リコーJP:7752

時価総額
¥7888億
PER
14.1倍
デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズ、Smart Vision事業などを展開する企業。

事業内容

リコーは、デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズ、その他の事業セグメントを展開しています。これらのセグメントを通じて、開発、生産、販売、サービスを行っています。

デジタルサービスセグメントでは、オフィス向け複合機やプリンター、スキャナーの販売・保守サービスを提供しています。また、プロセスオートメーションやITサービスを通じて、顧客のワークフローの変革を支援しています。

デジタルプロダクツセグメントでは、オフィス向け複合機やプリンター、スキャナーの開発・生産を行っています。これにより、デジタルコミュニケーションを支えるエッジデバイスの提供を目指しています。

グラフィックコミュニケーションズセグメントには、商用印刷と産業印刷の事業があります。商用印刷では、多品種少量印刷に対応するデジタル印刷製品を提供し、産業印刷では多様な印刷を可能にする産業用プリンターを製造・販売しています。

インダストリアルソリューションズセグメントでは、サーマル事業と産業プロダクツ事業を展開しています。サーマル事業では、サーマルペーパーや熱転写リボンを製造・販売し、産業プロダクツ事業では光学技術を活かした産業設備を提供しています。

その他のセグメントには、360度カメラを活用したSmart Vision事業や新規事業があります。これにより、不動産や建設現場のデジタル化を支援し、社会課題に対応するソリューションを提供しています。

経営方針

リコーは、2023年4月から始まる第21次中期経営戦略を発表し、「“はたらく”に歓びを」を実現するための中長期目標を掲げています。同社は「デジタルサービスの会社」として、働く人の創造力を支え、ワークプレイスを変革するサービスを提供することを目指しています。

リコーは、プロセスオートメーション、ワークプレイスエクスペリエンス、ITサービスの3つの領域に注力しています。これにより、働く人をタスクから解放し、創造性を高める環境を提供することを目指しています。グローバルな顧客基盤と自社の強みを活かし、ワークプレイスサービスプロバイダーとして価値を創造します。

ESGの取り組みも重視しており、「ESGグローバルトップ企業」を目指しています。リコーは、社会課題解決と経営基盤強化の7つのマテリアリティに取り組み、16のESG目標を設定しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を図ります。

リコーの成長戦略は、地域戦略の強化、現場・社会領域での収益の柱構築、グローバル人材の活躍を基本方針としています。特に、デジタルサービスの拡大を通じて、商用印刷事業などでの収益増を目指しています。人的資本戦略を通じて、社員の能力を最大限に活用します。

企業価値向上プロジェクトでは、収益構造の変革を進めています。具体的には、本社改革、事業の選択と集中、オフィスプリンティング事業の構造改革、オフィスサービス事業の利益成長を加速させる取り組みを行っています。これにより、デジタルサービスの会社としての成長を実現します。

リコーは、資本政策を通じて株主価値と企業価値の最大化を目指しています。資本コストを上回るリターンを創出し、ROICや市場性を基に事業ポートフォリオを管理しています。これにより、持続的な成長と収益性の向上を図ります。