セキJP:7857

時価総額
¥60.4億
PER
16倍
印刷関連事業、洋紙・板紙販売、出版・広告代理、美術館運営、カタログ販売を展開。

沿革

1949年3月

株式会社関印刷所(資本金350万円)を松山市萱町に設立。和洋紙類の販売、印刷物の製造、販売
を開始。

1952年5月

株式会社関洋紙店印刷所に商号変更。

1964年6月

松山市の住居表示変更により現住所地に登記変更。

1966年10月

高知出張所(現・高知営業所)を開設。

1967年10月

本社及び工場を新築。

1967年11月

高松出張所(現・高松支店)を開設。

1971年4月

東京出張所(現・東京本社)を開設。

1972年5月

関興産株式会社(現・連結子会社)を設立。

1973年7月

竹原工場を新設。

1975年4月

当社の企画・デザイン部門を独立させ、株式会社エス・ピー・シー(現・連結子会社)を設立。月
刊誌「タウン情報まつやま」を創刊、出版・広告代理事業に進出。

1978年4月

コープ印刷株式会社(現・連結子会社)を設立。

1986年4月

セキ株式会社に商号変更。

1989年8月

名古屋出張所(現・名古屋営業所)を開設。

1990年5月

伊予工場を新設。これに伴い、竹原工場を廃止。

1996年4月

カタログ通信販売事業を目的として、有限会社こづつみ倶楽部(現・連結子会社)を設立。

1997年1月

セキ美術館を開館。関興産株式会社に美術館運営を委託。

1999年12月

品質保証の国際規格「ISO9002」認証取得(伊予工場)。

2000年3月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

2001年1月

「ISO9002」全社拡大認証取得(本社・支店・営業所・本社工場)。

2001年5月

新本社ビル竣工。

2002年2月

「JISQ15001(プライバシーマーク)」認定。

2002年2月

地球環境保護の国際規格「ISO14001」認証取得(伊予工場)。

2002年12月

「ISO9001 2000年版」へ登録規格切り替え。

2004年9月

大阪出張所(現・大阪支店)を開設。

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2005年1月

東京支店(現・東京本社)を港区赤坂から渋谷区代々木に拡張移転。

2005年5月

「FSC認証紙」を取り扱うための加工流通過程の管理認証であるCOC認証を取得。

2007年9月

伊予工場の増築棟が竣工。

2008年4月

株式会社読売新聞大阪本社と合弁でメディアプレス瀬戸内株式会社(現・連結子会社)を設立。

2008年5月

大阪支店新設並びに拡張移転。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、株式会社大阪証券取引所(ジャスダッ
ク市場)に株式を上場。

2010年4月

松山・東京2本社制となる。

2010年4月

「PEFC認証紙」を取り扱うための加工流通過程の管理認証であるCOC認証を取得。

2010年10月

市場統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場。

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2014年5月

名古屋営業所を拡張移転。

2015年1月

一般社団法人日本印刷産業機械工業会(JPMA)が認定する「Japan Color認証制度」による認証を取得。

2015年5月

有限会社渡部紙工(現・連結子会社)の株式を取得し、連結子会社化。

2015年10月

株式会社ユニマツク・アド(現・連結子会社)の株式を取得し、連結子会社化。

2016年3月

Japan Color認証制度「マッチング認証」、「プルーフ運用認証」を取得。

2017年1月

日本政策投資銀行によるDBJ環境格付を取得。

2017年10月

愛媛県伊予市にSEKI BLUE FACTORYを新設。水性フレキソ印刷加工事業に進出。

2018年1月

労働者派遣事業許可(派38-300159)。

2018年10月

福岡営業所を開設。

2018年11月

広島営業所を開設。

2018年12月

「地域未来牽引企業」選定。

2019年1月

DBJ環境格付を更新。

 2019年3月

伊予工場がグリーンプリンティング工場に認定。

2019年9月

メディアプレス瀬戸内株式会社(現・連結子会社)が、メディア発送株式会社(現・連結子会社)の株式を追加取得し、連結子会社化。

2020年7月

SDGs宣言。

2021年11月

地域商社「株式会社フレンドシップえひめ」への出資参画。

2022年1月

高知県内の販路拡張を目的として、高知営業所を移転。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

事業内容

セキグループは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業であり、その主な事業内容は以下の通りです。

まず、印刷関連事業では、出版印刷物や商業印刷物、紙器加工品の企画・製造・販売を行っています。このセグメントでは、デザインから紙器加工までの一連の工程をグループ内で分担しており、例えば、エス・ピー・シーがデザインを、渡部紙工が紙器加工の後工程を担当しています。また、コープ印刷が農協関係の販売窓口となり、メディアプレス瀬戸内は新聞印刷を、メディア発送は新聞の発送梱包作業を、ユニマツク・アドは広告制作をそれぞれ行っています。

次に、洋紙・板紙販売関連事業では、洋紙や板紙の仕入れから在庫販売までをセキが手掛けています。

出版・広告代理関連事業では、エス・ピー・シーが企画・編集した書籍や雑誌をセキが製造し、エス・ピー・シーが販売するとともに、出版物に関連したイベント開催や広告掲載などの広告代理業も営んでいます。

美術館関連事業では、セキが企業イメージ向上と地域活性化を目的に美術館を設置し、その運営管理を関興産が行っています。

最後に、カタログ販売関連事業では、セキが事業所向けオフィス関連用品のカタログ商品販売を行い、こづつみ倶楽部が「ゆうパック」を利用した通信販売のカタログ制作を担当しています。

これらの事業を通じて、セキグループは印刷から販売、イベント運営まで、幅広いサービスを提供しています。

経営方針

セキグループは、市場構造の変革に対応し、経営の合理化と効率化を進めることで、収益性の高い企業体質の構築と持続的な成長を目指しています。同社は中・長期計画「Next200」を策定し、2025年度には売上高150億円、営業利益7億5千万円、売上高営業利益率5%、EBITDA12億円を、2035年度には売上高200億円、営業利益10億円、売上高営業利益率5%、EBITDA16億円を目標としています。

品質の安定確保に向け、セキは「Japan Color認証制度」による認証を取得し、精度の高い印刷色の再現性に努めています。また、環境保護と環境負荷の低減に注力し、「ISO14001」の取り組みを継続し、「FSC認証紙」の取り扱いや「DBJ環境格付」の更新など、環境に配慮した持続可能な社会形成に貢献しています。

情報セキュリティにも力を入れており、情報セキュリティ委員会の組織化や最高情報責任者(CISO)の設置を通じ、IT全般の最適化と情報セキュリティの強化を推進しています。個人情報保護に関しても、JIS Q 15001(プライバシーマーク)に基づく厳正な管理と保護に努めています。

これらの取り組みを通じて、セキグループは多岐にわたる事業セグメントでのサービス提供を強化し、中期経営計画「Next200」の目標達成に向けて全社一丸となって取り組んでいます。