ヨネックスJP:7906

時価総額
¥3190.1億
PER
25.3倍
バドミントンラケットやテニスラケット、ゴルフクラブなどのスポーツ用品の製造・販売と、ゴルフ場やテニスクラブの運営。

事業内容

ヨネックス株式会社は、主にスポーツ用品事業とスポーツ施設事業の2つの事業セグメントを展開しています。スポーツ用品事業では、バドミントン、テニス、ゴルフなどのスポーツ用品の製造、仕入、販売を行っています。具体的には、バドミントンラケット、ソフトテニスラケット、テニスラケット(硬式)、ゴルフクラブ、スノーボード、シャトルコック、ストリングなどを製造しています。

また、ヨネックスは、YONEX SPORTS(CHINA)CO.,LTD.やYONEX TAIWAN CO.,LTD.などの子会社を通じて、バドミントンラケットやシャトルコックの一部を仕入れています。さらに、テニスボールはYONEX TECNIFIBRE CO.,LTD.から、ストリンギングマシンはヨネックス精機株式会社から仕入れています。これらの商品に加え、ウェアやシューズの仕入れと販売も行っています。

スポーツ施設事業では、ヨネックスはゴルフ場、ゴルフ練習場、テニスクラブの運営を手がけています。この事業は、スポーツ用品事業と連携し、総合的なスポーツ体験を提供することを目指しています。ヨネックスの事業は、国内外の市場で広く展開されており、各国の有力代理店を通じて海外販売も行っています。

経営方針

ヨネックス株式会社は、2024年4月に「パーパス(存在意義)」と「ミッション(使命)」を再定義し、独創的な技術と最高の製品で世界に貢献することを掲げています。スポーツと人、人と人をつなぎ、より良い未来を創造することを目指し、社員が共通の価値観のもとで行動できる環境を整えています。

同社は「グローバル成長戦略(GGS)」を推進し、スポーツを通じて社会や顧客に価値を届けることを目指しています。特に、北米のテニス事業やインドのバドミントン事業を重点領域とし、地域に根ざしたものづくりを強化しています。これにより、地域ごとの市場特性に即した展開を進めています。

マーケティングの再構築では、地域ごとのリサーチを活かし、製品開発やプロモーション、販売活動を強化しています。DTC(Direct to Consumer)戦略では、米国でのECサイト開設やショールーム展開を通じて、顧客との接点を広げています。これにより、リアルとデジタルを組み合わせたエコシステムを構築しています。

IT変革では、グローバルな視点でのIT戦略を進め、基幹システムの展開やAI活用による業務効率化を図っています。製造体制の強化では、海外工場の拡大や品質管理体制の強化を進め、研究開発と製造現場の連携を深めています。これにより、製品の性能や品質の向上を目指しています。

ヨネックスは、社員の挑戦と成長を支える企業文化の進化を図っています。新たな評価制度を導入し、多様性を認め合う組織づくりを進めています。資本配分では、成長投資と株主還元を両立させる計画を立て、持続的な成長を目指しています。