東リJP:7971

時価総額
¥268億
PER
13.9倍
インテリア製品の製造、カーテン企画縫製、内装材メンテナンス、インテリア商材仕入販売、内装工事を展開。

沿革

1919年12月

資本金60万円をもって兵庫県伊丹町(現・伊丹市)にアメリカンリノリューム会社と技術提携によるリノリューム類の製造を目的として設立。

社名を東洋リノリユーム株式会社とする。

1949年5月

東京・大阪証券取引所に上場(市場第一部に指定)。

1957年11月

ビニル床タイルの製造販売開始。

1963年6月

厚木工場完成。ビニル床タイル・軟質高級ビニル床タイルの製造販売開始。

1967年6月

ニードルパンチカーペットの販売開始。カーペット事業分野に進出。

1969年3月

カーペットの製造会社として㈱グレース・カーペットを設立(2012年3月、当社に吸収合併)。

1980年4月

カーペットの生産・物流拠点として活用するため、大平染工㈱(現社名・滋賀東リ㈱)に資本参加(現・連結子会社)。

1984年3月

東リカーテンの販売開始。カーテン事業分野に進出。

1984年12月

塩ビシートの製造会社として広化東リフロア㈱を設立(現・連結子会社)。

1985年11月

カーテンの縫製、企画を目的に㈱東リインテリア企画を設立(現・連結子会社)。

1986年3月

東リウォールの販売開始。壁装材事業分野に進出。

1986年10月

販売会社として北海道東リ㈱を設立(現・連結子会社)。

1987年9月

壁装材の製造会社である山天加工㈱(現社名・山天東リ㈱)に資本参加(現・連結子会社)。

1990年4月

製品等の入出庫・荷役・加工を行うため、東リ物流㈱を設立(現・連結子会社)。

1991年10月

社名を東リ株式会社に変更。

1992年10月

カーペットのメンテナンス会社として東リオフロケ㈱(現社名・東リインテリアサービス㈱)を設立(現・連結子会社)。

1995年12月

内装材の施工会社として㈱テクノカメイを設立(現・連結子会社)。

1997年11月

物流の合理化を目的として、千葉県船橋市に関東物流センターを設立。

1998年10月

伊丹工場、厚木工場及び本社部門において「ISO9001」(品質マネジメントシステム)の認証を取得。

1999年4月

販売子会社である亀井㈱・東工㈱・松井甚㈱が亀井㈱を存続会社として合併し、リック㈱に商号変更(現・連結子会社)。

2002年4月

山天東リ㈱において「ISO14001」(環境マネジメントシステム)の認証を取得。

2002年12月

情報処理システムの企画・開発会社として㈱インテリアシステムサポートを設立(現・非連結子会社)。

2006年4月

カーテン事業最適化の一環として、㈱キロニーを設立(現・連結子会社)。なお、㈱キロニー(旧会社)は2007年3月に清算結了。

2006年10月

カーペットを中心とするインテリア商材の販売会社としてダイヤ・カーペット㈱を設立(2019年8月、清算結了)。

2006年12月

カーペット事業の生産拠点として活用するため、MRM岐阜㈱(現社名・岐阜東リ㈱)の株式を取得(現・連結子会社)。

2007年11月

伊丹本社敷地内の「東リ旧本館事務所(東リ インテリア歴史館)」が伊丹市により景観重要建造物に指定(2020年8月、国の「登録有形文化財(建造物)」に登録)。

2009年1月

伊丹本社敷地内に研修センターを新設。

2014年2月

中国における販路拡大を目的として東璃(上海)貿易有限公司を設立(現・連結子会社)。

2015年11月

カーペット生産部門において「ISO14001」(環境マネジメントシステム)の認証を取得。

2016年1月

カーテン事業の効率化を目的として、厚木事業所にカーテン縫製棟を新設。

2016年11月

単元株式数を1,000株から100株に変更。

2019年1月

シンガポール駐在員事務所を設立(同年11月、シンガポール Branch Officeとして登記)。

2019年12月

『創業百年』を迎える。

2020年6月

江蘇長隆装飾材料科技有限公司(台湾企業グループとのビニル床タイル合弁事業)に資本参加(現・持分法適用会社)。

2021年4月

長期ビジョン<TOLI VISION 2030>及び新中期経営計画「SHINKA Plus ONE」を策定。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2023年2月

内装材の施工会社である東洋インテリアサービス㈱の株式を取得(2023年3月、東リオフロケ㈱に吸収合併)。

事業内容

東リグループは、東リを中心に子会社16社及び関連会社1社の計18社で構成されており、主に2つの事業セグメントに分かれています。第一のセグメントは「プロダクト事業」で、これにはインテリア製品の製造とその他関連事業が含まれます。具体的には、ビニル床タイルやビニル床シートなどの塩ビ床材製品を広化東リフロア株式会社や江蘇長隆装飾材料科技有限公司で製造しています。また、滋賀東リ株式会社や岐阜東リ株式会社ではカーペットを、山天東リ株式会社では壁装材を製造しています。さらに、株式会社東リインテリア企画ではカーテンの企画及び縫製を、東リオフロケ株式会社(2023年4月1日付で東リインテリアサービス株式会社に商号変更)ではタイルカーペットの洗浄を中心とした内装材のメンテナンスを手掛けています。東リ物流株式会社は、グループ製品の在庫管理と配送業務を担当しています。

第二のセグメントは「インテリア卸及び工事事業」で、関係会社6社がインテリア関連商材の仕入販売及び内装工事等を行っています。リック株式会社、株式会社キロニー、北海道東リ株式会社は、インテリア関連商材の仕入販売を主に行い、株式会社テクノカメイは内装工事を専門としています。また、東璃(上海)貿易有限公司は、中国で東リブランド製品の仕入販売を行っています。これらの事業を通じて、東リグループはインテリア業界における幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

東リグループは、長期ビジョン「TOLI VISION 2030」を掲げ、中期経営計画「SHINKA Plus ONE」を推進しています。この計画では、経済的価値の拡大と持続可能な社会の実現に向けた社会的価値の拡大を目指し、企業価値の最大化を追求しています。具体的には、5つの重点戦略と11の取り組みテーマを設定し、それぞれの実現に向けた施策を進めています。

重点戦略には、コア事業の強靭化、伸びしろ事業の成長拡大、第5事業の創造、グループ横断機能の強化、成長を支える経営基盤の構築が含まれます。これらの戦略を通じて、東リグループは「モノづくり力」の強化、「企画・提案力」の強化、「販売力」の強化を目指します。また、グローバル事業の質的量的拡大、BtoBおよびBtoC事業の開拓にも注力しています。

さらに、社会的課題の解決と事業活動の一体化、デジタルコミュニケーションの推進強化、人と組織の活性化などに取り組み、企業価値を高めています。これらの戦略と取り組みは、経済的価値と社会的価値の両立を目指し、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としています。

東リグループは、これらの成長戦略を通じて、インテリア業界におけるリーダーとしての地位をさらに強化し、長期的な企業価値の向上を目指しています。