南海プライウッドJP:7887

時価総額
¥64.2億
PER
12.1倍
木質建築内装材の製造・販売、電線電気機器の販売、一般配管工事、不動産賃貸事業を展開。

沿革

1955年4月

合板の製造販売を目的に香川県高松市新塩屋町に南海プライウッド株式会社設立

1958年4月

天井板の生産開始

1962年4月

香川県高松市高松町に屋島工場新設

12月

四国建設機器株式会社(現ナンリツ株式会社)設立(70%出資子会社・現連結子会社)

1966年6月

「南海天井板(ラミネート天井)」の開発・生産開始

1968年10月

香川県高松市郷東町に郷東工場完成、合板月産 1,650,000㎡

1969年6月

屋島工場拡張増設工事完成、南海天井板月産 825,000㎡

1970年9月

徳島市に四国建設機器株式会社徳島営業所開設

1971年10月

南海港運株式会社設立(100%出資子会社・現連結子会社)

1972年4月

四国建設機器株式会社、有限会社日協電機商会と合併し、株式会社南立電線商会に商号変更

高知市に株式会社南立電線商会高知営業所開設

5月

松山市に株式会社南立電線商会松山営業所開設、四国全域に販売拡大を計る

1974年9月

屋島工場が日本農林規格(JAS)認定工場に指定

1977年1月

香川県大川郡志度町(現香川県さぬき市)に志度配送センター新設、稼働

1978年7月

香川県大川郡志度町(現香川県さぬき市)に志度工場完成、天井板の試作工場として稼働開始

1982年7月

インドネシアの製材工場との資材取引を開始

1983年4月

準不燃天井板である「セミフネンテン」の生産開始

1988年1月

香川県高松市松福町に本社移転

1991年2月

「収納折戸」の外注委託による生産開始

1992年10月

資産の有効利用を図るため、休眠状態にあった南海木材株式会社(100%出資子会社)を吸収合併

株式会社南立電線商会、ナンリツ株式会社に商号変更

1993年3月

屋島工場の生産設備を志度工場へ移転、屋島工場を廃止し、倉庫としての利用開始

1995年4月

大阪証券取引所市場第二部(特別指定銘柄)に上場

1996年1月

大阪証券取引所市場第二部に指定替

4月

資材調達拠点としてマレーシアに合弁会社SENTUHAMONI SDN.BHD.を設立(30%出資)

7月

屋島倉庫を廃止

1997年4月

香川県大川郡長尾町(現香川県さぬき市)に物流センター新設、稼働

12月

志度工場がJASの「低ホルムアルデヒド特殊加工化粧合板」、「低ホルムアルデヒド複合1種フローリング」(F1)認定を取得

1998年1月

日立電線㈱と共同で木質電気一体型床暖房「うたたね(シートフロア)」を開発、11月には(財)ベターリビングよりBL部品(優良な住宅部品)としての認定を取得

1999年5月

住宅用内装材(天井材、収納材、床材、建具類)の設計、開発及び製造において、品質システムに関する国際規格であるISO9001認証(審査登録)を取得

2000年6月

志度工場敷地内に環境試験棟を建設

7月

SENTUHAMONI SDN.BHD.の株式を追加取得(出資比率65%)

12月

資材調達拠点としてインドネシアに合弁会社PT.NANKAI INDONESIAを設立申請(95%出資子会社・現連結子会社)

2002年3月

郷東工場の稼働を停止

   4月

南海システム作業株式会社設立(100%出資子会社)

   6月

南海リフォームセンター新設

2003年7月

志度工場がJASの「ホルムアルデヒド発散等級表示規定最上位のF☆☆☆☆」認定を取得

   8月

SENTUHAMONI SDN.BHD.の株式を追加取得(出資比率100%)

   9月

PT.NANKAI INDONESIAのスラバヤ工場が新JAS認定を取得

2004年4月

「ルミスト(アルミ製オープン階段)」生産開始

2005年2月

提案営業センター新設

ナンリツ株式会社の株式を追加取得(出資比率100%)

2006年3月

環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001・2004年版に認証(審査登録)を取得

2007年4月

南海化工株式会社の株式を取得(出資比率20%・持分法適用関連会社)

2009年3月

グループ経営の効率化を目的として南海システム作業株式会社(100%出資子会社)を解散

   6月

「オドア(オーダーメイドパーティション(間仕切り扉))」生産開始

2010年1月

生産の効率化を目的としてSENTUHAMONI SDN.BHD.(100%出資子会社)及びEDA KILANG PAPAN SDN.BHD.(SENTUHAMONI SDN.BHD.の100%出資子会社)を解散

