事業では売買や賃貸借を展開。

事業内容

マミヤ・オーピー株式会社は、電子機器、スポーツ用品、不動産の3つの主要な事業セグメントを展開しています。これらの事業は、同社とその関連会社15社(連結子会社8社、非連結子会社4社、関連会社3社)によって構成されています。

電子機器事業では、遊技機関連機器、小型自動券売機、紙幣搬送システム、紙幣識別機、自律走行システムなどの開発、製造、販売を行っています。また、遊技システムの設置・保守、ソフトウェアの開発・保守も手がけています。エフ・エス株式会社が製品の販売やサポートを担当し、マミヤITソリューションズ株式会社がシステム開発を行っています。

スポーツ事業では、ゴルフ関連用品、遮断桿、矢及び弓(洋弓用)、棒高跳びポールの製造と販売を行っています。UST Mamiya Japan株式会社とUST-Mamiya, Inc.が製品の開発、製造、販売を担当し、Mamiya-OP(Bangladesh)Ltd.が製造を行っています。

不動産事業では、株式会社ネクオスと株式会社エフ・アイ興産が不動産の売買、賃貸借、仲介、管理を行っています。これにより、マミヤ・オーピーは多角的な事業展開を実現しています。

経営方針

マミヤ・オーピー株式会社は、持続的な成長を目指し、3つの経営基本方針を掲げています。まず、「利益ある成長」を追求し、事業リスクをカバーしつつ新たな挑戦の原資を確保します。次に、「徹底したお客様志向」により、潜在ニーズに基づく製品とICTの活用で競争優位を確立します。最後に、「独自分野に果敢に挑戦する開拓精神」を持ち、失敗を恐れず新しい分野に挑戦する風土を育成します。

同社は、ROE(自己資本当期純利益率)を経営目標の達成状況を判断する指標とし、8%のROEを中長期的な目標としています。この目標を達成するため、利益の極大化、資本効率の向上、コスト削減を徹底し、企業価値の向上を図ります。また、持続的な安定配当を通じて株主利益の向上を目指します。

マミヤ・オーピーは、経営資源の選択と集中を進め、事業領域の拡大を図っています。電子機器事業やスポーツ事業を中心に、グループ全体の事業戦略立案、経営管理、リスクマネジメントを担い、経営効率と収益の極大化を目指します。これにより、健全かつ強固な経営基盤を構築しています。

同社は、電子機器事業やスポーツ事業の成熟市場において、競争優位を維持するための新たな成長ステップを模索しています。高品質・高付加価値と低コストの両立を図り、収益力を強化します。また、システムソリューション事業の強化を進め、新たな市場開拓を目指します。

マミヤ・オーピーは、ICT環境の整備やリモートワークの活用を通じて、労働生産性の向上と人材育成を推進しています。DXの進展を捉え、新規事業領域の開拓を進めることで、独自の収益基盤を確立し、さらなる成長を目指します。