アートフロアLIP6オリジナルシリーズ(フローリング材)の管理システムがFSCの「FSC-CoC認証」を取得

2011年5月

中華人民共和国の上海市に駐在員事務所を開設

2012年5月

南海建材商貿(上海)有限公司設立(100%出資子会社)

   10月

2013年11月

2014年1月

2014年3月

PT.NANKAI INDONESIAのインドネシア第2工場としてルマジャン工場を開設、稼働開始

間仕切り棚「FIXUS(フィクサス)」、木目柄の棚板「グレインランバー」を新規開発・発売開始

フランス共和国のボルドー市にNP ROLPIN SAS設立(100%出資子会社・現連結子会社)

インテリアロングボード「livus(リビアス)」を新規開発・発売開始

2014年4月

NP ROLPIN SASがROLPIN SASの合板製造販売事業を譲受け

NP ROLPIN SASがROLKEM SASの株式を取得(出資比率100%・現連結子会社)

2016年8月

南海建材商貿(上海)有限公司(100%出資子会社)を清算

2017年3月

新ブランド「収納生活NANKAI」を立ち上げ

2017年7月

東京ショールーム開設

2019年3月

2020年4月

2020年7月

2021年4月

2022年4月

2022年11月

2022年12月

PT.NANKAI INDONESIAにおいて、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001・2015年版と環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001・2015年版に認証(審査登録)を取得

南海化工株式会社の株式を取得(出資比率60.8%・子会社化)

名古屋ショールーム開設

大阪ショールーム開設

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

旧朝日新町保税倉庫の移転が完了し、朝日新町資材物流センターを開設、稼働開始

PT.NANKAI INDONESIAにおいて、供給リスクマネジメントとファルカタ集成板の生産力増強を目的にジュンベル工場を開設

事業内容

南海プライウッドとそのグループ会社(子会社6社及び関係会社1社)は、主に木質建築内装材の製造および販売を行っています。また、電線電気機器の販売や一般配管工事業なども手掛けています。同社グループは、以下の4つの主要な事業セグメントに分かれています。

1. 木材関連事業:このセグメントでは、天井材、収納材、床材、合板、製材品の製造および販売を行っています。また、荷役、原材料及び製品の運送、梱包・荷造、木材加工品の提供も含まれます。この事業には南海プライウッド自身のほか、南海港運(株)、PT.NANKAI INDONESIA、NP ROLPIN SAS、ROLKEM SASが関与しています。

2. 電線関連事業:電線電気機器の販売を主とするこのセグメントは、ナンリツ(株)が担当しています。

3. 一般管工事関連事業:工業用及び家庭用合成樹脂製品の制作及び加工を行うこのセグメントは、南海化工(株)が担っています。

4. サービス事業:不動産賃貸事業を展開しており、南海興産(株)がこのセグメントを担当しています。

これらの事業セグメントを通じて、南海プライウッドグループは多岐にわたる製品とサービスを提供し、建築材料から電気機器、不動産まで幅広いニーズに応えています。

経営方針

南海プライウッドは、木質建築内装材の製造および販売を主軸に据え、電線電気機器の販売や一般配管工事業など多岐にわたる事業を展開しています。同社は、「経営ならびに製品の独自性と安定成長」を基本理念とし、変化する外部環境に柔軟に対応する経営体制のもと、製品の安定供給を続けることを目指しています。原材料の安定調達を実現するため、現地子会社や協力工場に技術的援助を行い、環境問題への対応として植林事業への投資も行っています。

経営戦略として、少子高齢化や人口減少による新設住宅着工数の減少が予想される中、リフォーム市場やDIY、ECビジネス、非住宅市場への製品展開を積極的に進めることで持続的な成長を図っています。顧客のニーズやライフスタイルの変化を捉えるための徹底的なマーケティングと、ショールームやSNSを活用した市場動向の分析を通じて、顧客満足度、品質、コストパフォーマンスに優れた独自性のある製品展開に取り組んでいます。

経営上の目標達成のためには、「売上高成長率」「売上高営業利益率」「自己資本比率」を重要な経営指標と位置づけ、収益基盤の拡大を通じて企業価値の継続的な拡大を目指しています。また、経営の透明度を高め、効率性・健全性を追求するためにコーポレート・ガバナンスの強化やコンプライアンス体制の構築にも取り組んでいます。

このように、南海プライウッドは、新たな市場への展開や独自性のある製品開発、安定した財務基盤の維持を通じて、厳しい経営環境の中でも持続的な成長を目指しています。